ぶどうの早川園(ぶどう狩り)
夏だ!海だ!ブドウだ!
という風には普通ならないと思うのだが、意外とブドウは8月から旬を迎える品種がある。
善光寺駅からだと徒歩10分弱。
奥まった山の中にあるのかと思いきや、交通量が少なくはない道路沿いを歩いていると、突然ぽんと現れる。
とりあえず到着したら、目の前に見える受付にてブドウ狩りをしたい旨を伝えればよい。
ベテランっぽいガイドさんが登場してスタート。
びっしりブドウに覆いつくされた空。
早川園の特徴は、世界中から集めた品種40以上が育てられていて、お馴染みのものから珍しいブツまで様々に取り揃えているところ。
とはいえ旬はそれぞれ違うので、一度に40品種全てを食べられるわけではないですが。
あと他のブドウ園はどうか知らないのだが、ここは食べ放題・取り放題ではなく、ガイドさんの指示に従って一定量のブドウを狩るシステムになっている。
品種数が多いので、客が自由にやると何を取っていいか分からず彷徨い続けてしまうから、食べごろのブドウを案内してくれるのだ。
大食い選手権は出来ませんが、後で分かるように十分なボリュームを貰えるので、ブドウジャンキーとか飢餓状態以外の人は特に心配しなくてよい。
ひと房まるまる狩り取るのかと思っていたのだけれど、そうではなく数粒だけ切り取って持っていく。
いろんな種類のブドウを楽しむためである。
切り取りチュートリアルとして、まずはブラックビートとシャインマスカットの2種を数粒ずつ取ります。
次は実践編で、ブドウ棚に実っているものから、ガイドさんお勧めのを切り取っていく。
狩っている瞬間の写真を撮るべきだったんですけどね、やるのに夢中で忘れていました。めんごめんご。あとは自分の目で確かめよう(90年代の攻略本)
しかし思ったより形も味も多様だ。
上の写真に写っているのは「マニキュアフィンガー」という品種で、指のように細長い形状をしており、果実は硬めでカリっとした食感が楽しめる。
狩る時間はせいぜい10分程度。10種類弱のブドウを取ったかな。
その場で食べられるよう洗って盛り付けてもらえるので、それまで机について待ちましょう。
ガイドさん曰く「スイカ風味のもあるし、紅茶風味のもあるし、ミルキーはママの味ってのもある」。 最後テキトーなこと言ってんなぁと思ったら、本当に”ミルキー風味のブドウ”があるそうな。リッシバーバという品種がそれらしいが、今回は旬じゃなかったのか食べられなかった。またそのうち。
番号札代わりです。
そういや狩っている時はガイドのおっちゃんが食べごろのブドウを吟味しつつ進んでいたのだけれど。
ひと房切り取って味見→「あ、これイマイチだな」と、その房ごと園の隅っこの方にブン投げて捨てていて、豪快過ぎて笑ってしまった。
やってきました。2名で参加したので、盛り付けも2名分です。
さあ食べよう・・の前に、係員さんからの料金請求。
目の前にブドウ出されて手を出しかけた瞬間だから払わないわけにはいかないわな。タイミングが完璧すぎる。
1人総額900円でした。
狩ったブドウの重量で金額が決まるそうだが、だいたいそれ位の金額になるようガイドさんは案内をしている模様。
しかしここで問題。このように盛り付けられてしまうと、一体どれがどの品種なのかサッパリ分からないのだ。
狩っている間は一応品種の説明もあったのだが、既に頭から抜けおちて「全部うまい」になっている。アホの子か。
ちなみに私は皮むくの面倒なのでそのまま食べていたが、普通にいける。むしろパリッとした薄い皮がジューシーな実と相まって良い食感になっていた。
種も殆ど無かったかな。
狩っている間はスイスイ取ってしまうけれど、いざ食べると量が結構多かった。
ぜんぶ食べきれない場合でもお持ち帰り用タッパーがあるので利用しよう。
狩ったもの以外にも欲しいブドウがあるときは、係員さんに言えば別途料金で対応してもらえるんじゃないかな。
気に入った品種があれば房ごとお買い求めしてどうぞ。どの品種なのか覚えていればの話ですが(失念者談)
ガイドさんに訊いたところ、9月~10月くらいが最も旬なブドウ品種の多い時期らしい。
その時に行けば、もっと様々な品種を食べられたかもしれませんね。
混んでるかもしれないけれど。
おしまい
【交通手段】善光寺駅から徒歩10分
【料金】900円前後
【混雑度】★★★(ちらほら)
【滞在時間】40分(狩り+飲食)
【URL】