神奈川Cスポ探索日記

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古関裕而記念館

 

 

福島市出身の作曲家 古関裕而(こせき ゆうじ)を記念する資料館である。

福島駅からバスで10分ほど。

「日赤病院前」というバス停で降りて、徒歩2分。

 

 

古関裕而さん。画像はwikiより)

 

古関裕而(1909-1989)は、クラシックから大衆音楽・スポーツの応援歌まで手広く手掛け、生涯で5000曲以上も作曲をした人物である。

名前自体を知らない人でも、メロディを聞けば分かる曲は多いかもしれない。

 

ちなみに福島市役所の方の記念館HPを見ると、古関は「福島市唯一の名誉市民」だそうな。

あれ、ここ県庁所在地ですよね?

県の中心である街に名誉市民が一人しかいないとは、よほど福島市民は名誉に値しない挙動を(以下略)

 

 

さて、古関の曲で一番有名なのは、甲子園おなじみの『栄冠は君に輝く』だろう。

”お馴染み”と書いたが、私の中の甲子園は『ドカベン』のイメージしか無いので、もしかしたら既に使われてないかもしれないが。

 

戦後の学制改革により、甲子園は「全国中等学校優勝野球大会」から「全国高等学校野球選手権大会」へと変更された。

それに伴い大会歌を新しく作るべく、主催の朝日新聞が歌詞を一般人から募集、石川県の文筆家 加賀大介の作品が選ばれて、プロの古関裕而が作曲をしたものである。

 

 

 

スポーツ関係は色々手掛けていて、阪神の『六甲おろし』も、1936年前身の大阪タイガース結成時に古関が作曲。

阪神ファンは全員、この記念館詣でをしよう(提案)

 

問題なのは、古関裕而六甲おろしだけではなく、巨人の応援歌『野球の王者』も作曲していることである。

それ大丈夫?両軍のファンにとっちめられて、道頓堀に落とされたり、水道橋に落とされたりしない?

 

また早稲田と慶応の応援歌両方も作っている。

どうして敵対するチーム双方に手を貸しちゃいますかね。

ついでにイスラエルパレスチナの国歌も作れば良いんじゃないかな。

 

(1Fの模様。画像は公式HPより)

 

館内はサロン・ホテルの1Fにあるカフェみたいな内装で、お高そうなソファや机が並んでおり、窓が大きいので日差しも入って明るい雰囲気。

作者の気風を大事にするためだろうか。唯一の名誉市民だから相応の敬意をもって扱われているのである(たぶん)。

 

主に企画展部屋になっており、このときは古関が作曲したスポーツ関連の曲の楽譜をひたすら置いていた。

さきほどの阪神・巨人など有名どころだけではなく、学校の校歌や、都市対抗に出場する社会人チームの応援歌まで作曲している。

 

今風に言うと、いきものがかりのギター係の人が自分のチームの曲を作ってくれるような感じであろうか。

曲自体も良いし、有名人が作るから箔もつくし、良いことづくめである。

別に小田急の駅を褒めているわけではありません。

 

(2F展示室。画像は公式HPより

 

2Fは常設展。

大きなサイズの展示ケースがスペースにゆとりを持って並んでいるので、部屋はさほど大きくないが広々としており、古関が使っていた道具・楽譜や色紙などの記念品を飾っている。

 

一方で古関の半生や業績に関する解説パネルのようなものは特にない。

代わりにビデオブースがあり、古関の半生はここで見ましょうね、ということ。

作品数が多いので、全部見ようとすると1時間近くかかりそうですが。

 

(画像は公式HPより

 

ビデオブースの隣にはヘッドホンブースがあって、古関が作曲した曲を聞くことが出来ます。

収録されているのは100曲。

ちなみに作曲した総数は5000曲。ぜんぶ聞いた人って居るんですかね。

本人ですら「これ作ったっけ?」と忘れてそうである。

 

半生についてまとめ。

福島市の呉服屋に生まれた古関は生まれながらの音楽好きで、幼少期から買ってもらったハーモニカを吹いて遊んでおり、小学校に入ると楽譜の読み方を覚えて既に作曲し始めたという。どこのモーツァルトでしょうか。

 

実家を継ぐために商業学校に進学するが、在学中に悲しいかな倒産。

銀行に勤務することにしたが、片手間にイギリスの作曲コンクールに作品を応募してみると入賞してしまい、日本人初の国際コンクール入賞として、やたら騒がれることになる。

 

当然レコード会社からお誘いがあり、コロンビアに転職。

本当は海外留学をしたかったが、倒産した実家の面倒をみなくてはならないので断念してのこと。

戦時中は暗い時勢の国民気分を和らげるために哀愁感のある曲を多く製作し、戦後は明るさを社会に取り戻すために活気ある楽曲を作ることに注力したという。

スポーツの応援歌が多いのは、その一環かもしれない。

 

www.city.toyohashi.lg.jp

 

私が記念館行ったとき、福島駅前で「古関裕而を朝ドラに!」という誘致活動が展開されていたのだが、なんと2020年の朝ドラに決定したそうな。おめ。

もっとも盛り上がっているのは古関裕而の故郷ではなく、その嫁さんの故郷である豊橋市の方ですが。

 

 

www.kiminona.com

 

作曲したドラマ・映画曲の中には『君の名は』という作品も含まれている。

あれ、どこかで聞いたような・・?

 

 

違った、こっちだった。

1952年の作品であり、テレビどころかラジオである。

しかもこの時代は生放送なので、出演者のセリフ読みは全部ライブ中継で、古関も毎回BGMを生演奏していたそうな。

それ凄まじいプレッシャーだな。 

 

 

youtu.be

 

主題歌がこちら。

RADWIMPSも参考にしたのだろう、きっと(適当)

 

 

以上。

 

 

【交通手段】福島駅からバス10分(本数多数だが系統複数なので要注意)

【入館料】無料

【滞在時間】60分

【混雑度】★★★(館内にちらほら)

【URL】古関裕而記念館