浦賀の渡し
浦賀は湾を挟んで東西に分かれる形になっている。
この東西を結んでいるのが、渡し船である。
ちなみに湾には浦賀ドックという興味深い港湾施設があるのだが、残念ながらイベント日を除いて一般公開していない。
今回は東の渡し場から乗船する。
東西の渡し場ともに浦賀駅から徒歩20分弱。
公衆トイレではなく、船の待合所。
朝7時から夜6時までと、営業時間はわりと長い。
ただ12時~13時は昼休み。
船が渡し場に居ればすぐに乗ることができるが、反対の渡し場に居る時は、このボタンを押せば来てくれる。
というわけで、押してみよう。
やってきた。
乗船。
なお船までの橋は定員3名だが、長さ的に5人は乗れてしまう橋なので、うっかり4名以上乗っかって墜落しないよう気を付けないといけない。
船はこちら。
たらい船みたいなの予想してたが、案外ちゃんとした船である(失礼)
いざ出航。
渡し賃200円は乗船時に払う。
東西をむすぶこの航路は横須賀市道とされており、つまり道路扱いになっている。
渡し船の詳しい起源は不明だが、浦賀郷土資料館の資料によると、18世紀前半には始まった記録がある。
運賃として、近隣住民から船頭には米が渡され、それで船頭たちは生活していた模様。
西の渡し場が見えてきた。
乗船時間はわずか3分程度。
渡し賃200円ではどう考えても赤字なので、1917年から浦賀町(現在は横須賀市)が公共交通として運営している。
市民の足ということなのだろうが、今の市民ってこれ使ってるんですかね(白目)
渡し場は東も西も住宅街なので、西岸の人が「東岸に渡って買い物」ということも無さそうである。
予算があるうちに乗船しておこう(提案)
あと最近twitterで運行状況が呟かれ始めてるんだけど、休航時しか更新されないので圧巻のツイート数になっている。
以上
【交通手段】浦賀駅から徒歩20分
【運賃】200円
【滞在時間】10分
【混雑度】★★(他に2~3人)
【URL】浦賀の渡し船|横須賀市