神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

旅行ブログです。地域別カテゴリは最下段から。

豪徳寺(招き猫)

 

境内が招き猫だらけなことで有名な豪徳寺です。

東急世田谷線宮の坂駅、もしくは小田急豪徳寺駅から徒歩10分程度。

 

彦根藩 井伊家の菩提寺であり、2代目の井伊直孝が鷹狩をしていた帰り、この寺の猫が道中あらわれて手招きしたので、ヒョコヒョコ付いて行って境内で休むことにした。

しばしダラダラしてたら天気が急に変わって雷ドンガラ鳴り始め、近くにあった大木は被雷して粉砕されたそうな。

おお、こわいこわい。

 

 

「寺に寄らずに歩いてたら、きっと雷に打たれて死んでたんじゃなかろうか」と拡大解釈した井伊直孝は、猫のおかげで命拾いしたと喜び、この寺を菩提寺として抜擢した。

そんなわけで幸福を呼ぶ招き猫は、ここから発祥しましたとさ。

 

・・と豪徳寺では言っているわけだが、招き猫発祥を自称しているのは豊島の西方寺・新宿の自性院など他にもあるのです。

まぁしかし招き猫まみれなのはここくらいだから、見た目のインパクトで豪徳寺が一番有名じゃあるまいか。

 

 

 

寺院の規模もかなり大きいですからね。

目を引くのは三重塔で、よく見ると色んな動物装飾が施されているのです。

 

 

1F部分の扉の上部。なんとネコが装飾されております。

かなり小さいし、三重塔は周りに柵が敷かれていて近くに立ち寄れないので、言われなければ見落とすと思う。

私も、塔の付近に居たボランティアのガイドさんに教えてもらったんですけどね。

 

1Fには他にも干支の動物たちが彫られています。

ネコって干支に居ないんですけど、ネズミを左右に押しのけて登場しているのだ。上の写真、ネコの隣に小さいネズミが構えている。

子(ね)と、猫の「ね」で被るということで、建築士が組み込んでしまったらしい。ネズミの控訴まったなし。

 

 

さらに3F東側にも、もう1匹。

遠すぎて写真ぼやけてしまうくらいである。これも気づかないって。

本物っぽく見えますが、置物でござる。

 

 

 

メインの招福殿に向かいます。ここが招き猫ゾーンなのだ。

皆さんの手元にいた招き猫が願いを成就させた暁に、こちらに奉納されているのです。

 

 

>招福殿の横側に回ると。こう、ドバーっと。

招き猫の洪水である。居すぎだよ。こわいよ。

 

 

 

 

とにかく置けるだけ置いてしまえという感が強く、少しでもスペースが開いていれば詰め込まれております。

スペース無くても、このように置けそうな場所があれば置かれてしまうのです。

願いを成就させた後の扱い、適当すぎやしませんかね。

 

 

また現代の招き猫はさまざまな種類がいるようです。

こちらはずいぶんと目が輝かしいネコさんですね。

書き足したのだろうか、ダルマじゃないんですが・・

 

 

ゴールデン招き猫もいる。オリコカードの特典かな?

 

そういえば招き猫って、左右どっちの手を上げてるかで意味が異なるんですよね。

 

左手をあげるのは客を呼ぶ、右手を上げるのは金を呼ぶ。

 

 

www.dannoh.or.jp

 

右手上げの招き猫は、京都の檀王法林寺が発祥を主張。

ここに祀られている「主夜神」って神様がクロネコを使いとしており、それで招き猫を初めてウチが作ったんじゃいとのこと。クロネコの使いは宅急便ではありません。

右手上げブラック招き猫は聖なるものとして扱われ、江戸幕府は「民間の招き猫は右手上げダメ。サウスポーになさい」とお達しを出したらしい。上記HPによる。

  

bookclub.kodansha.co.jp

 

一般人が作れる招き猫は左手上げオンリーに限定。

それらはお店に置かれることが多く、客を呼ぶって性質が定着したようだ。

 

明治時代になるとこんなルール無くなるので、そしたら今度は他の寺院が招き猫つくりはじめた。ただ市井には左手上げがたくさんいるので、区別化のために右手上げにしましたとさ。寺の猫は右手上げ。

そんな話が京極夏彦の『五徳猫』って短編に書かれていた。たしか。

 

 

しかし寺院発の招き猫が「金を呼ぶ」性質ってのは、現金過ぎて生臭坊主感がすごいですね。豪徳寺に置かれていた猫の殆どは右手上げでした。

 

そしてそれ以上に、この彫刻の人物が謎である。

全裸でマッスル。脇からは枝を生やしている。これが井伊直弼ですか。

 

 

 

井伊家の菩提寺なので、彼らのお墓が境内の墓地にあるのです。

他の墓所からは分けられて、この一角に固まっております。

井伊直弼は一番奥の方。看板たってるので判別しやすい。

 

 

井伊直弼さんのお墓です。

墓前で写真撮るのって不謹慎な気もしますが、もうここは一種の観光地だと思うので。

 

桜田門外の変で暗殺されましたが、犯人は水戸浪士なので、水戸から来られた方はすみませんがご遠慮下さい。

ただ水戸側も安政の大獄井伊直弼にボコボコにやられているので、お互いさまか。

 

 

自販機をみたら招き猫仕様になっていた。

ちゃんと右利きです。

売っている飲み物は普通であり、招き猫サイダーとかはない。

 

 

招き猫要素はもう終わりですが、いちおう本堂も参拝しましょうね。

あとは寺務所でお土産やらお守りをみておしまいです。 

 

 

寺務所には、ひこにゃんがいた。彦根藩井伊家のイメージキャラ。

ネコなのは豪徳寺の招き猫から来ているそうですね。意外と歴史ネタおさえてるのね。

 

おしまい

 

 

【交通手段】宮の坂駅豪徳寺駅から徒歩10分

【入場料】無料

【混雑度】★★★(ちらほら)

【滞在時間】40分

【URL】

www.city.setagaya.lg.jp