山梨ジュエリーミュージアム
国内ジュエリー生産量2割を誇るという山梨県。甲府駅近くにジュエリーに特化したミュージアムがあります。オシャレでお上品な時間を過ごしたい方にどうぞ。
概要
甲府駅南口から徒歩10分。山梨県庁の防災新館1Fに入居しています。役所かいな!
入場料は無料です。地下駐車場も1時間300円で使えますが、ミュージアムの受付に申し出れば最初の1時間は無料になるそうです。
展示 山梨ジュエリーの歴史と作品の数々
館内は撮影禁止エリアもあるので、別の施設で撮った画像もイメージとして貼っています。
(画像はイメージ)
展示室の序盤は山梨県でのジュエリー産業興隆の歴史&原石の紹介になっています。
山に包囲されている盆地県ですが、特に北東の山岳地帯「秩父多摩甲斐国立公園」あたりで水晶が大量に取れたので、原石研磨や貴金属工芸の技術が古代から発展していたそうです。
明治時代に西洋の影響で装身具が流行ると、このビッグウェーブに乗っかって一大産業となりましたとさ。今でも国内ジュエリー業者の3割が山梨におります。
(原石にお触りできます)
しかし明治~昭和で水晶とりすぎてしまって、もう枯渇したそうです。ご利用は計画的に。なのでブラジルなどから輸入してます。
バブルがはじけるまでは調子よかったですが、この調査によると1990年には3兆円あった国内市場規模が現在は1兆円を切っており、1/3にまで縮小してしまったのだ。やべーよやべーよ。
というわけで山梨県も本腰入れて山梨ブランドの確率と展開に取り組んでますとさ。
展示室を進むと、身に着けるジュエリーや置物、目が飛び出る位お高そうな鑑賞品まで、県内・国内デザイナーによる様々な作品が並んでおります。
ジュエリー製作の実演や体験工房
(画像は公式HPから https://www.pref.yamanashi.jp/yjm/)
なんと土日祝日には職人さんが館内で製作作業をしており、間近で見ることができるのです。鋭利な機材で石を削っていくので、指を切らないか見ている方がハラハラする。
製作過程のビデオ放映もされているので、生放送が怖い方はそちらを見ると、安心できると思います。
(画像は公式HPから 山梨ジュエリーミュージアム/体験プログラム)
体験工房も土日祝日にやってます。基本は予約優先。まぁ団体でも入っていない限り、空いてそうな感じはしましたけどね。
ストラップを作ったり宝石研磨したり、1,000円程度です(所要30分~1時間)。
なお1回9,000円のガチコースもあるので、中国人富裕層の方はぜひお申し込みください。
お土産売り場(買えるとは言っていない)
という山梨県ジュエリー産業の頑張りを見てきたので、私も一つくらい買って貢献しようとしたんですけどね、お土産売り場で値段見たら凄まじい額だった。60万!
絶対に庶民には買えないお土産売り場である。ジュエリー産業の未来は中国人富裕層の手にかかっているのであった。
(※ 安い価格帯の商品もあります)
おしまい
【滞在時間】60分
【混雑度】★★★(館内にちらほら。混雑とは言えない程度)
【URL】