東海大学海洋科学博物館
東海大学海洋科学博物館は博物館の名を持ってるけど立派な水族館 pic.twitter.com/8TqrKDYlU1
— 銀鏡つかさ (@tsukarium) January 18, 2022
他人様のバズったツイートでブログを始めるのもなんだかって感じですが、この写真すごくよく撮れてるんですよね。綺麗で幻想的でおしゃれなアクアリウム。デートスポットに最適。
私も同じところに行ったはずなのに、全然あんな写真撮れませんでした。おかしいなぁ。
1970年開館なので、地方都市の昭和レトロてんこ盛り!って感じがするよ。看板に書かれている笑顔が怖すぎるよ。サンシャインシティ水族館っぽいのを想像してやって来た付き合いたてカップルの、現地到着と同時に引き攣る顔が慮られてならない。過ちを繰り返す人生ゲーム、シーソーゲーム。
いや「過ち」ってのも失礼ですが。中はちゃんとした水族館です。入館料は1,500円とまぁまぁしますが、水族館としてはむしろ安い方でしょう。
序盤は熱帯の海ゾーンのようです。沖縄に研究施設を持っているそうなので、そこから調達してくるのでしょう。しかし入館して開幕ウツボ登場ってのもあんま見たことありませんが。
続いて出てくるのもシマウミヘビ(左)とかオニイソメ(右)とか、アップしたらインスタ女子の悲鳴が上がってきそうな方々が先陣を飾っております。オニイソメは水中版ムカデみたいな体していて、大きいと1m~3mにもなり、猛毒を持つそうな。
もうやめて!初デートカップルのライフはもうゼロだし、すでにTinderにログインしているかもしれない。
こういうのでいいんだよ、こういうので(孤独のグルメ)
例のエリア。こうやってみると、ここだけ空気が違って現代的な感じが漂いますね(失礼だな)
推しはシロワニだそうです。ワニではないですが人を襲うサメってことで、オーストラリア周辺で人を襲うのでハンティングされまくった結果、個体数が激減したのでこうやって保護しているそうです。
ナショジオの記事で「子宮内で卵から孵化した個体は、まだ孵化していない他の卵や、まだ小さい幼体を捕食する」とあった。生まれる前から互いを殺しあう、共食いガチ勢の鑑。
アオブダイって魚ですが、口が嘴みたいで鳥のようですね。なぜか彼だけはすごいカメラ目線でどや顔を披露してくれました。ちなみに食用だそうです。
たしか「みつくりえながちょうちん」だったと思いますが、オスがかなりメスより小さいですね。オスはメスをみつけると付着して、そのうち互いの皮膚が接合してメスの血液がオスに入るようになり、それで栄養を得て生きるのだと。圧倒的ヒモ生活。深海会のキングofヒモと言えるだろう。
と思ったら、似たようなことしてるやつが他にもいた。ビワアンコウ。こいつもメスの体に噛みついて、そのうち一体化するそうです。もう少しこう何というか、自分で生活しようという意思というか。
という感じで、1Fの展示はおしまい。
あとは2Fの展示を見るのですが・・なんだんだ、こいつら。もう魚ですら無くなってしまいました。たぶん魚の動きを機械に置き換えてメカニズムを把握するみたいな感じでしょうが「お前を見に来たわけじゃない」感がすさまじい。
ここにきて初デートカップルの進退窮まれり。中国版ニモが見せる脱力感が、彼らの行く末を暗示しているようである。
おしまい
【滞在時間】60分
【混雑度】★★★(館内にちらほら)