民音音楽博物館
組合活動の間に、バンド活動できるじゃない。
あれ、逆?
信濃町にある民音音楽博物館は、古今東西の様々な楽器を展示していて、それら珍しい楽器の演奏が見られたり、自分で触ったりできるのだ。
そんな楽しい博物館だが、運営は創価学会である。
そういえばこの辺、創価系の施設が集結している「学会村」でしたね。
私も現地に行くまで知らなかったわけですが、博物館の入り口前にあるこのスタンプラリーを見て「あっ(察し)」となったのでした。
創価文化センター・聖教新聞社など、学会関係の計5地点を回るもの。
全部集めたら池田大作先生のお言葉本くらいは貰えるのでしょうか。
もしくは「すべて集めるころには、あなたの心はもう学会なくして生きていけない」かもしれません。
ともかく入場無料なのは嬉しいことだし、館員さんも非常に礼儀正しくご案内してくれます。
宗教も規律と道義をもたらすという点では良薬ですからね、一線を越えなければ。
(画像はイメージです@浜松市楽器博物館)
館内は一部を除いて撮影禁止。
撮影できないゾーンから見ると、まず古今さまざまなピアノが10台ほど展示されていて、その演奏会が1時間に1回行われている。結構な頻度だ
所要時間は30分程度で、製造年代も見た目も音色も違うピアノの聴き比べができる面白い機会である。
演奏していた曲は子供でも分かるようなのからクラシックの有名どころまで。
ただ「母」みたいな名前の曲が1つ混じっていた。
あとで調べたら、学会歌で池田大作先生作詞の『母』って曲があるのよな・・
(画像はイメージです@オルゴール記念館すわのね)
撮影禁止ゾーンには、アンティークなオルゴールの部屋もあった。
10台ほどのディスクオルゴールや手回しオルゴールが置いてあって、1時間に1回演奏タイムがある。所要15分くらいだったかな。
音楽と一緒に踊りだすオートマタもあって、見ていても楽しい感じ。
ここでは学会歌のオルゴールは無かった・・と思う。
ここからは自分で楽器に触れるコーナーだ。撮影も可能。
さっきまで席に座らせられて黙って演奏聴いていたお子様たちが、溜まっていたものを爆発させるように楽器を手に取って振るなり叩くなりと大騒ぎである。
机の上には様々な国の民族楽器。
これはインドのグングルーという楽器・・だと思う。
お子様たちが机上の楽器を手にとってはあちらこちらに移動して、違うところに放って行ってしまうので、楽器が正しい位置に置いてあるのか確信がありませぬ。
グングルー(仮)、蛇の口に金属板を挟んでおり、民族モノらしい奇妙さである。
振ってリンリン鳴らすんだけど、このヘビさんお口をあまり開けてくれてないので、音もさほど鳴らないでござる。
ペルーのチャスチャス。これはググったらこの通りの楽器が出てきたので、合っているかと。
貝殻みたいなの付けてるなと思ったら、これアルパカの爪らしい。
突然、猟奇的になりました。
この楽器もシャンシャン振って鳴らしますが、その音は爪を剥がれたアルパカの恨みの悲鳴にも聞こえなくはないとか・・(適当)
喜んであちらこちらの楽器をお触りしているのだが、触れない楽器が一部あるので気を付けよう。
それまでの勢いで思いっきり手づかみしそうだった。
トリニダードトバゴのスチールドラムは「アコースティック楽器としては20世紀最大の発明」などと言われている。
金属ボウルにしか見えないが、特定の場所をたたくと、ちゃんとドレミファ鳴るという細かい設計がなされている。
問題なのは、叩く場所が音階順になっていないことだ。
ドの横がソだったり、レの横がラだったりして凄まじく混乱する。
見た目堅そうだが、意外とスペランカー体質であっさり壊れるので気を付けよう。
最後にザイロフォンもしくはバラフォンという木琴もどき。
アフリカ西部や南部で演奏されている。
ただの木琴かと思ったら、下にヒョウタンが敷いてあって、これが音を反響させる仕組み。
演奏風景も映像で流れているのだが、この人ザイロフォンをかなり強い勢いでバコバコ叩いて鳴らしていて、壊れるんじゃないかとひやひやした。
展示されているザイロフォンで同じことやったら速攻で壊れる気がするし、壊した瞬間に学会の怖いお兄さんが登場し囲まれて「お前をザイロフォンにしてやろうか」と別室にご案内されるかもしれない。
見るだけのコーナーもいくらかありましたとさ。
おしまい。
楽器博物館としては大きすぎず、いい感じの規模じゃないですかね。
この系統を気に入った方は、浜松市の楽器博物館が最大級なので、ぜひ。
以上
【交通手段】信濃町駅から徒歩5分
【入館料】無料
【混雑度】★★★(ちらほら)
【滞在時間】90分
【URL】