原鉄道模型博物館
横浜~新高島の間にある高層ビルの中にある。
写真右側のビルね。
この中に本当に鉄道模型があるのかと怪しみながら入館。
突然ファンシーな入り口。
1000円というお高目な入場料を払って、改札の中へ。
列車のお絵かきがお出迎え。
模型博物館らしく、最初のゾーンから模型のお披露目である。
ちなみにこの模型は、原信太郎さんの手作りとのこと。
箱根登山鉄道は、運転室から車体の文字までしっかり作られている。
むかしの阪神。
原さんは海外の鉄道も好きなようだ。
アガサ・クリスティーでおなじみオリエンタル急行も、車内の人間までばっちり。
ついには模型がモデルになって、本物の電車になってしまうという逆輸入。
最初の模型ゾーンを過ぎると、原信太郎さんの生い立ち。
コクヨの技術者として戦後間もない時代に様々な機械を開発して300以上の特許を得まくり、それで財産を築いたという。
とりあえずこの博物館は、金持ちが道楽を極めるとこうなるという例も示しているように思える。
第2ゾーンは、原さんが大枚はたいて集めたと思われる模型の数々。
外国の電車などなかなか見ることが無いので、良い機会である。
原少年が書き溜めたという図面。
精密過ぎだろう。
こちらはそんな原少年の武勇伝。
東海道新幹線の1番切符を取るために開業9日前から並んで、しかも駅長に1升瓶までお土産を持っていく有能っぷり。
そんなんだから、学校さぼるくらいわけないのである。
所有品のうち、とくに珍しい品をまとめたゾーン。
世界にも珍しいというモノレールの模型はかなりの壮観。
世界に15個しかなく、この鉄道の会社から譲ってほしいと言われても一蹴した模型。
標識っぽいのいろいろ。
そしてメインディッシュが、この巨大模型ジオラマである。
鉄橋もリアル鉄で作っているようだ。
機関車なんとかも勢ぞろい。
ロープウェイまである。
なにより、線路の素材を本物に近づけているためか、電車が通る時の音がリアル。
ジオラマの中には1つだけ、「原模型鉄道」が走るレールがある。
このオリジナル鉄道は、従来の模型が線路から電気を通しているのと違い、本物と一緒で電線から集電している。
というわけで、サイズは違えども、リアル鉄道を作ってしまっているのである。
パンタグラフいろいろ。
原さんのインタビュー映像が場内で流れている。
その原鉄道がこれ。
たしかにこの線路だけ電線があり、パンタグラフもついている。
原鉄道は常に走っているわけではなく、時刻が決まっている模様。
離れ小島でも、機関車がのんびり走っている。
これら模型は、運転もできるらしい。
予約は出来ず、当日先着順とのこと。
巨大ジオラマの後は、桜木町駅周辺のジオラマがあるけど、正直さっきのと比べるとおもちゃレベルである。
どうしてこれ展示したのかしら。
というわけで、入場料1000円取ってるだけ、やることはやるという感じであった。
以上
【入館料】1000円
【滞在時間】40分
【混雑度】★★★(写真撮ると他人が映る)
【URL】