C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。車が無いので公共交通機関利用で粘っております。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

浜田温泉資料館

別府の温泉です。。。と言っても「どれやねん!」って返されるでしょう。
なぜなら別府市内にある源泉は2,800箇所、入浴施設は300以上。1日1施設まわっても1年かかる。湧き出しすぎ。そのうち水没するのではないか。

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浜田温泉があるのは別府市の北東で、別府駅からは6kmです。路線バスか鉄道で亀川駅まで来て、徒歩3分。
温泉なのに入湯料は200円と激安。以前は50円だったらしい。あまりの価格破壊にわざわざ本州から訪れる人もいたそうな。
温泉界のドンキホーテと呼ぼうと思ったが、浜田温泉さんサイドにメリットが無さそうなのでやめておきます。

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んで、その温泉施設の対面に資料館があります。
1935年建築の旧浴場で、2002年に今の施設が出来たので、復元して保存しているのです。
入館料は無料。

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内部には、まず浜田温泉や市内の温泉を説明する展示室コーナー。昔の写真とか図面、当時を回想する新聞記事の切り抜きなど。
大正時代の記録では、階下が浴室、階上は料亭という造り。温泉で気分が良くなった浴客が2Fでどんちゃん騒ぎしてたと思われます。
あとこれは現地の人に聞いた話なのですが、別府は九州の中でも有数の風俗街であるらし(ここで手記は途絶えている)

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階下に降りると当時の浴室。ロッカーの脇がすぐ浴槽なので、服を脱いですぐダイブできる便利仕様です(怒られます)。
洗い場が無いんですが、湯舟のお湯を桶で運んで使え、ということなんですかね。地方の温泉地域にある共同浴場だとそういうの見ますけどね。
その場合、椅子は無いので床に直に座ることになります。地べたリアン(死語)

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この施設が珍しいのはサウナがあることです。奥に続く通路を行くと、その部屋に辿り着きます。暗い上に狭いので客用通路とは思えませんが、怖がらずに頑張ろう。
サウナ自体は江戸時代から日本各地に存在しており、熱した石に水をぶっかけて蒸気を発生させていたわけですが、本場 別府スタイルは違います。

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別府市HPより、別府の町の湯気っぷり)
このへん歩くと分かるんですが、温泉施設どころか民家など至る所から湯気が噴き出してるんですよね。町中めっちゃモクモクしてる。
なので、この蒸気をまんま利用してサウナ部屋に流したんだそうな。温泉成分を含んでいるガスを全身で浴びる。別府ではサウナすら温泉なのです。

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そんな昔のサウナがこちら!、、ただの部屋じゃないか。まぁ稼働当時は機具なり椅子なりあったんだよ、きっと(自分に言い聞かせる)
しかし天然の蒸気をそのまま用いるって、温度や濃度が強まりすぎると倒れて銭湯不能になる人が出そうですが。。
別府の民は毎日温泉成分を肺に取り込んでおり、各種の地獄温泉に浸かっているので鍛えられているのでしょう。他県民が同じことをすると、溶けて亡くなります。

 

※ 近代的なサウナ設備機具が普及するに伴い、天然蒸気は使われなくなったそうです。

 

そんな感じでした。

おしまい

 

【滞在時間】30分

【混雑度】★(誰も居ない)

【URL】浜田温泉資料館|別府市