烏川渓谷緑地
森の中をたらんこたらんこ歩きたいという時に烏川渓谷緑地はなかなか良いかもしれない。長野県が整備した公園で、林の中や川沿いを散歩できるコースが作られています。
何が良いって、人があまりいないことだ。土曜の午後3時くらいに行ったが、私のほかに客は3人しかいなかった。地元の人のウォーキングコースと化している。
場所は安曇野市の穂高。最寄りは穂高駅だけれど、公共交通は無いので駅前でレンタサイクルするか、車で来るしかないですね。
入り口は3か所あって、それぞれ駐車スペースは10台分もない程度だったかな。まぁ満車になることは滅多にないとは思う。私はもっとも手前側(須砂渡)の入り口から入りました。
この公園、「水辺エリア」と「森林エリア」の2つがあるんですけど、私は「水辺エリア」に来ております。森林エリアは森だけで川要素が無さそうだが、水辺エリアは両方あるので。
橋を渡って散策路に進入だ。入場料は無料です。
人の気配が全く無いのは、すぐ隣に「国営アルプスあづみの公園」がある影響もあります。規模は圧倒的にあちらの方が大きいし花畑もたくさんあるので、観光客はそっちに流れますね。
なので余計こちらはローカルユーザー向けと言ったところか。犬の散歩してる人いたしな。
11月は紅葉のシーズンということで木々も色とりどりに変身しており、涼しい気候も相まって清々しい気分である。この分だと夏もさほど暑くなさそうですね。冬についてはあまり触れないほうが良い(極寒)
園内は基本的にアスファルト舗装されていて歩きやすいが、ところどころ砂利道になっている部分もあります。砂利は砂利で森っぽくはある。
園内の真ん中を流れているのは烏川。”鳥”じゃありません。”烏”です。群馬県にも烏川ってありますが、あれとは別人である。
この烏川、東の方へ進んでいくと「乳房川」と合流する。その乳房川の上流には乳川(ちがわ)という河川もあるのだ。田舎だから変な名前つけてもバレないとか思ったのだろうか。安曇野市の教育委員会は猛省したほうが良い。ちなみに乳首川とか乳輪川はありません。
歩き始めて10分程で、園の中央部分に到着。ここには公園の管理事務所があり、トイレ&自販機ゾーンとなっています。
館内には小さな展示室もあって、虫とか葉っぱの標本を置いている、
展示室は最初入るつもり無かったのだが、外から覗いたときにこの子が見えたのでつい入館してしまった。ちょっと目つきがいかついズーミンですね。標本と一緒に吊るされてるから、ご不満なのかもしれない。
番組の方は終わってしまったので、ぬいぐるみも非売品になったと思う。この公園に居るどんな生き物よりも貴重な種になった可能性が微レ存?
管理事務所の脇には水辺があります。入って水遊びもできるようです。夏は。
北アルプスの山々の雪解け水とかが源流のようなので、水は澄んで綺麗であります。
綺麗な水を見た後に、なんだか汚い沼が出てきたなと思ったら、ビオトープだそうです。草ぼうぼうで木も倒れておりますが。。生き物は汚れた険しい環境の方が繁栄できるのでしょうか。ボウフラとか。
道がグリーンになりました。ペンキで塗ったのではなくて、植物がアスファルトに繁茂しているのです。芝生のようだけれど、よく見るとどうもコケらしい。
ベンチの周りなんて緑一面だ。足で踏むとフワフワ感すらあった。コケの絨毯。物としては良いのだが、コケって名前を聞くとうーん(困惑)ってなりますね。
ただちょっとググってみると、コケは日本庭園でもよく使われており、海外のガーデニングでも取り入れられているそうな。意外と市民権があったのだ。コケコケー。
と言っている間に、園の端っこまで来てしまいました。烏川の岩場を水流が良い感じの音を出しながら通過しております。あとはスタート地点に引き返して終わり。
実はさらに奥に須砂渡ダムがあるんですけど、そこへつながる道が工事中か何かで通行止めになっていました。公式HPに一言も書いてないがな。情報は足で稼げということですか。
おしまい
【交通手段】車。穂高駅から自転車7km
【入園料】無料
【滞在時間】40分
【混雑度】★★(他に2~3人)