白馬ジャンプ競技場
1998年長野で行われた冬季オリンピックで日本は5つの金メダルを獲得しましたが、そのうち2つはここ白馬のジャンプ台で行われたラージヒル個人&団体。
そのジャンプ台は現在でも選手の練習場として使われているわけですが、一般客もリフトでスタート地点に上がれるのだ。
なによりオリンピックの資料室なるものがある、これは行かないといけませんね(使命感)
アクセスですが、白馬駅からコミュニティバスが出てます。上記の白馬村HPから「シャトルバス」のページに行くと、時刻表が見られるよ。
ただ本数が少ない上に電車の時間と合ってなかったりするのだ、無能(断言)
白馬駅から八方バスターミナルを通る路線バスは電車の時間に合わせてちょくちょく走っていて、そのターミナルからだとジャンプ場まで徒歩15分です。
ターミナルへは長野市や東京方面からもバスが来ていて白馬村のハブみたいになっている。
駅から歩くと30分くらい掛かってしまうので、私みたいに体力温存しないと死ぬ方はバスを利用して少しでも歩く距離を削ったほうがよいでしょう。
さてリフトに乗ってジャンプ台に上がります。往復で460円。
近隣にある白馬五竜のリフト&ゴンドラが往復2000円以上するのと比べると、相当安く感じる。あちらは観光地化されているが、こっちは自治体の施設だからです。
お金が浮いた分、記念にTシャツでも買っていってどうぞ。
料金安いのはいいけれど運営的に大丈夫かと思ったら、案の定大丈夫ではなかった。
オリンピック終わったら、そりゃ使う人減りますわな。
毎度おなじみガバガバ需要予測の行政と議員でございます。
というわけで興味のある方は、無くなる前に早めに訪問しておいたほうがよい。
リフトは所要7分程度で、乗っているお客さんの姿もちらほら。
ただ夏休みにしては、賑わっているとは言い難い程度の人数だったかな。
頑張ってクレメンス。
見えてきましたジャンプ台のスタート地点。
左側へ伸びている足場はノーマルヒル、右側はラージヒルへ繋がっています。
リフトは100台ほど動いているそうだが、1台だけ「金のリフト」があり、乗れたらラッキー。
滅多に当たるもんじゃないよねと思ってたら、私の順番になってこれがやって来て、あっさり乗れてしまった。
乗り心地は普通でした、当たり前だ。
リフト下り場からエレベーターで上がり、ラージヒルのスタート地点に向かいます。
足場は網目状になっていて、下の風景が良く見えますね。
冬場に雪が溜まらないよう、こういう仕様になっているんでしょうが、高所恐怖症は一発アウトだな。地上からの高さは60mほどです。
さらに階段を上りますが、ここもしっかり網目になっていて「足場が崩れて落ちたら助からない」感をアピールしております。
スマホやカメラも落とさないよう、撮影の時は気を付けよう。
ラージヒルの展望台に来ました。
選手のスタート地点はこれより数メートル下です。
ここから地上に向かって滑り落ちるなんて、ダムの堤体から飛び降りるのとあまり変わらないのではないか。自殺か!
ジャンプする地点の先端~着地地点の最奥は130m程度。ながい。
夏場でうだるような暑さですが、この地点は風もあってたいへん心地よい。
ラージヒルから降りて、下のフロアは資料室になっています。
金メダル。ちなみに製造は、通貨を作っている国の造幣局が合わせて行っております。
なので造幣局の資料館に行けば、そこにもメダルが置いてあるよ。私は埼玉でみました。
さすがにジャンプ競技は行われないようです。
ラージヒル団体で金メダルを取った4選手の足型。
なお金メダルは団体およびラージヒルの船木選手ですが、ほかにノーマルヒルで銀メダル1つ、ラージヒルで銅メダル1つが獲得されています。
オリンピックで使用された道具も展示されています。
いったいこれは何リンゴでしょうか。
パカっと開く仕様になっていて、数字が記載されている。
これはクロスカントリーでスタート順を決める籤だったそうな。
サザエさん方式。
このスタンプもクロスカントリーで使われたもので、スキー板に押される。
選手は競技開始前にスキー板の検査を受けねばならず、スタンプを押されないとその板は使用できない。
雪の状況により、板に塗るワックスを変えないといけないのでチームスタッフは苦労するそうだ。
板のサイズはこの計算式により決まる。
BMIから算出するんだね。
大会のマスコット、スノーレッツです。
4人そろってスノーレッツ!
左からスッキー・ノッキー・レッキー・ツッキーという安直な名前の付け方をされている。覚えやすいので良しとしよう。
一方、パラリンピックのキャラはこれ。
なんだか中国製ピカチュウな気がしなくもない。
もう1フロア降りて、最後にノーマルヒルを見に行きます。
また恐怖階段になっているのだが、選手たちは大きなスキー板を担いでここを通るわけ。
バランス崩して手すりから落ちたらジ・エンドだ。
これから滑るライバル選手に対し、偶然を装って横からぶつかり転落死させるなど様々な謀略がなされる場所であり、戦いは既に始まっているのである。
着きました。
ラージヒルと比べると小型感だが、ジャンプ地点から着地点までは90m程度。
なお滑走路でのスピードはラージだと90km、ノーマルは80kmだそうだ。
よくそれで着地できますね、私だったら足が砕け散ると思う。
そんなわけでした、おしまい。
【交通手段】白馬駅からコミュニティバスか、八方バスターミナルから徒歩15分
【入場料】460円(リフト代)
【混雑度】★★★(ちらほら)
【滞在時間】60分
【URL】新しい情報はfacebookで https://ja-jp.facebook.com/hakuba.jump/
↓ 白馬村の公式ページ