日本郷土玩具館
日本郷土玩具館は、江戸~昭和ころの昔のオモチャをひたすら集めている博物館である。
建物の入り口付近は民芸品ショップとなっており、博物館は店内奥の方に進んだところにある。
入館料は400円。
店内には多くの観光客が居るのだが、博物館部分は有料ということで、一人も居ませんでした(小並)
先述の通り、江戸~昭和頃のオモチャを並べているのだが、民芸品オンリーがテーマである。
だからブリキやプラスチック製の、毛唐の玩具なぞは置いておらんのでござる!
地域順に並んでいるようです。
かなりの割合を、土人形と張り子で占めているような感じである。
どちらも日本全国に広まっている玩具だからか。
張り子のトラ。
新潟の「三角だるま」。
これ、ダルマなのか?
張り子は、木や土で枠を形作って、紙を張り付けるもの。
トラだけでは無く、ザリガニだって張り子にできるのである。
首は振れないけど。
サルの山。
お山の大将どころか、山自体をサルにしてしまった。
わりと地獄絵図な気がしてならない。
これは倉敷物語館でみたぞ。
首さし人形。
これだけ見ると晒し首である。こわい。
この周りに衣装をつけるのが、本来の遊び方であるはずだが。
簡単そうな人形が多かったので、ちょっち豪華なやつも。
桃太郎さん大集合!
司会は桂文枝かな?
日本各地の桃太郎さん。
これは犬・サル・雉も登場しているけど、雉だけが荷車を引かされている。
他でもそうだけど、なんか雉の扱いって・・こうね。(憐憫)
中から何か覗いている。
こわいって!
この部屋1つでだいぶ満腹ですが、ドアを開けると別の世界が広がっているそうです。
はえー見事な蔵ですねぇ。
これら蔵については、江戸時代から米倉として使われていたそうな。
この辺はダルマゾーンですね。
さっきの建物に比べると、けっこう灯りが暗い。
だからこんな怖げな写真になる。
夜に来たくない建物だな(率直)
土笛のみなさん。
ただの置物では無いのだよ(どや顔)
まーた晒し首かぁ。
こんなカマドもあります。
どうやって遊ぶの、これ?
奥の部屋。
明るくなった(安心)
まだまだ怒涛の土人形。
しかしここでは凧という新要素の登場である。
でかいから、あまり置けないけど。
天井を見ると、大量のお面がこちらを見ている。
あそこまで登って飾るの、大変だったろうなぁ(しみじみ)
中国地方では天神信仰が多いという張り紙がこの辺にあったので、彼らは全て天神様なのだろうか。
天神様は菅原道真のことである。
菅原道真の絵がこちら。
人形の方は、ちょっと顔がシュッとしすぎてますね(指摘)
こんな閻魔様はイヤだ。
この部分だけメンコが置いてあって、すごい先進的な感じがしてしまう。
マヒってきたなぁ。
モモタロさんの旗。
桃太郎の足元を見ると、三つのどす黒い塊が散らばっている。
まさかこれは・・
突然ですが、雛人形です。
やっぱり土人形がナンバーワン!
腹踊りっぽいことしてる人形なんだけど、これ女性じゃないよね?
なんというセクハラ。
踊ってるの本人たちですが。
最後のお部屋は、階段を登った2Fです。
突然オーストラリア原住民の刻んだ木材みたいなの出てきたけど、どうしたの?
ぽっぽはハトの専売ではないと主張する点でも、斬新な作品である。
巨大なコマ。
世界で一番長い時間回り続けたコマとして、ギネス認定されています。
1時間8分だって。
ただこれは昭和58年の記録であり、またコマ回しは身近なものでもあるため、他にも挑戦者はいくらかおり、現在では更新されているようである。
木工細工だけの雛壇だが、逆に手を抜いているように見えるのが悲しいところ。
というわけで、館内には嫌になるほど大量の玩具が並んでいたのだった。
展示品は5000点もあるらしい。
しかしそれは一部でしかなく、コレクション全体だと3万点を超えているんだとか。
いや、5000点で大丈夫っす(懇願)
庭を経由して、ショップのある建物に戻っておしまい。
以上。
【交通手段】倉敷駅から徒歩15分
【滞在時間】30分
【混雑度】★(誰もいない)
【入場料】400円
【URL】