C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

沓掛温泉・田沢温泉

長野県の青木村にある温泉×2に行きました。

どちらも山中の小さな集落にある共同浴場、しかも硫黄泉です。秘湯とまでは言わないけれど近い雰囲気はあります。

 

〇 沓掛温泉

1つめは沓掛(くつかけ)温泉。別所温泉の西、鹿教湯温泉の北側にあります。松本・上田どちらから来ても車で1時間程度。松本から来る際は国道254号で鹿教湯まで行き、北上したほうが良い。国道143号は「酷道」ですのでサバイバルを味わいたい方にお勧め。

バスは上田駅から青木バスターミナルまで来て、そこで村営バスに乗り換えて沓掛温泉を目指すことになります。上田→青木までは1時間に1本あるのだが、村営バスは1日5本しかないのでだいたい詰んでますね(終)

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共同浴場「小倉の湯」。入湯料は200円。火曜定休。

温度は39℃と少し低め。長湯するには良いですね。硫黄の香りも穏やかに漂ってきて温泉感がすばらしい。浴室のキャパは十数人程度。ツーリング団体とかにぶつからなければ、30分はふやけていられると思います。

レンタルタオルは無かったけれど、ハンドタオルの販売はあった気がする。まぁタオル持参の方が良いでしょう。

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駐車場は浴場のすこし先にあります。けっこう広い。

そういえば石けん類も無いです。村民らしき人から「石けん持ってないってことは旅の人?珍しいねぇ」と言われたので、地元利用が多いようですね。

 

〇 田沢温泉

沓掛温泉から20分ほどの距離にあるのが田沢温泉。数軒の旅館があり、ごくわずかな一角ではありますが温泉街っぽさを醸しています。島崎藤村が泊まった宿も営業中。

バスの本数はこちらも同じです。あきらめよう!

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なお坂の途中にあるので傾斜が厳しい。人間の足腰もそうですが車も頑張らないと悲鳴を上げるかもしれない。道が狭いので対向車が来ると爆死する。

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日帰り入浴は「有乳湯(うちゆ)」。金太郎こと坂田金時の出生伝説があるように、子宝の湯と謳われており「はらみ湯」などと呼ばれている。表現が火の玉ストレートすぎる。

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(館内にあった1930年代の写真)

温度は41℃くらいで普通。ただ脱衣所に入ったとたんに硫黄臭が漂っており、気分が高まります。浴室のキャパは15人程度。まぁ団体が押し寄せてこない限りは入れそうですが。

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沓掛温泉と異なり、小さな休憩スペースがあります。牛乳自販機があるので風呂上りにどうぞ。昔の田沢温泉の写真など展示品がいくらか置かれています。

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その中に田沢温泉を紹介する新聞記事があったんですが、、

「(温泉の湯質を説明した後)これが気持ちよく、オトコを妙な気分にさせる。異性と一緒湯し、互いにさわりっこしたら気分高まり、いけないところにまで(以下略)」。

記事の上部には「スポーツ報知」と書かれていました。スポーツ紙の記者ってホント脳みそ溶けてるなぁ。これを館内展示する田沢温泉さんサイドもどういうことでしょうか。村長に不信任決議案だしますよ(大盛り上がり)

 

おしまい

 

【URL】日帰り温泉施設 | 青木村役場