C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。車が無いので公共交通機関利用で粘っております。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

鵜原理想郷(千葉)

 

 なんと千葉県勝浦市鵜原という場所に理想郷があるのだ。

意外と近くにあったんだな、理想郷。滝に打たれたり念仏唱えたりラザロを復活させなくても行けるじゃないか。やったね。

 

本当のところは、ハイキングコースです。

大正時代のころ、鵜原の付近はリゾートして人気があり、政治家連中が別荘をニョキニョキ建ててバブリーな生活を送ってましたとさ。

今じゃそんな見る影もない、さみしい寒村と化してますけどねぇ。

 外房線鵜原駅から徒歩10分で来れます。

ただ鵜原駅は鈍行しか止まらず、本数は1時間に1本あれば良いってレベル。理想郷に行くにはやはり困難な道を抜けねばならぬのだろう(迫真) 

さっそく怪しげなトンネルをくぐり抜けていきます。 

 トンネルを抜けた先には、鵜原館という老舗の温泉旅館があります。敷地内に駐車場がありますが、停められるのは宿泊者だけです。

それ以外の方は、さっきのトンネルの前に駐車場があるので、そこに置いてきましょうね。

 理想郷への道を進みます。

また陰鬱としたトンネルが出てきた。 

 おお暗い。雨上がりの後にいったので湿気もあってジメジメしており、足元が怪しいでござる。

エスも処刑されてから復活するまでの3日間は墓の中に安置されていたそうなので、「理想郷に出る前は暗黒の世界を通る」という再現なのかもしれませんね(適当) 

 まぁトンネルを抜けても空気はむぁっとしているし、植物の匂いが立ち込めていてあまり変わりませんでした。雨上がりだし。 

こんな天気だから客なんて他に居ないだろうと思ったら、途中で何組かと行き会った。

意外に知名度はあるのかもしれないな。マツコの番組でやってたらしいし。

 二手に分かれる道が出てきました。

左に行くと手弱女平、右は黄昏の丘へ向かいます。なんとなく右から先にすることに。

 道を進んでいくと、脇に謎の門扉が登場した。ここから先は私有地なので立ち入り禁止、と書いてある。

理想郷って国定公園なんですけどね、そんなところに土地持ってるなんて、さっきの旅館関係の人なのかなぁ。 

ちなみに、門の向こう側はガケです。立ち入り禁止って言われなくても行かない、もとい行けませんがな。本当の理想郷に連れていかれるのは申し訳ないがNG。

 更なる分岐点が登場しました。

意外と枝分かれしてるんですね。疲れたくないんだけどな(老並)

分岐点にあるマップを見ると、けっこう枝分かれしておりますね。

今は右から2つ目の「毛戸岬」の付近に居ますので、そこから順に左へ行きますか。

 1分も歩けば毛戸岬に着きました。ちょっと広くなっていて休憩スペースな感じ。

 岬からは海がよく見えますね、それ以外なにもないくらい。

 

ところで理想郷って、三島由紀夫の小説の舞台になっているんですよ。

十数ページの短編だけれど、『岬にての物語』という作品です。

当時11歳の三島が家族に連れられて鵜原に遊びに来て、そこで出会った若い男女2人とかくれんぼをするストーリー。ぼくのなつやすみですかね。

(次の白鳳岬に向かっています)

まぁその若い男女2人は、崖から飛び降りて自殺するんですけどね。

やっぱり三島じゃないか。安心した(感覚麻痺)

とんだ11歳の夏休みである。

 

ちなみに「理想郷 心霊」とかで検索すると結構出てきますね。

もともと自殺スポットなのだろうか。「悩み事があったら相談して」「命の電話」といった看板は立ってませんでしたが。

 こちらが白鳳岬になります。

柵とか付いておらず飛び降りるのに手ごろな崖だし、人家は近くに無いから気づかれる心配もないし。照明は無いので夜は真っ暗だと思う。

近くに漁港があるので、朝になったらイワシと一緒に網に掛かってるかもしれません。ソーランソーラン。

 しかし岬の先端まで来てしまうと、意外と防護策が取られていた。胸元くらいの高さがある植物が生垣のように並んでいて、行く手を遮っているのである。

これならダイナミックJUMPERも防げますね。ただ視界も遮られてしまって、海がまったく見えませんけどね。

 白鳳の岬の近くに、黄昏の丘がありました。

景色を見るならあの上からの方がよさそうである。

 ハイキングコースはまだ西の方へ続いていて、明神岬という地点が終点になります。

が、その通り道となる山が鬱蒼としてそう&高くて疲れそうなので、ここで引き返しました(貧弱)

 さてさて最初の分岐点まで戻って、残った岬である手弱女平に向かっております。 

その道中に、また謎の門扉を発見した。表札まで出ているが、文字はかすれて読めない。向こう側には階段が続いていて、崖を下りていっている。

石垣もあり、まるで家の門扉。昔は崖の下に家でもあったのかね。

 手弱女平に到着しました。今までで一番広いスペースである。お弁当ゾーンに使えそう。晴れてれば。

 このゾーンでは雛人形をずらーっと並べるイベントが行われる。毎年2月~3月に開催される「ビッグひな祭り」の一環だそうな。

勝浦市では使われなくなった雛人形を受け入れてこの催事で使ったり、供養したりしているのです。

 

これは徳島県勝浦町との提携イベントなのだ。

もともとは観光資源に乏しい徳島 勝浦町が始めたもので、”勝浦”つながりで千葉の勝浦市・さらには和歌山県那智勝浦町もコラボし始めたというもの。

べつに勝浦市が人形師の多い街です、とかではないらしい。小浜市オバマの応援するのとあんま変わらん。まぁ人形の使い道が出来て良いんでないの。

 

www.sankei.com

 

なお徳島 勝浦町の雛祭りイベントが当たって以来、他の市町村もマネしだしたというので、勝浦町さんは激おこの模様です。

 丘の上には鐘が置いてあって、「恋人たちの聖地」的なサムシングを醸し出しています。

理想郷で永遠の愛を誓う、なんと美しい。そのあと飛び降りるのは、やめようね。

 鐘のところから海側を見ております。

あれ、民家があるぞ?あんなところで本当に生活しているのだろうか。それとも昔の別荘の名残だろうか。

あの家がAMAZON注文したら宅配員は涙目になるであろう。最寄りの道路まで徒歩15分はかかるのだ。冷蔵庫とか絶対に頼むなよ!ピザですらイヤだけど!

 

そんな感じでした。 

おしまい

 

【交通手段】鵜原駅から徒歩10分

【入場料】無料

【混雑度】★★(他に2~3人)

【滞在時間】40分

【URL】千葉県勝浦市 鵜原理想郷