中山道みたけ館、商家竹屋
可児郡の御嵩町は、中山道49番目の宿場町がありましたとさ。戦国武将 可児才蔵の出身地でもあります。その郷土資料館がこちら。
概要
アクセス・駐車場
名鉄広見線の終点 御嵩駅から徒歩5分です。1Fは図書館で、2Fが資料館になっています。駐車場も図書館なので、20台は停められそう。埋まることは滅多にないかと。
営業日
図書館なので月曜休みですが、第3火曜や最終金曜と、他にも数日やってない日があるので気を付けたい。
入館料
図書館なので無料です。やったね。
展示1 宿場町の暮らしぶりと、ちょっとアブないライフハック
町があるので、それだけ人や文化もあるわけですね。屋敷の模型とか旅籠の道具とか。
江戸時代のみならず古代の土器に始まり、近代の炭鉱業まで幅広く扱っております。
1861年に14代将軍 徳川家茂に嫁いだ皇女和宮も、中山道を通って江戸に向かいました。御嵩で休息した際に和宮が下賜した京人形だそうな。
今で言うと眞子様が街道にむらがる庶民にお渡しするイメージである。まぁ現代の和宮降嫁は当面実現しなさそうですが。
旅の道中でのライフハック用心集。困ったときの拠り所だが、割ととんでもないコトが書かれている。
船に酔ってしまったら、なんと「子供の便を飲む」か「大人の尿を飲む」のだそうだ。なぜなら「川の水を飲むと即死する」。
便とか尿を飲んだ方が即死すると思いますが・・当時の人はコアラかウサギだったのだろうか。
足が痛むとき→「足の裏に塩を塗った後に火で炙る」
土踏まずが痛い→「ミミズをすり潰して塗る」
いやー明日お友達に教えてあげたい豆知識ですね!
展示2 天下最強の武将 可児才蔵
これは企画展なので普段おいてないのかもしれませんが、郷土の有名人枠で可児才蔵が特集されていました。戦国好きの皆さんならご存じでしょうか。
資料館サイドによると「戦国最強の武将」です。あれ、本多忠勝じゃなかったの?(戦国無双並感)
関ケ原の合戦に福島正則の配下として出陣、17人もの敵を討ち取って武勇をはせたそうな。
すごい武将ですが、頭に草はやしてるんですよね。なにしてんの。
関ケ原のとき、倒した17人分の首を一度には持って帰れないので、その辺の竹の枝を差して目印にしたそうです。それを見た家康が「笹の才蔵やな」とコメントしたので、笹が頭から生えるようになりました。
銅像が広島に残っているのですが、その像が高さ182㎝であり、可児才蔵の身長と同じではないかと言われています。当時の平均身長は157㎝であり+25㎝なので、現代の男性平均身長を170㎝として+25すると195㎝になる。デカい。
なお戦国時代で最も高身長だったのはなんと豊臣秀頼で195㎝だったそうな。意外過ぎる。大坂の陣が合戦ではなくバスケでの勝負だったら豊臣方が勝っていたかもしれない。
展示3 商家竹屋という古民家
資料館から歩いて1分のところに分館として、宿場町の商人の家が保存されており、こちらも入れます。明治初期の建築だそうです。
竹屋というから竹でも売ってたのか(安直)と思ったら、投資家だそうな。電気やガスやら鉄道やら、様々な事業に出資してたくさんの有価証券を保有していたらしい。
これが大正時代の有価証券。品目の少ない蕎麦屋のメニューみたいな書きぶりで全然証券にみえませんな。間違えて捨てそうである。
ただ竹屋さん結構お金持っていたようで、屋敷の裏には蔵が2つに茶室まであります。意外と広い。名鉄広見線は1時間に2本なので、遅れないよう時間配分に気を付けよう。
おしまい
【所要時間】60分
【混雑度】★★(他に2~3人)
【URL】中山道みたけ館