C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。車が無いので公共交通機関利用で粘っております。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

村内美術館(家具と絵画のコラボ)

これなんだと思いますか。アフリカの楽器?キノコ?

正解は椅子でした。分かるか!どうやって座るねん。

そんな面白い椅子やゴージャスな家具を、絵画と一緒に展示している不思議な美術館です。

 

 

 概要・アクセス・入館料

概要

村内美術館は、八王子の家具店である村内ファニチャーアクセスが運営しています。

もとは会長が蒐集した西洋画を展示する小さい美術館だったそうですが、世界の名作家具や椅子まで集めだし、「日本初の家具と絵画のコラボレーション」という強烈な個性を獲得しました。それコラボできるものなの?

 

アクセス

八王子駅北口から無料シャトルバスが出ています。予約は不要です。バス停の位置は公式HPに載ってます。

1時間に1~2本出ているので、満席で乗車できないなんて事態はまず無いかと思います。乗車時間は15分程度。

美術館は建物の最奥部、階段を上ったところにあります。建物自体は思いっきり村内家具店ですので、ショップ部分を突っ切ってくることになります。

ちょっとでも周辺の家具に興味を示すような素振りを見せたら、セールスの方に捕まってしまうのではないかとヒヤヒヤしながら来たのは内緒です(意識過剰)

 

入館料

600円です。

 

展示1 おもしろ椅子の数々

展示室は前半部分が家具&椅子、後半は芸術品がメインです。

家具&椅子ゾーンは撮影可能です。椅子は座って良いものとダメなものがありますので、座っていいものはどんどん座って元を取りましょう(?)

デンマークスコットランド出身の世界的デザイナーが製作したもので、スタイリッシュでおしゃれな作品が並んでおります。やはり家具は北欧なんでしょうか。

まぁしかしデザインが面白い=座りやすいかどうかは別問題な気がしますな、背もたれ痛そう(KY発言)

冒頭にも貼った、ノルウェーのデザイナーであるオプスヴィック氏による作品。「自由な使い方を受け入れてもらいたい」というメッセージを込めて、製作期間はなんと20年も掛ったそうな。

なお本人推奨の座り方はこれだそうです。・・どう考えたって落ち着かないでしょう。うたた寝しようもんなら滑り落ち、各部位にパチンコ玉のように顔をぶつけながら床まで転落すると思う。自由と死は隣りあわせなんですね(遠い目)

美術館入場口の外にあったものですが、巨大なジャイアントロッキングチェアです。

右に置いてある普通のサイズの椅子と比べると、どれだけ巨大かが分かります。たぶん3人くらい載せられると思う。

世界に10脚しか無いそうだ。むしろなぜ10脚も作ったのか・・

世界遺産登録で話題になったル・コルビジェは椅子もデザインしていたようです。背もたれがリクライニングする仕組みになっています。

あれ、意外と人間にやさしい仕様ですね。建築家は見た目の良さだけでなく、使い勝手も考えるということでしょうか。いや、デザイナーもそうだと思うのだが。

おもしろ作品が立ち並ぶ中で、どうみても普通な椅子も登場します。しかしこれ、ニューヨーク近代美術館の収蔵品らしい。デパートのレストランの待機列に置いてありそうだが。

蒸気で木を柔らかくしてカーブを作り出している点が重要だそうです。以上です。

 

展示2 ゴージャス家具と芸術作品

椅子の次は家具の名作劇場です。こちらは面白というより、壮麗で豪華な作品が並んでおります。残念ながら座ることはできません。庶民には手が届かないのです。

和風の家具もあります。3つのタンスは会津の良質な桐を使用し、職人が10年かけて完成させた最高級品です。婚礼用だそうですが、こんなの持ち込まれたら相手の家が恐れおののいてしまう。私はニトリIKEAにしておきます。

ゴージャスな婚礼道具には、ゴージャスな屏風もセットでどうぞ。見ていてこんなに落ち着かない屏風もなかなか無いと思いますが。

あとは芸術作品になります。撮影不可のものが殆どですが、数点はOKです。

絵画がメインだけれども、エミール・ガレの花瓶がありました。

ルノワール『ガブリエルとジャン』。この絵は館内に無いですが、似たテーマのものはあります)

西洋画はミレーやルノワール、キスリングといった近代画家が並んでいました。風景画や日常の一コマを切り取った作品が多めでしたね。

ゆっくり鑑賞できるよう、展示ゾーンにはソファが置かれています。座り心地がとても良いです、さすが家具店。さっき見てきたヘンテコ椅子たちとはわけが違います。

(マナブ 間部『夢No.2』)

一方で日本人画家の作品は・・先ほどまでのゆったりした雰囲気とは一転してアバンギャルド感が満載です。どうしてこうなった・・。他には智内兄助・池田茂雄といった面々の絵画がありました。

  

というわけで、面白イスと牧歌的な西洋絵画と奇抜系日本絵画が並んでいる美術館でした。美術館が得意でなくとも、変わった家具を見たい方は楽しめると思います。

あとなぜか出口のところに、巨人の原監督のサイン色紙や松井秀喜のバットが置かれていました。阪神ファンの方はここで突然ストレス急上昇して脳溢血する恐れがありますので気を付けよう。

 

おしまい

 

【滞在時間】60分

【混雑度】★★(他に数人)

【URL】村内美術館 | 家具と絵画のコラボレーション