神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

旅行ブログです。地域別カテゴリは最下段から。

鵜原理想郷

 

千葉県勝浦市鵜原に理想郷がある。

ちょろっとしたハイキングコースだ、しかしずいぶん大層な名前だなぁ。

私もアッラージーザスを見習って理想に殉じてきますかね。

 

 

外房線鵜原駅から徒歩で10分ほど。

明治~大正時代頃、この辺りは都会に近いリゾート地として人気があり、政治家連中が別荘を所有して園遊会とか催していたんだと。

今じゃそんな雰囲気を全く感じさせない、閑散とした漁村。

電車も1時間に1本だしなぁ、まぁ1本あればマシな方か。

 

 

トンネルをくぐり抜けていきます。

さっそく鬱蒼としていますが、大丈夫かね。

 

 

 

トンネルを抜けた先には、鵜原館という老舗の温泉旅館がある。

旅館に泊まったかどうかは知らないが、かつては与謝野晶子なども鵜原を訪れて1か月ほども滞在している。

その間に76首もの歌を作ったそうな。

1日に1作~2作って随分なハイペースだが、卵みたいにポコポコ出来るもんなんですかね。

 

 

理想郷ハイキングコース、ここからスタートの様です。

右側の舗装されている道路は、鵜原館の駐車場です。

宿泊者以外は停めちゃだめなので、ズルをせず車は下に駐車して、歩いてきましょうね。

 

 

また陰鬱としたトンネルを歩かせるもんですねぇ。

 

 

暗い。

理想郷では無くて地獄に行くかのようだ。

 

 

トンネルを抜けても、モアっとしている感じである。

雨上がりに行ったので、ぬかるむ地面と、ジメっとした空気を放つ植物たち。

そもそも雨上がりに来るほうが悪い(戒め)

 

 

こんな天気だから客なんて他に居ないだろうと思ったら、途中で何組かと行き会った。

意外と人が居るもんなんだなぁ。

そりゃGWですけれども。

 

 

途中にあった看板。

 

・・余計なリアクションをすると疲れるから、やめておこう。

 

 

おっと、分かれ道に出たぞ。

左に行くと「手弱女平」、右は「黄昏の丘」へ続くそうだ。

 

 

こちらには真面目な立札が出ているが、鵜原理想郷は国定公園なんだな。

環境省が自然保護を目的に定めた公園で、管理は地方自治体に委ねているものである。

 

これ以外にも「国立公園」と「国営公園」があって、前者は国定公園と同様に自然公園法に基づいており、国定公園の強化版として国が管理するもの。

自然保護が目的なので立ち入り区域や動植物採取に強い制限が掛かっていたりする。

 

後者は”遊べる公園”であり、ひたち海浜公園とか分かりやすい。

都市公園法に基づいており、こっちは国交省の管轄。

 

面倒な分類わけである。

 

 

黄昏たくなったので、黄昏の丘に先に向かうことにします。

まだ午前中だけど。

 

 

道はさほどアップダウンは無く、平坦である。

 

 

道端にこんな門扉があったんだが。

「私有地につき立ち入り禁止」と言われても、門の向こう側は崖であるので、突き進んだらリアル理想郷に飛ばされてしまうであろう。

 

 

そういえば鵜原には三島由紀夫も来ていて、『岬にての物語』という短編を書いている。

11歳の主人公(三島)が、若い男女の投身自殺を目撃するという案の定ろくでもない話である。やっぱり三島って最高だな(錯乱)

 

 

 

マップが出現したぞ。

 

 

あれ、このさき道が枝分かれしている。

意外とややこしい形をしておるな。

 

 

その枝分かれゾーンに到達。

最初は左手の「毛戸岬」にしようか。

 

 

ぬかるむ地面を進んでいくが、芝生がけっこう生えているので、水たまり回避ゾーンは確保されている。

 

 

岬まで到達していないのだが、もうここから海が見えるよ。

目的は達したな、帰るか(疲労

 

 

ということもなく、岬に着きました。

 

 

先端から見る風景。

 

海がよく見えますね、それ以外なにもないくらい。

「海以外は何もみたくない」という時には、ここが良いんじゃないでしょうか。

 

 

はいはい、次行きますよ。

白鳳岬および黄昏の丘の方面である。

 

 

左手におれます。

右に行ってもトイレがあるだけなのです。

 

 

さっきまで舗装されてた道が、また元通りになってしまった。

アスファルトはトイレ用なのか。

 

 

ユリちゃんというキャラだそうです。

南国感いっさい感じない天気の日に来てしまいました。

 

 

こちらが白鳳岬になります。

 

 

向こうに見えるのが、さっきまで居た毛戸岬です。

歩いて5分くらいしか離れていないが、意外と遠くに見える、気がする。

 

 

崖はこんな感じ。

三島の小説の登場人物も、こんなところから飛び降りたのだろうか。

さほど高さが無いので、上から死体がよく見えてしまうな。

 

 

岬の先端まで来たのだけれど、植物が割と高い位置まで伸びていて、なんも風景が見えないのであった。

ただの行き止まりである。

 

 

振り返ってみると、そこに黄昏の丘が。

 

 

頂上にあるテーブルには、柱の折れた跡?では無いと思うが、木の幹っぽいのが中心にある。

中を覗くとタバコが捨てられていた。

ポイ捨てはやめましょうね、ここは理想郷なのです。

 

 

鵜原の町、というより集落方面を見た図。

 

 

ふと下の方を見ると、いかつい建物が。

何の施設だ?

漁協関連かしら。

 

 

なお、さらに奥の方へも道は続いていて、明神岬なるところにたどり着けるそうですが、面倒なので行きませんでした(貧弱)

 

 

道を戻って、最初の分岐点まで帰り、「手弱女平」へ向かいます。

これ「たおやめだいら」と読むそうな。

 

 

また道の端に門扉があるんですが、なんなんでしょうね。

この辺に土地を持っているとしたら、老舗の鵜原館の関係者だろうか。

 

 

手弱女平に来ましたよっと。

こちらは結構広いスペースが広がっている。

 

 

広いので石柱なんぞも立っている。

墓では無くて、歌人かなにかの碑らしい。

与謝野晶子ではなかった、のでスルー。

 

 

縄文時代の遺跡もあるそうだが、この木柱が立っているだけで特に説明も無いので、これまたスルー。

 

 

岩がゴツゴツしている向こうに、何か見えるぞ。

 

 

観光地あるあるの「恋人たちの鐘」みたいなやつか。

理想郷で永遠の愛を誓う、文字面だけ見ると美しい。

 

 

鐘がある地点が一番高いのだが、そこから先ほど歩いていた崎方面を見る。

あれ、民家があるぞ?

あんなところで本当に生活しているのだろうか。

住所は「理想郷」かもしれない。

 

 

反対側を見ると、勝浦海中公園の塔が見える。

海の中まで塔が下りていて、海中の魚を見られるという施設。

ここから歩いて20分くらいかな。

 

 

というわけで理想郷めぐりおしまい。

これでアナタもニルヴァーナである。

 

帰りにまた看板みかけたが、ずらっと雛人形が並べられている。

これは2月末から3月3日にかけて毎年行われる雛祭イベントの一環らしい。

こんなに人形一列に並べてどうするのか分からんが、そこの風流なあなたはこれを見て和歌を76篇くらい考えてクレメンス。

 

 

あと理想郷内は道が幾らか分岐していて、間違えて民家に突入しうるケースもあるのだが、民家側もこのように防衛策をとっております。

少なくとも、これで便所と間違えて家宅侵入することは防げるから、いいね!

 

以上

 

【交通手段】鵜原駅から徒歩10分

【入場料】無料

【混雑度】★★(他に2~3人)

【滞在時間】40分

【URL】

www.city.katsuura.lg.jp