C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。車が無いので公共交通機関利用で粘っております。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

塩尻市立 平出博物館 & 平出遺跡公園

「日本三大遺跡」で検索すると、静岡の登呂遺跡・青森の三内丸山遺跡が出てきて、もう一つがこの平出(ひらいで)遺跡だそうです。

縄文時代から平安時代まで幅広く豊富な出土品があり、古代研究に大きな貢献をしているそうな。国の史跡にも指定されています。近くにある遺跡公園では、復元された古代の住居いろいろを見学できます。

 

 

アクセス・入館料

アクセス

最寄りはJR塩尻駅です。博物館まではコミュニティバス「すてっぷくん」が出ているのですが土日休日は運休なのだ。なんという無能・・!まぁ平日も1日5本ですけどね。

タクシーだと片道10分、1200円程度です。

徒歩だと片道25分です。往路は登りがあるので少し疲れます。

グーグルマップで塩尻駅~平出博物館を検索すると徒歩30分以上と出るのですが、上の図の通り最短ルートを通れば、そんなにかからないです。

平出博物館/塩尻市公式ホームページのアクセスマップに加筆)

ただ往復50分も歩いていられないので、往路はタクシーで行きました。

博物館見学後、徒歩5分の平出遺跡公園まで移動。そこから塩尻駅までは徒歩20分なのでさほど遠くは無いですね。

 

入館料

博物館は300円です。遺跡公園は無料で見学できます。

 

博物館の展示1 精巧・珍妙な土器の数々

 

博物館の展示室は4部屋あります。大半は縄文時代の土器・土偶ですが、精巧なもの・珍妙なものを多く揃えているのが特徴です。日本三大遺跡と呼ばれるだけあって豊富な出土品数である。

 

珍妙系の代表格がこちら。縄文時代土偶ですが、「ドラえもん土偶」「キティちゃん土偶」と呼ばれています。そういわれると、確かにそうとしか見えなくなります。

平出遺跡の住民は早々にクールジャパンを取り入れていたようです。

これは弥生時代土偶ですが、私は勝手に「カオナシ土偶」と呼んでいます。まぁカオナシにしてはお腹下したみたいな自信なさげな表情してますが。

容器のようなものに顔が取り付けられており、「遺体を一度埋葬して白骨化させた後、その骨を取り出して土器に入れて再度埋める」再葬の儀礼関連だと考えられています。

 

精巧な土器の代表例はこちら。複雑極まりない装飾や、可愛らしい小物など様々です。完成度の高い作品が惜しみなくぞろぞろ並んでいる点は、他の博物館と一線を画している感があります。製造元は格が違いますね。

土器に触ったり持ち上げられるコーナーもあります。けっこう重いので、油断した状態で持とうとすると面食らいます。落とすなよ、絶対に落とすなよ。

 

また時代背景を説明するパネルではキツネちゃん達が登場します。普通にかわいい。社会科見学で来館した児童たちの数%はケモに目覚めてしまうかもしれません。罪深いなあ(嘆息)

 

博物館の展示2 壮麗&先進的な出土品

展示品は縄文土器だけではありません。県宝に指定されている壮麗な作品もあります。

平安時代の儀式に使われていたとされる緑釉水瓶。これは平出遺跡発掘のきっかけになった陶器です。

戦後、地域住民が畑を耕していたら偶然発掘され、関心を持った研究者が本格調査を開始したら出土品がごろごろ出始めたらしい。まさにベンチマークとなる展示品です。

農作業中に鍬で叩き割ってなくて良かったですね。

神々しいオーラを放っている銅鐸は弥生時代のもの。ほぼ無傷の状態で発掘されており、奇跡に近い優品です。銅鐸自体、東日本ではあまり見つかっていないようですが、東海地方では出土しているので当時お決まりだった天竜川遡上ルートでやってきたのでしょう。

おまるではありません。奈良時代の硯だそうです。背中の羽は取り外し可能のようです。

こうした鳥型の硯は平城京などで見つかっているそうですが、数が少なく貴重だそうな。なおアヒルではなくてカモだと思われています。

さらに平安時代には、なんとアイロンがあったそうです。名称は「火熨斗(ひのし)」。フライパンみたいな形してますが、皿の部分に炭火を入れて温め、底の部分で布を押して伸ばしていたとか。

これも全国で10点ほどしか無いそうです。平出の民は先進的ですね。ドラえもん・キティちゃん・おまる・アイロン、時代を千年ほど先取りしています。

 

平出遺跡の復元建物たち

博物館を見終わったので、平出遺跡公園に移動しました。徒歩5分。

遺跡の発掘品を参考に、縄文~平安時代頃の住居が復元されているのです。

  

建物は10数棟あるのですが、内部に入れるものと入れないものがあります。

これは高床式倉庫。床は骨組みの上に板を敷いているだけなので不安定感が凄まじく、底が抜けそうな恐怖を味わうのに適しています。

竪穴式住居はそういう不安定感ありませんが、なぜか禍々しい布が掲げられていて、古代の家というよりフリーメイソンの集会場のようです。入信しないよう、気を確かに保たなくてはいけません。

戦後のバラックみたいなみすぼらしいのが1軒だけあるんですが、これは市民や児童たちが「実際に土葺き屋根を作ってみよう」プロジェクト(名称は適当)で建てたんだそうな。みすぼらしいとか言ってはいけません(戒め)

入り口は高さが全くなくて、身長50cmくらいになるまで体を畳まないと頭ぶつけるので攻略最難関な要塞です。

 

おしまい

 

【滞在時間】博物館60分、遺跡公園30分

【混雑度】博物館:★(誰も居ない)

     遺跡公園:★★(他に数人)

【URL】平出博物館/塩尻市公式ホームページ

 

〇 博物館

〇 遺跡公園