神奈川Cスポ探索日記

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てるてる坊主の館(浅原六朗文学記念館)

 

 

童謡『てるてる坊主』の作詞者が池田町出身なので、記念館があるのです。

信濃松川駅から徒歩25分。駅前の「セピア安曇野」という観光案内所でレンタサイクル(電動あり)もやっているので、借りても良いかもしれませんね。

自転車なら10分で来られるかな。

 

入場料は無料です。

しかしまず注意事項なのだが、入り口のドアがかなり建付け悪く、力入れて押さないとなかなか動きません。

一瞬「閉館してるのか?」と思ったりしますが、営業日にはちゃんと開いてますので安心しよう。

 

 

 

中は意外と清潔で新しさすら感じたりするよ(失礼)

『てるてる坊主』の歌と解説が館内放送でながれております。

 

 

作詞者はこの人。

原六朗ペンネームは浅原鏡村。このとき26歳。

目つきが鋭く新進気鋭の作家って感じがするが、髪の毛はこの齢にして後進しだしているのがおそらく本人の悩み。

 

早稲田の英文科を卒業して出版社に就職し、自分が担当している雑誌にて1921年『てるてる坊主』を発表した。

2年後に作曲家 中山晋平(シャボン玉など作品多数)により曲が付けられてヒット、日本を代表する童謡となる。

 

tenki.jp

 

歌詞は当初4番まであったのだが、この記事によると作曲者の中山晋平がそのうち1番をバッサリ斬り落として、今の形になったそうな。

そして浅原六朗、こんなヒット曲の作詞をしておきながら、その後ひとつも童謡を手掛けておらず、このあとは小説をメインとしている。

 

あれ、もしかして歌詞カットされたの嫌だった?

作曲者やレコード会社とか、童謡には色んな人の目や手が入り、自由度は小説よりも制限されそうである。だから童謡まったくやらなくなったのかしら。

きっと彼は童謡だけに動y(これもカット)

 

  

小説の執筆原稿は館内に結構あるんですけどね、肝心のてるてる坊主関係が無かった気がする。

 

 

書簡もめっちゃ残していて物持ちの良さがわかる。

でも、てるてる坊主は無いっすね。もしあったら展示されていることだろう。

 

というわけで、私は「浅原六朗、てるてる坊主トラウマだった説」を勝手に唱えたいと思います(適当)

 

 

そんな浅原先生の気持ちに合っているかどうかは分かりませんが、童謡『てるてる坊主』は大人気になったので、てるてる自体は今日でも各地で作られておりますね。

 

ついにギネス挑戦までする強者も現れて、池田町内の中学校が2015年に校内に11,744個ものてるてる坊主を飾って、記録認定されている。そんな人海戦術やるには学校で学徒動員するしかないわな。

しかし11,744個飾った次の日に雨なんて降ろうものなら、翌日にはロベスピエールも真っ青のギロチン政治が敷かれることになったであろう。

 

 

館内の全景図なのだが、建物自体が傘っぽくなっているのお分かりですかね。

天井とか特に。

てるてる坊主の世界観、もとい雨の表現。

 

 

天井付近には鈴が付いている。

1番の歌詞に「晴れたら金の鈴あげよ」とあるので、その再現です。

けっこう細かい展示しますな。

 

 

2Fへの階段には、地元のお子様たちが作ったと思われるてるてる坊主がずらーっと。

どうみても違う人形やクリスマスっぽい装飾が紛れ込んでいたりしますが、まぁ晴れりゃ良いのさ晴れれば(成果偏重の大人)

 

 

2Fにもビッシリ展開されていますね。

 

 

てるてる坊主を作詞したのち、本業として書かれた小説たち。

悲しいかな浅原六朗くんの今日での知名度は相当低く、殆ど絶版になっているようです。全集としてなら纏められていますが文庫本と違って気安く買える値段ではないので、図書館で探すのがベターであろう。

 

私は全集で『或る自殺階級者』という短編を読んだけれど、「あらゆる理想が叶わず絶望しているが、かといって華々しく自殺するほど活力もない中間階級のやるせなさ」というような内容で、『てるてる坊主』の歌詞とは真反対のどんより感に満ちているので、お子様に読みきかせる際は気を付けよう。

 

 

あとアルマジロがぽつんと置かれていたのだけれど「寄贈 浅原六朗先生」と書いてあった。

浅原先生、てるてる坊主よりアルマジロのほうが好きだったんでしょうか。

 

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最後に、池田町ではてるてる坊主を盛り上げるべくキャラクターも作っております。

Facebookページがあるのだが、最終更新が2014年となっている。

町おこしキャラ放置状態はまずいですよ!

 

おしまい

 

【交通手段】信濃松川駅から徒歩25分

【入館料】無料

【混雑度】★(だれもいない)

【滞在時間】30分

【URL】てるてる坊主の館(浅原六朗文学記念館)

 

 

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