世田谷区 岡本公園民家園
世田谷区にある民家園です。
同区にはもう一つ民家園があり、つまりこれは片割れ。
静嘉堂文庫美術館が裏にあるから寄ったところ。
地域住民以外で、この民家園目当てだけで訪れる人はまず居ないだろう。
メインの母屋は「長崎家住宅」と呼ばれ、18世紀末の建築とされている。
竹ざおと籠がやたら高い高いされているが、どうしたんだろう。
ちょっと落ち着いてほしい。
中に入りました。
土間部分。
草履がこれでもかと引っ掛けられている。
かまど。
座敷に上がれます。
囲炉裏。
てっきり形だけかと思いきや、ちゃんと火は点けているらしい。
えらいぞ、民家園。
なおお茶も置いてあるので、好き勝手に飲んでよいそうです。
奥の方を見渡す。
これが床の間だろうか。
質素だなあ、農家住宅。
前方部分を眺めた図。
横の方は、なんか裏の作業場所っぽいから、あまり見ない方がいいですかね。
ちゃんと有形文化財として指定されてますよ。
しかも第1号!
まぁ指定元は世田谷区なんで、小規模ですが。
納屋。
きっと鯉のぼりが仕舞ってあるのだろう。
まぁ書いておいた方が分かりやすいからね。
区役所で人事異動があって、後任の人が「鯉のぼりの保管場所わからないから飾れません」という事態にならないようにしている。
しかし「大正」って書かれても、何の事やねん。
百人一首形式の注意書き。
手間暇かけて製作してますが、禁止事項なので結局バッテン付けなきゃいけないのが悲しいところ。
何に使うか知らんが、木材色々。
母屋の次は、土蔵。
これも長崎さんのものかと思いきや、浦野さんの蔵だった。
中はすっかりタイル貼られて近代化しております。
戦後のいっとき、アパートとして使われたことがあったとさ。
住める環境じゃないだろうと思うが、住居の需給がめちゃくちゃ逼迫していた時代だったのだろう。
最後に裏門。
母屋・土蔵とセットで世田谷区の文化財になっている。
横尾さん宅のものであり、これまた所有者が異なっている。
とにかく余っていた古い家屋を何とか集めてきた感がしますな。
というわけで内容的にはかなり心細い民家園であるが、なんとYouTubeデビューしている。
さすがそういうところは23区。
まぁ堂々たる民家園というより、地域の公園的な役割りですな。
以上。
【交通手段】
【入園料】無料
【滞在時間】20分
【混雑度】★★(他に2~3人)
【URL】