永井豪記念館
『マジンガーZ』『キューティーハニー』の作者 永井豪が輪島出身なので、記念館があるのです。
輪島の商店街、朝市をやっている真っただ中にあるので、休日の午前中に行くと魚介類を売る露店に囲まれて磯の香りが漂っております。美味しそうだけれど観光地価格なので、あんまり安くないってのがネックですね(小並)
入館料は520円。この入口エリアは撮影可能になっています。
中央に陣取るのは巨大なマジンガーZくん。すでにデカいですが、本物はこれの9倍あるそうです。身長10mということになりますが、ウルトラマンは40mなので戦ったらたぶん負けます。
この部屋の奥にもう1つ展示室がありまして、そこでは各作品の原画・キャラのプラモデル・マジンガーZの大きな模型がまたあります(写真は不可)。
さらに建物の入口にも居たんですよね、マジンガーZくん。合計3体で営業活動。
頭を叩くと水木一郎が「ゼェェェットォォォ!!」と絶叫する、なんてギミックはありませんでした。残念。実装したら子供のおもちゃにされて朝市の平穏が乱されること間違いなし。
他の作品は模型にしないのかと思ったのですが、作品群をみて「あっ(察し)」となりました。漫画博物館のはずが、熱海の秘宝館みたいな扱いになってしまう。
永井豪の作品がすべて電子書籍で収録されているタブレットが館内にあったので幾つか見たのですが、まぁ登場キャラが脱ぐわ脱ぐわ。キューティーハニーもお色気シーンがバンバンありまして、これで少年期に性癖が定められてしまった紳士が多数いることは想像に難くありません。アニメではモザイクでも掛けているのだろうか。
これもキューティーハニーのスピンオフ?的な作品らしいですが、もうタイトルの時点でまずいですよ!
シリーズ連載は70年代~90年代なので、昭和のお色気ギャグの雰囲気が色濃いんでしょうね。志村けんのバカ殿だって、地上波で女性の胸部を流しまくっていたわけだし。そういう時代だったのです(議論を終わらせる)
永井豪本人の写真も展示されていましたが、、あぁもうこいつはダメだ(確信)。
フランス政府から芸術文化勲章を贈られているそうです。村上隆の作品展をベルサイユ宮殿で行うようなお国ですから、きっとアートの定義が寛大なのでしょう。
お色気おバカ作品だけでなく、シリアスなものもあります。映画の評判が抜群なデビルマンが有名ですね。聞いた話だと、原作では終盤でヒロインが首ちょんぱされるというPTSD発症案件があるらしい。こわいけれど興味深い。
あとこれはキューティーハニーとかでも当てはまるのですが、わりと人体や首がばっさり斬られる暴力描写があって驚きました(グロというほどではない)。変に読者に配慮するでなく、率直な表現がされていた時代なんですかね。まぁお色気シーンは読者サービスなのかもしれんが。
展示室×2で、そこまで時間の掛からない施設でした。
おしまい
【滞在時間】30分
【混雑度】★★(他に数人)
【URL】