C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。車が無いので公共交通機関利用で粘っております。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

南極観測船ふじ

南極調査のための人員・貨物の輸送を1965年~1983年まで担っていた観測船ふじ。現在は名古屋港に停泊して博物館になってます。

名古屋港駅から徒歩10分。入館料は300円で、名古屋港水族館や海洋博物館とのセット券もあります。

船内の施設は当時のまま残されており、ぐるっと一周するコースです。

毎年11月に日本を出港→南極到達→5月に帰国というスケジュールで、240人ほど船員が乗り込んでいた。大人数が洋上で長期間暮らすので、寝室だけでなく様々な施設が備わっております。

最初にあるのは調理室。毎日240人の食事を作る超重要施設である。火事が起こるとヤバいので火は使わずに電気と蒸気機具で料理したそうな。コックさんは少人数なので、パン製造機・アイス製造機など色んな機械を用いてましたと。

もやし製造庫なんてのもあった。船内に積んである野菜は冷凍ものばかりで味が落ちるから少しは新鮮な野菜を、という目的で栽培していたのだ。栄養価もそれなりにあるらしい。大食漢の船員もこれで胃袋かさまし出来て安心である。

5か月間も航海するのでドクターが医務室でスタンバっております。健康診断や診療のほか、なんと盲腸の手術までやったそうな。洋上でオペとは恐ろしい。パワプロだと1/10の確率で死ぬと思う。

床屋までありました。乗船期間は5か月もあるので、乗組員の頭がみなボサボサでも困るのだ。ただプロの理髪師はおらず、手先が器用な乗組員にやらせていた。責任重大だなぁ。

バリカンで縞模様になるようカットする「虎刈り」ってのが流行っていたそうな・・ヘアスタイルっていうか、刈り損なってまだらになってしまっただけではないのか。なお「虎刈り」で検索すると元AKBで坊主頭にした人が出てくるのでエクストリーム謝罪にも効用があるようです。

船内には乗組員の寝室がたくさんあるのですが、扉しまってて入れないんですよね。網目模様のガラスごしに眺めるしかありません。同様の施設である横浜の帆船 日本丸はこういうとこ入れたので、ちょっと残念でござる。

2人一組の部屋は、約30人居る幹部用。幹部でさえ個室ではないのか、船のスペース的に仕方ないんでしょうね。相部屋の人がイビキとワキガで無いことを祈りましょう(通称 相方ガチャ)

幹部でない平社員の方々は大部屋で一緒くたにされます。収容人数105人の部屋で、3段ベッド。夜中にトイレ行くとき下段の人にぶつからないよう、最上段の人にはプレッシャー掛かりそうだ。先輩の顔でも踏んだら甲板にふんどし一枚で吊るしあげられてしまうかもしれない@マイナス30度の世界

1日のスケジュール表が貼ってあった。夕食は16:30。昼食は11:30なので、ちょっと早すぎやしませんか。消灯時間の部分が破れて見えないのは夜遊び勢の仕業だと思われる。まぁ夜遊びといっても、やることないかもしれない。延々と大富豪するとか。

そんな船内を抜けると展示室に出ます。南極関係の資料を飾っております。

中央を占めているのが雪上車。南極に到着して下船すると、これに乗り込んで基地まで行くのだ。道中で故障して動かなくなると人生が詰んでしまうため、生き残るための道具は備えているようです。

左が南極の氷、右が普通の人工氷。南極のは雪が固く押し込まれ、そのとき空気も含まれるので白くみえるそうな。水を入れたコップの中で溶かすと、その空気がはじけてパチパチ言う。

基地の模様も展示されています。インターネットは使えるのでネットフリックスは見れますが、テレビの電波は無いのでNHKオンデマンドTVerとかに無い番組は日本から取り寄せるしかありませんな。

甲板に出ました。南極観測に使用するヘリコプターが配備されています。2000トンもの重量に耐えられるので、さきほどの雪上車を括りつけて運んでいたらしい。すごいパワーだな。やっぱりですが内部には入れません。

そして最後に司令塔であるブリッジ。あれ、ここは入室できるんだな。入れる部屋としてはここにきて初めてではなかろうか(平社員用の寝室は大広間なのでちょっと違う)

 

おしまい

 

【交通手段】名古屋港駅から徒歩10分

【入館料】300円

【滞在時間】45分

【混雑度】★★★(ちらほら)

【URL】体験型歴史的資料「南極観測船ふじ」