リゾートビューふるさと(乗車記録 松本~白馬)
長野~松本~南小谷を結ぶJRの観光列車です。
普通な車両を改造して「おもてなし」要素やイベントを盛り込んだリゾートトレイン。
ちなみに長野県には他に、長野~十日町を結ぶ「おいこっと」、小諸~小淵沢の「HIGH RAIL1375」と計3種存在しています。
予約はえきねっとから出来ますが、特急じゃなくて快速だから、料金が安い。
長野~南小谷を特急で来ようとすると、しなの+あずさで特急券1500円(乗車券別途)はするが、快速は520円で済むのだ。
大糸線は1~2時間に1本のローカル線であり、駅間の所要時間もかなりかかるので、早くて快適な快速列車はかなり有用である。
今回は都合により、松本→白馬を乗車します。
なので長野~松本間は乗車しないのだが、その間にある姨捨駅は日本三大車窓スポットに挙げられており、10分ほど停車して風景を楽しめるようになっています。
車内の模様です。
何が良いって、広々としているところ。
足を思いっきり伸ばして寛ぐことができます。あずさではこうは行かん。
スペースが有りすぎて、前の座席の背中に備え付けられている机に手が届かないレベル。お弁当が食べられないよ!
そんな時に備えて、脇机がセットされているのです。
新幹線とかで見なくなった気がするので、懐かしい感もある。
残念ながらコンセントは付いておりません、車両自体はそんなに新しいものではないから仕方ない。
走行中はツムツムせずに車窓を楽しみましょう。
車両は2両編成で、乗務員室の手前にはこのように展望スペースが設けられています。
前方の運転席側はお客さんが集まりやすいので倍率が高いが、後方部はそうでもないので狙い目。
鉄オタ勢は公共の福祉を考えつつ、ご利用ください。
沿線の写真を載せたブックが置かれている。
北アルプスの山岳地帯を走るので、常念岳など雄大な山々をバックにした撮影スポットはいろいろ。
車内販売もありますが、基本はお菓子・おつまみとドリンクです。
松本駅で10数分停車するので、駅弁はそこで買うと吉。
しかしこのメニュー表、英語オンリーだったんだけれど、日本人はどこで注文すれば良かったのかな?
まぁアテンダントさんが車内を回っているので声を掛ければよい。
小規模ですがアル熊アニキと記念撮影もできます。
そういえば乗車したのはお盆真っ盛りの時期で、私はこの数日前に予約したのだがその時点で座席は若干残っていたな。倍率はそこまで高くないわけか。
ただ当日になるとさすがに満席であった。
予約はお早めに。
さて列車が走り出すと、車両のドア上部にあるモニターで車窓がLIVE中継されます。
運転席前に陣取らなくてもここで見られるので、無精な人はこれで妥協しよう。私のことだが。
松本を出て15分くらいすると穂高駅に到着。
ここでなんと列車は30分停車します。
単線路線なので行き違いの都合もあると思うのだが、この時間を利用して駅すぐにある穂高神社の参拝ツアーが組まれており、アテンダントさんにくっついて行けば良い。
私は既に行ったことがあるので、車内でダラダラすることにします。
みんな参拝に行ってしまったので、このスキに運転席付近を覗き見。
なぜかマイクが置いてあって、「?」となった。
乗客カラオケ大会でもこれからやるのかしら。
そうではなく、穂高~信濃大町間で車内おもてなしイベントがあるのだ。
三味線や尺八の演奏など、何種類かあるうちからランダムで1種類おこなわれます。
このときは地域の民話朗読であった。
信濃大町を出ると、次は海ノ口駅で一旦止まるのだが、これは停車駅ではなくて面している木崎湖を眺めるためである。
なのでドアは開きません。
映画『犬神家の一族』(1976の方)でロケ地と一つとされました。
ただ頭を湖面に突っ込んでダイナミック逆立ちしてるのは、この木崎湖より北側にある青木湖で撮影されたそうな。
あれ諏訪湖の話なんですけどね、当時の諏訪湖は汚すぎて使えなかったのかしら。
とそんな感じで白馬に着いたので、おしまいです。
穂高で30分も止まっていたので、松本以北の所要時間としては鈍行列車と大して変わらないのだが、快適性はさすがに違いますな。
あとお盆期間の大糸線はめちゃめちゃ混むので、そういう意味でもゆったり座れる快速はお勧め。
以上
【料金】520円(長野~南小谷)
【URL】
車両案内:JR東日本旅客鉄道株式会社 長野支社 | リゾートビューふるさと
予約:えきねっと→指定席