神奈川Cスポ探索日記

Cスポット探索日記

観光地って言えるかどうか微妙なスポットを主に巡っています。市町村別カテゴリは最下段から。

東京臨海広域防災公園 そなエリア

 

江東区有明に、東京臨海広域防災公園がある。

関東周辺での巨大地震や災害に備えて、災害対策本部や医療施設・支援隊のベースキャンプとなる拠点として整備されている。

 

 

その公園内に「そなエリア」という、防災関連の教育・体験施設が存在する。

ゆりかもめ有明駅か、臨海線の国際展示場駅から徒歩すぐ。

 

 

 

行政施設とは思えない、ガラス張りのモダンっぷりである。

 

 

入館は無料です。

 

 

この施設の目玉が「東京直下72H」ツアー。

首都直下地震が発生してから72時間を生き残ろうという、体験学習である。

 

災害発生してから救助されるまで72時間が経過すると、生存率は大幅ダウンするという統計があるそうな。

だからせめてその72時間はしっかり生き残って、救出を待とうという考えである。

 

 

ツアーは30分に1本ペースでやっているようである。

時間が近くなったら、この辺で待機。

 

 

待ち時間の間に、周辺の展示を見る。

グッズが置いてあるな。

 

 

ポイントを貯めると貰えるらしい。

 

 

 

もらう方法。

ツアー参加で1p、ツアーでのクイズ満点で更に1pか。

 

つまり60pのピンバッチを貰うには、最低でも30回ツアーに参加しないといけないわけだ。

いったい誰がそんなにやるんですかね(真理)

 

 

 

時間になったので始まり。

前でガイドさんからの説明を聞く。

 

「これから首都直下地震が起こるので、ちゃんと生き残るように」とのこと(意訳)

 

 

エレベーターホールに移動する。

 

 

こんなタブレットが貸し出される。

道中クイズが出題されるので、回答しようというもの。

 

よし、そなえポイント1pのために頑張るか(棒)

 

 

なお、ここは10Fという設定らしい。

実際は1Fだけど。

 

 

わらわらとエレベーターに乗る参加者。

商業施設の10Fで映画を見終わって、これから外に出て帰るところというシナリオ。

 

 

ちょっと揺れて、暗転する。

首都直下地震が起こったらしい。

緊急ブザーや、外での叫び声が聞こえる(BGM)

 

 

 

暗くなったのでカメラの画像もぼやけますが、災害中なのでご容赦ください。

 

 

 

エレベーターから降りて、商業施設のなかを抜けていく。

暗いねぇ。

 

 

 

屋外に出ました。

てんやわんや。

 

 

被災地ゾーンの始まりだ。

 

 

まぁ派手にぶっ壊れてるなぁ。

 

 

ところどころに、白い四角を掲げたポールが立っており、あの四角にタブレットを向けると防災に関するクイズが出題される。

全部で5問ほど出たかと思うが、それらを解きつつ、被災現場を見ていくわけ。

 

 

妙に仕掛けが細かくて、かなり意外である。

この銀行名はギリギリアウトかな。

 

 

マンホールめっちゃ盛り上がってるな。

 

 

いくつかのお店が並んでいて、内部を覗くことができる。

 

 

美容室はハサミとか刃物系を多種扱うし、鏡もあるから、地震が起きるとかなり危険。

またカットやパーマの途中で避難する羽目になるので、とてもおもしろい髪型でその後しばらく過ごすことになるかもしれない。

 

災害には全く遭いたくないが、髪切ってるときは尚更イヤである。

 

 

 

ラーメン屋の上の換気扇。

 

 

突然ガタっと鳴って傾いた。

この真下に居たら死んでましたよ、というギミックであろうか。

 

一定時間たつと元の場所に戻り、またガタっと傾く。

いろいろ凝ってますねぇ(感心)

 

 

クイズは2択問題で、「エレベーターに乗ってるとき地震が起きたらどうする?」のような問い。

大人用と子供用の2種類があり、開始前にどちらか選ぶことになっている。

 

 

大型スクリーンでは被災の状況が放映されている。

 

 

 

おっと向こうでは火事。

 

 

 

民家がある。

 

 

この家は棚につっかえ棒をするなど地震対策をしていたので、さほど被害は無いようだ。

 

 

 

一方で隣の家はそういう備えをしていなかったので、ぐしゃぐしゃ。

おぉ、こわいこわい。

 

 

家にこんな感じでメッセージを書いておけば、家族の誰かが戻った時に役立つであろう。

 

 

クイズを全問解いて、被災地ゾーンの横にある映像シアターへ。

 

 

ここでも地震に関する映像を見ることができ、さきほどの暗く悲惨な被災地と合わせてお子様たちに災害の恐怖を刷り込むのであった。

そして実際に泣きだす子も居るのであった。

 

 

避難場所に到着だ。

たすかったぞー(小並)

 

 

ここでは、身近なもので作れる災害用グッズの紹介をしています。

 

 

ペットボトルはたくさん集めてまとめると、椅子や机代わりになる。

普通に座っても余裕の耐久力。

 

 

腕を折ってしまった人のために、ビニール袋で三角巾も作れる。

 

 

横腹を切って、そこに腕を通すだけ。

簡単である。

 

 

簡易トイレ。

 

 

こんな商品売ってるんだな。

 

 

便器の中にはラップが備え付けられている。

ブチかましたあとにボタンを押すと、ラップが自動で閉じて密閉する。

特殊なラップなので臭いを漏らさない、スグレモノである。

 

 

使用中かどうかも分かるようになっています。

 

 

 

そんなトイレはお高いし皆持っているとは限らないので、もっと簡易な商品もあります。

こちらは事後に自力で密封しないといけないので、臭いと戦いつつ頑張りましょう。

 

 

 

さらに簡易な方法もあります。

 

 

 

いちおうビニール袋には脱臭剤を入れてあるので、鼻が耐えられる可能性は微レ存?

 

 

 

下水に直接ぶち込むという最終手段もあるようだが、滑って自分自身がホールインワンしないよう気を付けないといけない。

 

 

(災害用歯磨きグッズ)

 

トイレ多めな展示になっているのは、小さいお子様(&お下劣な大きなお友達)の興味を引くためであるかもしれない。

まぁネタにしてしまったが、間違いなく大事な事である(キリッ)

 

 

 

避難所の体育館などで見るやつだ。

 

 

かなり狭いし、床も固くてきついであろう。

 

 

こちらは世帯用。

 

 

実際に被災地で使用された様子。

 

 

被災したら市町村から、罹災証明書を発行してもらう。

状況によって、義援金を受け取れたり、各種支援制度を利用できたりするからね。

 

 

これにてツアーはおしまい。

タブレットを返したら、そのままルートに乗って2階へ。

 

 

パネル展示多めな部屋に来ました。

 

 

いかに日本がやばい位置にあるかを教えてくれる各パネル。

これは世界の地震状況を表したもの。

 

 

赤い点が地震発生地点である。

日本、赤い点ありすぎて、もはや列島が隠れてしまっている。

 

 

首都直下地震の際の震度の予想。

真っ赤なところが震度7です。

もう関東終了のお知らせである。

 

 

地震は一定周期で訪れるので、それを示したもの。

200~400年周期でM8クラスの地震が起こっているそうだ。

前回は1923年の関東大震災

 

あれ、関東大震災からまだ100年も経過していないけど?

 

 

つまりM8クラスのラスボス級地震はあと数百年来ないのだが、その間に中ボスクラスのM7地震は何度も訪れ、そのうちの一つが首都直下地震なんだと。

 

え、首都直下って中ボスでしかないの?

それでこんだけ騒いでるんだから、M8クラスなんか来たら一体どうなるんだか・・

 

 

隣の部屋。

ここでは再度、身近なもので出来る防災グッズを取り上げている。

前の部屋でかなり絶望させておいて、来館者の防災意欲を高める作戦なのかもしれない。

 

 

 

グッズは、パネルでどんどん展示されています。

 

 

ゴミ袋ハウスって、なんか嫌な表現だな

 

 

ゴミ袋をたくさん膨らませてその中で寝る、とにかく物を重ねて温度を確保する戦略。

風ふいたら盛大な風船カーニバルになってしまいそうなので、ぜんぶ紐で繋げておこう。

 

 

空き缶でのご飯の炊き方。

 

 

 

空き缶を2つ用意して、下をカマド・上を釜にしている。

古墳時代以来のやり方である。

 

 

新聞紙も多機能型です。

 

 

しかしキャラの動きがどことなく有頂天である。

 

 

皿にラップを被せて食事をすれば、皿は汚れないから洗わなくてよい。

水が限られているから、食器を洗うのは最小限に留めないといけないからね。

 

このやり方、災害時でなく、日常時でもやっている者がいるらしい。

もし貴方の周りにそういう人が居たら、「それは災害時のやり方だよ」とこっそり教えてあげよう。

 

 

ハンカチの使い方。

やっぱり有頂天である。

 

 

 

消火器の使い方。

ちなみに噴射は15秒くらいしか持たないらしい。

 

素人がぶっつけ本番でそんな短時間やっても、鎮火できない可能性大なので、やるときは複数の消火器を持ってきて次々と使うか、無理だったら通報してさっさと避難しよう(って消防署の人が言ってた)

 

 

 

非常食を使ったレシピ。

 

 

缶詰や乾パンをそのまま食べても美味しくないし、食欲が細って栄養不足になったら元も子もないので、工夫してしっかり食べようというもの。

特に缶詰は塩分多めなので数日間食べ続けると体が疲れてしまうから、なおさらひと手間要るかもしれない。

 

 

物を入れるだけで温めてくれるパックがあるそうだ。

冬場は必須だろう。

 

 

防災をネタにしたゲームもあるよ。

普段からの教育用。

 

 

 

アニメが放映されている。

もうなんでも二次元にすれば受けがよくなる、という風潮を感じるところ。

 

 

当然、内容は災害関連です。

アニメの女の子だけじゃなくて、内容もちゃんと見てくださいね(大きなお友達に対して)

 

 

緊急時の災害対策本部の部屋があるようだ。

 

 

ここから覗くことができる。

 

 

正面に大型モニターがあって、その前に作業用の机。

災害対策本部は首相官邸に設けるが、より細かい作業はこちらでやるそうだ。

 

 

2Fのエレベーターホール。

ここにもトイレがある。

 

「ほぼ紙トイレ」。

糸井重里みたいなタイトルだな。

 

 

よく見ると、確かに紙で出来ている。

便器はさすがにプラスチックっぽいが。

 

 

2Fから屋上へ。

 

 

公園を見渡すことができます。

 

 

ヘリポートがみえる。

手前ではバーベキューも出来るようだ。

 

 

さて、1Fの出口に向かうが、その手前にショップがあって、非常食を売っている。

備蓄用の非常食って高いのよねぇ。

まさに「生きるか死ぬかは金次第」と言われているようである。

 

 

クジラを置いているのは、国としての方針なんだろうか。

ちなみに酒のつまみとしてのクジラは最高です(シーシェパード激怒)

 

 

以上。

 

 

【交通手段】国際展示場駅有明駅から徒歩3分

【入場料】無料

【混雑度】★★★★(写真に他人が写りこむ)

【滞在時間】2時間

【URL】

www.tokyorinkai-koen.jp

 

 

玉若酢命神社・億岐家宝物館

 

隠岐の島町にある、玉若酢命(たまわかすみこと)神社。

 

玉若酢命は、隠岐の創建に関わったとされる人物である。

古代、景行天皇は息子を各地に派遣して統治させたと言われており、その子孫にあたる。

 

 

(随神門。国の重文)

 

景行天皇記紀神話の登場人物なので、そもそも実在したかどうかすら不明とされている。

130歳以上生きて、80人の子供をもうけたらしい。

長寿であることよりも、絶倫っぷりが神話レベルである(不謹慎)

 

ちなみにヤマトタケルの父である。

 

 

 

社殿。

現在の建造物は江戸時代に造られたものだが、神社の創建は平安時代とされている。

 

 

 

左手の端っこにぽつねんと建っているのは、旧拝殿だそうです。

これも国の重文。

そのままだとただのボロ屋に見えてしまうから、大事なことはあらかじめ言っていこう(提案)

 

 

お参りしよう。

 

 

おみくじも引けます。

 

 

引いたおみくじは、あの葉っぱのところに結ぶようだ。

斬新なスタイルだな。

 

 

 

奥に見えるのが、本殿。

 

 

隠岐造りという独特の建築様式であるらしい。

詳しくないので何も語れませんが。

 

 

境内に巨大な杉の木があり、樹齢1000年を超えているんだとか。

隠岐自然館にあったバカデカ木の枝は、この木に生えていたものである。

なぜか若狭の国から八尾比丘尼が出張してきて、植えていったと伝えられている。

 

また伝承では、あるとき大蛇が木の根元で寝ていたら、いつのまにか木が成長して閉じ込められてしまい、むなしくて夜な夜なオイオイ泣いているという。

ちょっと大蛇くん、天然すぎやしないですかね。

 

 

神社をお参りしたら、隣にある億岐家宝物館へ。

 

 

 

億岐家はこの神社の神主。

古代においては国造として隠岐を統治していたとされている。

その末裔がここに住んでおり、宝物館を開いている。

 

 

 

こちらが住宅。

 

 

土間には入れるが、おそらく現在でも使っているのだろう、部屋内に入ることはできなかった。

 

 

玉若酢命かな?(イメージ)

 

 

見えづらいが、扉に「隠岐騒動」の弾痕がある。

 

隠岐には島根藩の派出所があったが、その苛政に怒り心頭であった島民たちが、幕末の動乱に乗って島根藩の駐在員を島から追放したのが「隠岐騒動」。

当然のように島根藩の逆襲を食らうわけだが、島民たちが島根藩駐在員を傷つけること無く追放したのに対し、島根藩は島民を銃撃し、その跡だそうだ。

 

島根藩最低だなー、鳥取のファンになります。

 

 

 

宝物館の入り口へ。

 

 

入館料は300円。

中は撮影禁止です。

10畳くらいのスペースがある蔵に、展示品が並んでおり、それについて解説員が話すという仕組み。

 

 

隠岐教育委員会HPから)

 

展示の目玉は、駅鈴。

7世紀の大化の改新により、伝馬制が全国に敷かれたわけだが、各地域に置かれた駅で使われていた鈴とされている。

 

これを官吏が持って駅から出発し、次の駅に着いたらこの鈴を鳴らして駅員に伝えれば、馬を交換してもらうなどサービスが受けられた。

官吏であることの証明である。

 

 

(駅鈴のレプリカは宝物館に限らず、島内いろんなところで売っている)

 

この駅鈴、全国にあったはずであるが、古代の物なので消失してしまい、いまでは隠岐にある2個が唯一現存するものである。

なおwikipediaでは「本物か分らん」と、億岐家を煽っている模様。

 

(御殿のイメージ)

 

18世紀、光格天皇の時代に、御所が焼けてしまって建て直すことにしたそうな。

古来の儀式だとその際に駅鈴を奉納することになっているので、探してみたけど誰も持っていなかったから、わざわざ隠岐のものを借りて執り行ったらしい。

名誉名誉。

 

 

(これも隠岐教育委員会HPから)

 

もう一つの目玉は、倉印(そういん)。

民から集めた税金を倉に一時保管してから中央に納税するのだが、この出納のときに官吏が使っていた印鑑だそうな。

 

奈良時代のものであるため、これも隠岐以外だと駿河か但馬にしか現存していない。

3つ合わせて「三倉印(さんそういん)!」と呼んでいる模様。

普通にヒーローみたいで格好良いと思う(小学生)

 

 

以上。

 

 

【交通手段】西郷港から車10分

【入館料】宝物館は300円

【混雑度】★(誰もいない)

【滞在時間】60分

【URL】

www.e-oki.net

 

 

隠岐自然館

 

西郷港の目の前にあるビューポートの建物の中に、隠岐自然館が入っている。

 

 

2Fに上がって受付。

入場料は300円。

下部に貼っておくけど、公式HPが平成1ケタ年代の個人サイト感がしてて感慨深い。

 

 

わりと広いですね(意外)

 

 

入館してすぐ左にナウマンゾウがいる。

 

 

ナウマンゾウの牙の化石。

木の枝と間違えそうである。

穴開いてますけど虫歯ですかね。

 

 

太古の時代には隠岐と本土は陸繋がりだったので、ナウマンゾウもご来訪できていた。

その後、海面が上昇して道が水没してしまい、現在のように隠岐は離島となっている。

 

 

 

ナウマンゾウの歯。

どういう構造してるんだろうか。

 

 

魚がいるぞ。

 

 

これらは剥製らしい。

この辺の人は剥製好きなんだろうか。

 

 

お隣のブース。

 

 

真ん中に堂々といるのは、オキノウサギくん。

隠岐の沖のオキノウサギ(適当)

 

 

本州のウサギたちとは種が異なるらしい。

こんな風に分類されるんだそうだ。

九州勢と東北勢による天下分け目の合戦状態である。

 

 

馬や牛も隠岐限定種がいたそうだが、残念ながら絶滅してしまった。

闘牛のさせ過ぎでは?(偏見)

 

 

ヤマネという、ネズミとリスの中間みたいな動物が生息している。

山根ぇ~(アンガールズ

 

 

 

一時は絶滅危惧種かとされていたが、実は全国的にけっこう居ることがわかったので、現在では危惧されていない。

上野動物園にもいるそうだが、夜行性なのでなかなかお目にかかれない模様。

 

 

 

陸に住む貝ってなんだと思ったら、ただのカタツムリだった。

 

 

次はなんでしょうか。

 

 

隠岐の島後にのみ生息しているオキサンショウウオ

こちらはかなりの貴重種である。

 

普通のサンショウウオとそんなに違うのかと思うのだが、両者は「科」が違うらしい。

つまり人間(ヒト科)とオラウータンオラウータン科)ほどの違いがあると、自然館さんサイドの弁。

そんな馬鹿な。

 

 

オキサンショウウオの卵のうだそうだ。

 

 

 

あの白いブツブツがそれ?

うぎゃー(卒倒)

 

 

 

やっぱりこういうのあるんですね。

 

 

ご丁寧に拡大鏡もあるから、思う存分観察できるよ。

 

 

 

これは絶滅してどうぞ(率直)

 

 

 

大きなワニの骨格が、床に置かれている。

2013年に、2000万年前の化石が隠岐で発見されたらしい。

 

全長7mもある、マチカネワニの仲間であり、ぶっちぎりで世界最古の化石とのこと。

 

 

ちなみに日本で最初にワニの化石が見つかったのは、大阪の豊中市である。

まぁワニとは全然違う話題で、たいへん有名になってしまったが。

 

 

 

発見場所、すごいざっくりしてるな。

 

 

肝心の化石がこちら。

あれ、ずいぶん小さいワニのようで・・

 

 

発見された化石は、ワニの背骨の一部なんだと。

全身じゃなかった。

これだけ盛り上げといて、ハシゴを外された気分である。

 

その背骨のサイズから全体のサイズを推測すると、体長7mになるということで、このような展示内容になっております。

 

 

海辺や水鳥に関しての展示。

これらも剥製のようである。

気合はいってるなあ。

 

 

コウノトリの住民票。

 

絶滅危惧種の指定を受けている、特別天然記念物である。

冬の間に隠岐に渡ってくるので、とりあえず住民票を発行したらしい。

 

 

 

岩だらけ。

 

 

テーブルの上にいろいろ載ってるな。

 

 

パンフレットかと思いきや、パズルだった。

だいたいこういうのは誰かが途中で放り投げた状態で置いてあるが、ここはちゃんと完成させてありますね。

 

 

エゾシカの角で作ったけん玉だそうだ。

隠岐エゾシカなんているんだろうか。

 

 

普通のけん玉より遥かに難易度高そうである。

やってみたら、ヒモの短さが絶妙で、玉をふわっと軟着陸させる余裕がなく、がんがん弾かれるのであった。

 

 

トリックアートも山陰の人たちは好きなのだろうか。

 

 

木の枝。幹では無くて枝である。

玉若酢命神社にある樹齢2000年とかいう巨大な杉の木が、2012年の台風で枝が折れたのを、ここに持ってきている。

 

最大で直径1.5mの部分があったらしい。

枝としては破格である。

 

 

海洋生物ぞろぞろ。

剥製水族館と提携でもしているのだろうか。

 

 

海洋に関するパネル展示もありますので、スルーせずにご覧ください(ニッコリ)

 

「死滅回遊」というのがある。

日本海へは、暖流である対馬海流にのって夏場に生物が入ってくる。

しかし冬になると水温は一気に低下する。

 

太平洋側と繋がる海峡は津軽・宗谷など複数あるのだが、どれも水深が最大140mと浅いため、冷たい海で生きられない生物は逃げることができずに死んでしまうんだそうな。

一度入り込んだら終わり、おそろしや日本海・・!

 

 

 

最後は体験コーナーっぽいところ。

 

 

石にお絵かきが出来るようです。

作成後、お持ち帰りされずに放置されたものと思われる。

 

 

この水槽は?

 

 

オキサンショウウオの育成をしていた。

 

 

観察日記が黒板に書かれている。

サンショウウオの幼体は水中に生息するのでエラがあるが、成体になるとエラが無くなり足が生えて両生類になる。

カエルと同じですね。

 

 

 

幼体→成体への変化を「変態」と呼ぶが、「変態が近づいた」と言われるとなんだか危機感を覚えますね。

 

 

幼体。

可愛らしい見た目だが、口に入るものはなんでも食べてしまうという性質であり、だから幼体同士で共食いしまくるらしい。

 

 

変態をしたサンショウウオ(意味深)

 

 

ということでした。

感想は付箋にかいて貼っていく方式らしい。

なかなか見ないやり方ですね。

 

以上。

 

【交通手段】西郷港から徒歩3分

【入館料】300円

【混雑度】★★(館内に他に数人)

【滞在時間】45分

【URL】

okishizenkan.wixsite.com

壇鏡の滝

 

古民家や資料館など一部のファンにばかり受けが良さそうな隠岐であるが、この壇鏡(だんぎょう)の滝は一般ピーポーも楽しめる、名所らしい名所である。

 

 

駐車場があるので近くまで車で来れる。

ただ道中かなりクネクネしていてガードレールもない、ヨッシーバレーマリカー64)な道であるので、ドライバーは注意されたし。

 

 

大きな鳥居をくぐって滝の方へ向かう。

滝の近くに壇鏡神社というのがあり、それの鳥居。

 

 

 

森林らしい涼しさである。

マイナスイオンがうんたらかんたらしているのだろう。

 

 

5分ばかし登り道をあるき(疲労)、それらしきものが見えてきた。

 

 

到達。

壇鏡の滝は2つあり、1本目があれ。

 

9世紀に地元の寺の住職が夢でお告げを聞いて、この辺をうろうろしてたら発見したという。

ちなみにこの上流にもう一つ滝があり、そこで鏡が見つかったので、これを神鏡として祀ったのが壇鏡神社である。

 

 

 

近くで見たいんだが、この休憩所みたいな建物が邪魔だなぁ。

 

 

休憩所の右から入り込むことにする。

 

 

せまいせまい。

 

 

ご対面。

 

 

上の方。

壇鏡の滝は、全国の名水百選に選ばれている。

この水があればこそ、隠岐酒造の酒が製造できるのだ(酒飲み並感)

 

 

9世紀に隠岐島流しされた歌人 小野篁がここで滝に打たれて祈願したらしい。

え、あれに打たれるの?

首まがりそう。

 

 

階段を登った先に、もう一つの滝がある。

 

 

そういえば小野篁って百人一首にも名が出てる偉大な歌人だけど、夜は井戸を経由して冥界に行って閻魔大王のもとに仕えていたとか、魑魅魍魎と親しい仲だったとか、実は竹から生まれたとか、色んなネタにされている人でもある。

 

いったい生前に何をすればそんな評判たつんだよ・・

 

 

あそこにみえるのが壇鏡神社。

 

 

1999年に本殿が火災で焼失してしまい、これは仮の社殿であるそうな。

国分寺といい、やたら焼けていませんかね。

 

 

2つめの滝にお目見えである。

 

 

上の方。

 

 

下の方。

これやっぱり滝に打たれるのは無理だな(納得)

 

 

そもそもこれだけ急な岩場である。

打たれる前に滑って下流へフェードアウトであろう。

 

 

社殿の横を通って、滝の裏側へ回れます。

 

 

あのへん。

 

 

裏から見た風景。

まるで土砂降りのようだ(小並)

 

以上。

 

 

【交通手段】西郷港から車で50分

【入場料】無料

【混雑度】★★(他に数人)

【滞在時間】30分

【URL】

www.e-oki.net

五箇創生館

 

五箇創生館は、隠岐の郷土資料館である。

隠岐郷土館に隣接している。

 

 

カフェが併設されており、ランチタイムでは「竹島海鮮カレー」というエッジの効いたカレーが食べられるそうだ。

まぁ竹島で採ってきた海鮮を使っているわけではなく、啓蒙活動だと思うが。

 

 

こういう建築様式を何ていうのか分からないが、あまり和製ではない独独の雰囲気である。

こっちトイレですけどね。

 

 

資料館はこちら。

 

 

入場料は500円だが、隠岐郷土館とのセットだと650円。

隠岐郷土館の単独入場料が300円なので、まぁまぁな割引額である。

というか、500円って結構するなぁ。

 

 

天井には巨大な凧?が浮かんでいる。

 

 

入口右手にある廊下を通って、展示棟に向かう。

 

 

 

展示室。

けっこう広く、スペースにかなり余裕がある。

 

 

島内に「五箇」という地域があり、そこで闘牛をやっている。

13世紀から始まったとされ、流されてきた後鳥羽上皇を慰めるために島民が執り行ったそうだ。

隠岐に限らず、闘牛は国内の他の島でも行われており、不思議な共通点である。

 

 

 

夏季の間は頻繁に行われており、10月には大会も開催される。

番付表がこちら。

 

 

プラザ号ってハイカラな名前だなと思ったら、隠岐プラザホテルの牛だった。

 

 

 

横綱になると、これを角に引っ掛けて土俵入りする。

どこをどう引っ掛けるのか、いまいち想像できないが。

 

 

土俵がこちら。

ずいぶん人間的だなぁ。

 

と思ったら、これ人間用の土俵だった。

隠岐では江戸時代末期から(人間の)奉納相撲が行われ、現在でも古典相撲大会が開かれている。

 

大相撲では土俵周りにある4本柱は、ぶつかると危険として取り除かれたが、こちらでは残している。

「古典相撲」だからだろうか。

 

 

紙相撲で練習しよう(提案)

 

 

行司が試合前に読み上げる文章。

これ丸暗記するんだろうか。

あーだめだめ長すぎます(軟弱)

 

 

 

人間の衣装。

左が化粧まわし、真ん中が力士用の襦袢、右は行司用の裃。

 

 

力士用の襦袢には、大層な模様が描かれている。

 

なお大会に優勝すると、土俵の4本柱をもらえるそうなんだが、その柱って5mあるのよね。

持って帰ってどうしろと(困惑)

 

 

木だ。

グネングネンしてて良いですね。

 

 

隠岐の一宮である、水若酢(みずわかす)神社に松の巨木があり、1991年に台風でやられてしまったのだが、根っこを残して展示している。

樹齢320年だったのだと。

 

 

 

イベントの様子が映像で流れているのだが、BGMが映画音楽ばりにやたら格好よかった。

 

 

 

もうひとつTVがあったが、こちらは特に反応無し。

 

 

フロアの中央では、隠岐特有の植物の展示。

 

 

ただのタンポポかと思いきや、隠岐でしか見られないオキタンポポである。

外来種が島に来ているので、要保護だそうだ。

 

 

最奥にはシアタールームがあり、闘牛や隠岐の郷土映像資料がみられるのだが、20~30分ほど掛かる。

入館時に「見たいか」と訊かれるので、そこで回答しよう。

まぁ大半の人間は所要時間を聞いて「やめときます」って答えると思うが。

 

展示室おしまい。

 

 

 

入口の棟に戻ってきた。

ここにも若干の展示がある。

やっぱり石関係。

 

 

こんなのも作っております。

 

 

 

どこから来たのかをピンで指すコーナー。

海外からもいらっしゃるようだ。

 

あれ、四国・九州は?

 

 

床に置かれていた。

隠岐の人と仲悪いのかな。

 

 

以上。

 

 

【交通手段】西郷港から車20分

【入館料】500円

【混雑度】★(誰もいない)

【滞在時間】30分

【URL】

www.e-oki.net

隠岐郷土館

 

こちらは隠岐に関する郷土資料館である。

1885年に建築され、1968年まで役所として利用されていた建物を使っているそうだ。

 

 

 

受付はこの建物の右手にあるお土産屋みたいなところ。

入館料は300円だが、隣接の五箇創生館とのセットで650円。

 

 

天気が悪いことも相まって、館内は結構暗かったので、ぼやけた写真もありますが許してクレメンス。

 

 

まずは入って左手方向の廊下へ。

 

 

最初の部屋。

 

 

竹島に関する部屋だった。

隠岐竹島島根県である。

 

 

隠岐に関する郷土資料というふんわりしたものを予想してたら、開幕からナショナリズムがんがんで、油断していた取材班は完全に面食らうのであった。

 

 

1930年代~40年代頃は隠岐島民が漁で竹島まで行っていたようで、その時に撮影された写真であるとのこと。

明治政府は1905年に島根県編入しており、某国が一方的な領有宣言を行ったのは1952年である。

 

 

その頃に持って帰ってきた竹島の石。

政治問題はまだ無かったので、島民が庭石として使っていたものである。

 

 

 

TVではドストレートな解説映像が流れております。

 

 

隣の部屋。

 

 

ここからは普通の郷土資料。

隠岐出身の歴史的人物というと、中沼了三が挙げられる。

 

幕末の時に京都や奈良で塾を開いて西郷従道中岡慎太郎を教え、明治維新後は天皇の講師となった、すごい人である(ボキャ貧)。

 

 

まぁRPG的に言うと「中ボスの1人を倒すために必須なアイテムをくれる村の古老」くらいの重要度と思っておけば良いんじゃないですか(大雑把)

 

 

 

中沼了三のように隠岐から上京した秀才は少なくないのだが、幕末では彼らが勤王攘夷運動の思想を受けて隠岐に戻り、島根藩からの独立運動を指揮。

1867年、島根藩の役人を島から追放する「隠岐騒動」が発生し、瞬間的に隠岐自治国になった。

おめでとうございます。

 

 

しかし当然のように島根藩からの逆襲を受け、自治政府ぐちゃぐちゃ。

直後に薩摩・長州が仲裁もとい島根藩を恫喝に来て騒ぎは収められ、一時的に隠岐自治が行われたが、結局は島根県管轄ということになって自治終了。

 

鬱憤が溜まった島民たちは、このあと廃仏毀釈の流れが発生した際、支配階級であった寺院の仏教グッズを破壊しまくることで鬱憤を晴らしたのであった。

 

 

 

神道系の墓。

仏教の墓と比べて細く、頭が三角形である。

 

幕末の動乱で亡くなった志士については神道墓で葬るようにと、明治天皇からお達しがあったらしく、よって該当者の墓はこういうスタイルである。

 

 

 

隠岐丸という船の写真。

1878年に建造されたのを大阪の商船会社が購入したが、このあと隠岐汽船の手に渡り、同社による隠岐-本土航路に就航した第1号となった。

 

 

入口の方に戻ると船があったので隠岐丸かと思ったら、これは北前船だった。

 

 

1Fのもう片方の部屋。

 

 

先ほどの部屋は人物に関する郷土資料だったが、こちらはモノとしての資料である。

隠岐ジオパークを名乗っているので、まんま石の展示。

 

 

へぇ~すごいすごい。

 

 

隠岐のうち島後の模型。

 

 

ボタンを押すと該当地点が光りますが、最後のメンテはいつだったのかな?

 

 

 

隠岐はもともと海底に沈む島であったらしい。

 

 

火山活動により隆起し、海上に顔を出した。

このあと一時期、本土と陸繋がりになったが、海面が上昇して連絡路が水没し、現在の形となっている。

 

 

島では闘牛が行われている。

夏季の間は週に2回程度の高頻度。

非常に見たかったが、残念ながら日程が合わなかった、無念。

 

 

英語だと「BULL相撲」として紹介されている。

BULL FIGHTじゃないのだろうか。

 

 

パチンコかと思いきや、闘牛ごっこの道具らしい。

頭に付けて突き合うのだろうか。

 

 

土器もいろいろ。

古墳も存在しているので、古代から人は居たようである。

 

 

2Fへ。

 

 

このフロアは農具や民具ですね。

 

 

「がしん俵」というもの。

がしんとは飢饉のことであり、それに備えて数年間長持ちするヒエをこうして保存しておいたそうな。

 

米は年貢で取られてしまうし、自分達の毎日の食事で費やすので、保存するだけの余裕はなかったのかもしれない。

 

 

 

着物は麻で作った。

冬用の作業着だが、絶対寒いだろうこれ。

 

 

麻は繊維をほぐして使うが、その前の蒸す段階で使用する道具「麻ごしき」。

説明図が下にほったらかされている。

 

 

 

広げてみた。

右上→右下→真ん中→左上→左下、という順序で仕事をするようだ。

 

 

ハレの日用の民具。

普段はもっとボロを使っており、重要な日のためのもの。

 

 

自家製焼酎を作っていたのだろうか(垂涎)

 

 

「きゃあくそ」という、ろくでもない名称の道具。

 

正月6日の晩は、稲を食べる鳥を田んぼから追い払う儀式「鳥追い」が全国的に行われる。

隠岐では、ナラの木の枝を用意して、こんな風に両端をバラつかせ、まな板の上に置いた七草を叩いてお祈り事をするそうな。

 

なお、なぜキャアクソと呼んでいるのかは不明。

 

 

2Fの反対側の部屋は、一般的な民具だったので割愛。

 

 

 

なんだこのキャラは。

 

 

気になるドアの部屋があったが、閉められていた。

展示が中にありそうではあるが。

 

 

館内はこれで終わり。

 

 

 

裏に蔵っぽいのがあるけど、入れない模様。

 

 

丸木舟が置いてある。

「からむし2世号」という船だそうだ。

 

1981年、松江市の小学校教員達がこの船で隠岐→本土を航海するという、トンデモなことを成し遂げている。

 

 

 

縄文時代隠岐から本土へ黒曜石を輸出していた形跡があるのだが、当時の丸木舟で本当にその距離を航海できたのか不明であったため、実際にやってみたとのこと。

どこかのジャーナリストみたいに、海上で救出されなくて良かったですね。

 

 

 

屋外展示がもう一つ。

 

 

消防の道具であるようだが、説明が無かったので詳細不明。

 

 

あと坂を登ったところに、古民家がある。

これも郷土館の一部。

大型の農家住宅だ。

 

 

灯りが無いのですごい暗い。

 

 

フラッシュ焚いてみた。

これで良く分かる。

郷土館もフラッシュで撮ればよかった(後悔)

 

 

佐々木家住宅と同じく、槍を備えている。

やはり「いざ後醍醐!」をやるのは島内共通認識だったのだろうか。

 

 

床の間は違い棚が無い分、結構シンプルにみえる。

ここに上客を通したそうな。

 

 

重要な時に使う正面玄関も、シンプルな造り。

 

 

土間横のスペースは家族が使う部屋である。

 

 

ここは「部屋」。

寝室や納戸として利用される。

 

 

土間のかまど。

右にある大釜はあまり見たことが無いが、祝い事の折に餅つきや味噌煮を作るので、その際に起用される。

 

 

派手な装飾があまり無いが部屋数は多いので、やはり大型農家である。

 

 

しかしトイレは土間の入口付近にあるのが隠岐スタイル。

下手に玄関をくぐったら、家主と「おは便所」してしまうので、訪問時は十分に注意である。

 

以上。

 

 

【交通手段】西郷港から車20分

【入館料】300円

【滞在時間】60分

【混雑度】★★(館内に他に数人)

【URL】

oki-dougo.info

隠岐酒造

 

 

隠岐の島に唯一ある酒造が、隠岐酒造である。

酒造見学ができるというので、HPで予約して参加した。

 

 

隠岐の島には元々5つの酒造があった。

島前に1つ、島後に4つで、島なのに結構な数がある。

 

最大の理由は、水。

島根県には、名水百選に選ばれている水源が2か所あるが、片方は島前・もう片方は島後と、隠岐諸島で独占しているのである。

本土がんばってくれよなー。

 

 

隠岐に行ったことのない人にとっては「島前・島後ってなんやねん」だと思うので、地図を貼っておきます。

隠岐の島といいつつ、島が複数あるわけですね。

 

複数どころか、小さいのまで含めると180島くらいになるわけだが。

隠岐の島町は、右側の島後(どうご)に位置している。

 

 

 

名水に恵まれた隠岐であるが、酒造乱立は経営的に良くないという判断からか、全5つの酒造が1972年に合併して、この隠岐酒造が誕生した。

 

 

さて、この建物に入って奥の部屋にまず到着。

 

 

米を蒸している釜だ。

酒造りの工程通りに回っていく。

 

 

ここは麹室。

雑菌厳禁なので、遠目から眺めるだけ。

 

 

こちらの部屋は酒母の製造をするが、シーズンオフなので閉まっている。

 

 

蒸米・麹・酒母を混ぜ合わせる、もろみのタンクの部屋。

 

 

階段を登って、タンクの上をみせてもらう。

珍しい体験。

 

 

足場がものすごい不安であるが、酒のためならエンヤコラ(美輪明宏

 

 

足場の上に来ました。

 

 

ここから、でっかいヘラみたいなのでタンク内を掻きまわすのだろう。

まぁ全自動機械かもしれないけど。

 

 

タンクの色は様々だ。

もとは5つの酒造それぞれで使っていたタンクだから。

 

チョークか何かでいろいろメモられている。

 

 

発酵が終わると、全自動圧搾機で絞ります。

 

 

横向きに押しまくるスタイル。

こうしてもろみから酒を絞っていく。

 

 

残ったものは酒粕となったり、漬物用として販売されます。

 

 

隣の作業場へ。

 

 

使い終わったビンを回収して洗浄し、再度利用する。

その工程が本来ここで見られるようだが、このときは作業中だったので割愛されてしまった。

残念無念。

 

 

 

あと、もう一つの作業場へ。

 

 

ここでは焼酎を作っている。

目の前のタンクで蒸留中だ。

 

 

蒸留されたアルコールは、その奥にあるタンクへと管で送られている。

 

 

ここで作られている焼酎は普通の米焼酎ではない。

海藻をふんだんに使用した、海藻焼酎である。

 

こういうのって結構キワモノが多いが、この焼酎はそういう遊びではなく、長期にわたって愛されている品物である。

あとで試飲させてもらったが、口に含むと確かに海藻・磯の風味が感じられ、スッキリとしてそれでいてべたつかない(迫真)

 

 

というわけで、試飲コーナー。

最初に飲んだのはお高い奴。

右は純米大吟醸

 

左は「斗瓶囲い」。

もろみを機械で圧搾するのではなく、袋に入れて吊り下げて置き、滴り落ちてくる雫を集めてビンに詰めた、手間暇すさまじくかかる逸品。

 

 

 

「藻塩の舞」は、コシヒカリを利用している。

酒米で無い米を使うのはかなり難易度高いのだが、それでしか出せない味があるので、杜氏たちは苦労してでも挑むそうだ。

 

 

「塩」という字が入っているのは、コシヒカリの栽培中に、塩を溶いた水を散布するから。

その塩は、隠岐の海藻から作られている。

さっきの焼酎もそうだが、島民ならではの独自性や知恵を感じるのであった。

 

 

隠岐の海」はキリっとした辛口で、島の海鮮料理と合わせると破壊力がとんでもないことになり、危険である。

 

しかしこんな名前の力士いそうだな。

 

 

 

実際に居た。

隠岐出身の、隠岐の海という力士である。

なお酒造の人曰く、隠岐酒造の「隠岐の海」の方が早いので、権利については無問題だそうな。

 

 

試飲していた部屋。

あちらこちらにコンクール受賞の記念品が置かれている。

 

全国の品評会でもグランプリを受賞しているんだとか。

試飲に夢中だったので、詳しいことは忘れてしまった。

 

 

 

 

あとは変わり種。

こちらは、江戸時代の製法を用いて造ったという日本酒。

文献をさんざん調べて、再現したらしい。

 

味はキリっとした辛口であるが、日本酒のそれではなく、まるで白ワインだった。

ブラインドテイスティングしたら、白ワインって答える人多いんじゃなかろうか。

日本酒だと当てる方が難しそうである。

 

 

 

もう一本は、室町時代の製法でつくったもの。

 

こちらは江戸時代から一変して、とんでもなく甘い。

ハチミツ漬けした栗で作ってるんじゃないかと疑うレベルである。

日本酒らしさは殆ど感じられず、もはやデザートとなっている。

 

ただこのデザート、度数17%なので気を付けよう。

 

 

 

出されたら出された分だけ飲んでしまう、ずうずうしい取材班なのであった。

 

良品ばかりなので通販で買いたいのだが、送料がまんま離島料金なのが痛いところである。

近くのデパートで企画販売してくれないかしら(願望)

 

 

以上。

 

 

【交通手段】西郷港から車10分

【費用】無料

【滞在時間】60分

【混雑度】★(誰もいない)

【URL】隠岐酒造