神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

C級スポットを主に巡るブログです。C級スポットとは、「メジャーな観光地(A級スポット)・ちょっと変わった観光地(B級・珍スポ)ですらない、楽しめるかはその人次第の場所」という意味です。と言いつつ、普通の観光地にも行きます。地域別カテゴリは最下段から。

飯沼美術館

 

安曇野市にある飯沼美術館の辺りに来てみた。

 

・・のだが、それらしい建物が無いよ。

合っているのか不安になってくる。

 

 

美術館の公式HPを見ると、「常念」という蕎麦屋に隣接しているらしい。

となると、この辺なのだが、美術館の文字は一切見えませんね。

 

 

ともかく蕎麦屋の敷地に行ってみるか。

なおこちらの駐車場は軽自動車専用になってますので、中型以上は手前にある駐車場に止めましょうね。

 

 

敷地に入ってみた。

とにかく広いなかに、何棟か建物が建っているが、一見すると全部民家に見えるのでどれに入るべきか困惑。

 

 

蕎麦屋はこちらのようだ。

江戸時代の農家をそのまま店舗にしているので、そもそもこれ民家じゃないのか不安になるが、時代の蓄積を感じさせる趣がある。

 

 

こちらが美術館部分。

・・やっぱり普通のプライベートな蔵にみえる。

 

 

看板は出ているな。

「真田家宝物」と書いてある。

しかし人が居る気配は無い。

 

 

勝手に入るのも何なので、いちおう店舗の方に顔を出して店の人にお伺いし、入館許可を貰う。

まぁ店の人の雰囲気だと「こちらの許可とか要らないから、勝手に見てっていいよ」的なノリであった。

 

 

さて内部。

入館料は無料です。

 

 

右側から見ていくか。

掛け軸が並んでいる。

 

 

さっそく達筆すぎて、何かいているのか分からんのだが、これは与謝野晶子の歌だそうな。

 

本人の筆かどうかはわからない。

だって資料解説とか一切無いんだもの。

与謝野晶子は近隣の松本や浅間温泉まで来ている記録があるから、安曇野まで足を延ばしていても不思議ではないが。

 

 

次の像は半人半鳥の「好声鳥」。

正式名称は「迦陵頻伽(かりょうびんが)」という。

 

極楽浄土に住んで、美しい声を出し、釈迦の法を説くと言われている伝説の鳥である。

像の製作者は石本武士と書いてあったが、検索すると安曇野在住の彫刻師であった。

つまり郷土資料?である。

 

 

しかし完全にアヘ顔なんですが。

自分の美声で酔っ払ったのかしら。

極楽浄土がこんな顔の人で埋め尽くされていたとしたら、私は別世界への転生でお願いします。

 

 

ぞろぞろ置かれていたヤカンというか茶釜と言うか。

とくに説明が無いので分からないけれど、ゴツゴツしたボリューム感と、よく見ると繊細に模様が施されていて高価格帯を思わせる。

 

 

ここから真田ゾーン。

と言っても、定番の幸村とか昌幸じゃなくて、江戸時代 松代藩の真田家の人々である。

 

この書画は、幸村の兄である真田信之から数えて10代目、真田幸民(ゆきもと)の手によるもの。

版籍奉還を迎えた、最後の松代藩主です。

 

 

真田松代藩の3代目 幸道の装束。

タイトルが「大事装束」と書いてあって、名前からして大事そうである(こなみ)

真田といえば「赤ヘル」ですけどね、ここでは白です。

 

 

大小の拵え。

絵柄として真田家の家紋 六文銭が描かれている。

 

三途の川の渡し賃が六文銭だそうで、この家紋は「命かけて戦いまっせ」的なことを言っているそうな。

つよいつよい。

 

 

巻物は8代目真田幸貫の。

この人は寛政の改革でお馴染み松平定信の息子で、真田家に養子入りして後継いでいます。

老中まで出世した有能官僚である。

 

 

その幸貫さんの長男 幸良の奥さんが嫁入り道具で持ってきたタンス。

郡山藩の柳沢家から嫁いできたので、柳沢家の家紋が描かれている。

柳沢吉保の子孫ね。

 

 

こっちは書画で登場した10代目幸民の奥方が、実家の島津家から持参したタンス。

丸に十字は島津家の紋章で、「2頭の龍が重なる姿を示した」など言われているが、龍を線1本で示しちゃ威厳なさ過ぎて可哀そうですね。

 

 

茶器にも真田家の紋章がもれなく記されています。

 

この土蔵は明治時代からあるということで、常念の先祖がコレクションした品だと思われる。

にしても山を越えた向こう側にある松代藩のグッズなんてよく集められましたねぇ。

よほどの真田ファン ガチ勢だったのだろう。

 

 

真田グッズのついでにというわけではありませんが、郷土グッズもありますので。

 

穂高の彫刻家 萩原碌山による手紙である。

説明はやっぱり一切無いので、どのタイミングの手紙かは分からん。

 

 

読めばお察し位できるかなと思ったけれど、そもそも読めないのであった。

楷書体で書いてクレメンス。

 

 

他にも郷土作品はありますが、時間の都合によりまとめてのご紹介です。

 

 

種田山頭火の歌と共に謎の生命体が描かれていますが。

これが安曇野市ゆるキャラですか(すっとぼけ)

 

 

椅子にはガイドブックや資料が幾らか置いてあったが、この美術館の展示に関するものは一つも無いのであった。

見て感じろ!ということです(きっぱり)

 

 

以上

 

 

【交通手段】穂高駅から徒歩25分

【入館料】無料

【滞在時間】20分

【混雑度】★(誰も居ない)

【URL】飯沼美術館