田谷の洞窟(瑜伽洞)
横浜市の田谷にある定泉寺の瑜伽洞(ゆがどう)は、「田谷の洞窟」としておなじみである。
「洞窟前」という、まんまな名前のバス停からすぐ。
字体に雰囲気がある。
倉庫と住宅に挟まれた、小さな入り口がそれ。
B級スポットとしても取り上げられているので、客が結構おおい。
普通の寺としての機能や、墓地もあるが、みんなの目的は洞窟である。
お堂は比較的ちいさめ。
受付で入場料を払い、洞窟へ向かう。
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あれが、その洞窟。
そもそもこの寺の起源はあの洞窟にあるようで、鎌倉時代に弁財天を祀る祠となる傍ら、道場としても使われていたらしい。
んで僧侶たちが洞窟を掘り進めて、ついでに壁に仏とか刻み始めて、江戸時代までにたいそうな規模になってしまったそうな。
洞内には、四国88か所をはじめ、西国・坂東・秩父の各所の仏たちが刻まれまくっている。
当時は洞内暗かったので、ロウソクの明かりで照らしていたと思われる。
というわけで当時の雰囲気に浸るため、受付でロウソクを配っており、洞窟手前に置いてある木の板に立てて火をともし、洞内を歩こうという趣向をこの寺ではやっている。
こんなかんじ。
ロウソクをたてるところは、これまでの参拝者が垂らしてきた蝋だらけ。
洞内へ。
残念ながら、ここからは撮影禁止。
洞内はかなり広くて、ゆっくり見てると20分くらいはかかる。
そりゃ何百体も仏が刻まれているからね。
そしてかなり涼しい。
なお、このロウソク、洞窟はいってすぐに灯すところがあるんだけど、注意して歩かないと歩行スピードによる風ですぐに消えてしまう。
洞内ところどころ火を灯せる「回復ポイント」はあるので、途中で消えてしまったらそこまで行くしかない。
周りの観光客のロウソクに火が点いている中、自分のだけ点いてないと恥ずかしかったりする。
まあ洞内には照明引いてあるので、ロウソク消えてもなんも困ることないんだが。
逆に「ロウソク消えたら失敗」みたいな縛りで、ゆっくり歩いても良いんじゃないかな。
以上。
【交通手段】神奈中バス「洞窟前」バス停からすぐ
大船駅から:戸塚バスセンター行き(ヒルズ・金井経由)で10分。
10分に1本ペース。
【入場料】400円
【滞在時間】40分
【土日の混雑度】★★★(写真撮ると他人が映り込む)
【URL】