さぎ山記念館
さいたま市にある「さぎ山記念公園」内に記念館があります。
公式HPが無いので、何が置いてあるかサッパリ分かりませぬ。だからパトロールしに行きました。
概要
アクセス
さぎ山記念公園までバスが出ているので、それで来ることになります。
- 東浦和駅:国際興業バス「さいたま東営業所」行き乗車で20分。本数は1時間に1本~2本
- 大宮駅:東口から国際興業バス「浦和美園駅」行き乗車で30分。本数は1時間に1~2本
- 浦和美園駅:西口から国際興業バス「大宮駅東口」行き乗車で10分。本数は1時間に1本
具体的なルート検索は国際興業バスHPで出来ますので、どうぞ
【リンク】国際興業バスの運賃・経路・時刻表検索|国際興業バス
駐車場
さぎ山記念公園の駐車場が無料で使えます。園内のBBQ場などがよほど混まない限り、台数に余裕はあると思います。
入館料
無料です。
展示1 サギの剥製が5種類、ぽつんぽつん
さて館内に入りました。レッドカーペット敷かれてて豪華ですねえ、昭和っぽくて。
主要な展示物はサギの標本だ。広い館内に、ポツン、ポツン、と1体ずつ置かれている。完全にスペース持て余しとるな。
あと館内が少し暗いので写真がイマイチになっております。すみませぬ。
最初はアマサギくん。体長50cmほどの小さいサギです。
レッドリストを策定している国際自然保護連合によると、「低危険種」(絶滅しないから平気)だそうな。希少種でもなんでもない。それはそれで一抹の憐れみを覚えますね(´・ω・`)
コサギは本当はもっと綺麗な真っ白なんですけど、ケースに照明が反射して微妙な色合いになってしまっている。
(画像はwikiより http://GFDL, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=186477)
本物はこんな純白です。綺麗ですねぇ。
コサギの次はチュウサギだ。コサギより10cmほど大きい。黒板ひっかいたような鳴き声を出すので聞いていると頭痛くなります。
※サントリーのHPで聞けます チュウサギ|日本の鳥百科|サントリーの愛鳥活動
チュウサギの次はチュウダイサギであった。コサギ→チュウサギ→チュウダイサギ、と来るとお次は・・?
ゴイサギであった。ダイサギじゃないんかい!(ダイサギという種は実在する)
鳴き声がカラスに似ているので、「夜カラス」と呼ぶ地方もあるそうな。これはゴイサギ諸君は怒っていいと思う。
展示2 さぎ山と呼ばれる理由(まさかのバッドエンド)
パネルで説明されているんですけど、白い板に銀の文字で書いてるんです。アホか、色が被って全然読めんわ!!
気合で解読したところ、要約はこんな感じです。
- 18世紀前半に見沼の干拓・水田拡大が行われたので、田んぼの昆虫が増え、サギがそれを食べに来るようになり、営巣地が出来上がった。昭和になると天然記念物に指定された。
- しかし1970年代に宅地化が進んで水田が無くなると、餌となる昆虫も消えたので、サギが1羽も飛んでこなくなってしまった。天然記念物指定も解除された(指定されたあとで解除と言う憂目をみたのはこの1例のみ)
- この悲しみを忘れないため、さぎ山にはもうサギが来ないにも関わらず、公園として整備して後世に残すことにした。
なにこのバッドエンド。さぎ山記念公園はこの地域のトラウマを共有する施設だったのだ。途端に負のオーラがうずまく怪しい施設になってきましたね(んなわけない)
というわけでした。公園利用者がついでに覗いていく程度の施設じゃないですかね。ここ目当てで来る人はまず居ないでしょう。
このパネル展示もどういう置き方してるんですかね。スペース狭すぎだし、壁の展示が影になっちゃってますよ。テキトーな脱力系資料館である。
おしまい
【滞在時間】30分
【混雑度】★(誰もいない)
【URL】なし