C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。車が無いので公共交通機関利用で粘っております。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

ハーモ美術館(ダリの溶ける時計とアンリ・ルソー)

下諏訪の湖畔にあるハーモ美術館には、サルバドール・ダリの本物のブロンズ像があるほか、アンリ・ルソーらフランスの画家を始めとした西洋画を展示しております。

湖のほとりで芸術鑑賞なんて優雅ですねぇ。

 

 

アクセス・入館料

 アクセス

場所は下諏訪駅から徒歩20分の距離です。

コミュニティバスなら5分で来れますが、、本数は1日4本です。こりゃ歩いてきた方が早いですね。

下諏訪町循環バス「あざみ号」について | 下諏訪町 (←赤砂・東山田線です)

入館料

なんと破格の1,000円!これは死に物狂いで絵をガン見して元を取らないといけませんね。

 

展示1 ダリの時計 

館内は撮影禁止ですが、入口のブロンズ像だけ撮ってOKです。スペインの天才画家サルバドール・ダリの作品『時のプロフィール』。

7点製作されたうち、貴重な1点をハーモ美術館が所有しているのだ。

・・あのう、時計ってこんなでろ~んってしてましたっけ。ピザに載っている溶けるチーズのようだ。柔らかくて美味しそう。月刊「この、チーズが食べたくなるブロンズ像がすごい」で特集されそう。

サルバドール・ダリ『記憶の固執』1931。この絵は館内には無いです)

溶ける時計は、サルバドール・ダリ作品の特徴の1つのようで、別の作品にも登場しております。これについてダリ本人は「カマンベールチーズが溶けるのを見て思いついた」としか語っていないため、真意は分かりませぬ。 

ハーモ美術館さんの解説によると「ダリは毎日多忙だったので、時計を歪ませることで永遠の時間を手に入れようとした」とのこと。すなわち無限の休暇である。ダリ長期休暇とりたかった説。ずいぶんと現実的な社会人ですな。

ちなみにダリは奇人変人として知られていて、「頭にフランスパンを乗せて、これはリーゼントだと言い張った」「講演会のパフォーマンスでなぜか潜水服を着て登場し、酸欠で死にかけた」「友達を突然、橋の上から突き落とした」など楽しい経歴でいっぱいです。現実的な社会人とは対極にいるように思えますが・・

(さっきの写真を90°傾けました)

一方でこの時計、ダリの横顔を表しているらしいのです。滴り落ちている部分が鼻ってことでしょうか。

溶けていく自分の顔と時計。そういえばダリは、腐敗ということに対して嫌な感情を持っているようです。永久の時の中で徐々に溶けて腐っていく自分、そんな無限に続く拷問のような状況をチーズを通してコミカルに描いているのかもと思ったのでした。はい、チーズ!

(このサイトを参考にしました)

 

 展示2 アンリ・ルソー

この美術館の最大の売りは、フランス人画家アンリ・ルソーのコレクションです。

49歳まで税関に勤めた後、退職して画家デビューという不思議なキャリアを積み、かのピカソを始め有名画家勢は大絶賛していたのだが、生前は全く評価されなかったという不遇あるあるの人。現存する作品が少ないので、所蔵品は貴重なのだ。

アンリ・ルソーフットボールをする人々』。この絵は館内には無いです)

特徴としては、遠近感が無い・人の顔が変・ポーズが変態といったところ。初代プレステのコテコテ3Dみたいです。・・こりゃ理解されないわ。

しかしルノワール(喫茶店ではないほう)は「色彩の調和が良ければ、あとはどうでもいいだろ」とルソーを擁護しております。なので色彩に注目しましょう。残りは・・感性の豊かな方にお任せします。

アンリ・ルソー『ラ・カルマニョール』)

フランス革命でバスチーユ制圧を祝って踊っている人々の様子を描いたものですが、周囲の旗にぜんぜんフランス感が無くて笑ってしまう。実はフランス嫌いでしょ?

アンリ・ルソーさん)

私はこの人の画集&書簡集を見たことあるんですけど、書簡がほとんど「絵を買ってくれ!」系の無心なんですよね。知人のお金持ちや市長ら権力者に手紙で「私の絵は素晴らしいので買ったほうが良い」と、無心している側なのに態度だけは堂々としているのが滑稽で面白いです。

アンリ・ルソー 楽園の夢』という画集です。

 

展示3 西欧画家のコレクション 

キテレツな画家ばかり登場してしまったけれど、他にもいっぱいあるので見てくれよな!

カミーユ・ボンボワ『Vue De Bord De Riviere』←「川の端の風景」?)

フランス人画家のカミーユ・ボンボワ。父が船頭だったこともあって、水辺の風景を得意としております。

透明感があって清浄な空気がとても良く、日ごろの鬱憤を鎮めるのに適しており、職場に1枚飾っておきたいところです。 

カミーユ・ボンボワ『池の中の帽子』)

 ・・と喜んでいたら、こいつも変態チックな絵を描いていた。この風景を見ている画家は、いったいどういう姿勢を取っていたんでしょうね。フトモモフェチなのは間違いない。 

アンドレ・ボーシャン『 Personnages et Fleurs』←文字と花?)

こちらもフランスの画家、アンドレ・ボーシャン。

とにかく花!花!ってくらい花満開。人間の5倍くらいのサイズですね。アマゾンの奥地ですかここは。

 

他にもグランマ・モーゼスマティスシャガールら様々取り揃えております。彫刻や版画も時期により入れ替えているようです。

外を見ると諏訪湖が広がっています。オシャレで良いね。

おしまい 

 

 【混雑度】★★★(ちらほら)

【滞在時間】60分

【URL】

www.harmo-museum.jp