C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。車が無いので公共交通機関利用で粘っております。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

八街市郷土資料館

八街市の郷土資料館に来ました。八街駅から徒歩20分程。

ずいぶん大きくて立派な資料館ですねぇ・・と思ったら、これ公民館らしい。資料館じゃないんかい。

資料館は駐車場を奥に行ったところにあります。

どうみても倉庫用のプレハブです。本当にありがとうございました。

ちょっとこの落差は大きすぎませんかね。八街市の郷土資料に対する姿勢がよく分かる一幕であります。

まぁ入場料無料です。牛小屋とかだったらさすがに意気消沈するけど、プレハブなら文句は言えませんね。

展示品は時代順に並べられているスタイルです。まずは古代から。  

古代コーナーは貝塚で見つかった貝のご紹介です。何種類もあったけれど、ツメタガイが気になった。

肉食性で、体内に持っている酸で他の貝の殻を溶かし、舌で穴をこじ開けて食べてしまうのだ。まさかのパワータイプ。

こいつのせいでアサリが襲われて漁業被害を今でも出しているそうです。しかもツメタガイ自体は不味くて食べられないそうだ。な、、なんという無能。

一方こちらのテングニシという巻貝は美味しいそうです。

ポスターモデルにされているけれど、宙に浮いていると天空の城か何かのように見えますね。八街は天空都市。

狩猟採集を絵にしたものです。この手のものって結構むさい感じのイラストが多いんですけど、萌え系の部類だと思います。普通にかわいい。

イラストは他にもありまして、縄文土器の文様とか描き方を手書きで説明している。

気合が入ってますねぇ。無味乾燥なパネル展示よりよほど良いと思います。

縄文の次は弥生時代の展示になると思うんですけどね、八街には弥生時代の遺跡がないそうです。しゅう~りょ~う。

館内ではこのスタンプ型のキャラが案内役になっているんですけど、「遺跡は無いのじゃ^^」って、笑顔で言う話じゃないんだよなぁ(呆れ)

スタンプおじさんの元ネタはコレです。奈良・平安時代に使われていた「郡印」。

上総国 山邊郡という郡役所の印鑑ですね(大網白里のあたり)。

郡は全国に600弱もあったから印鑑なんて大量にあるんじゃないかと思うんですが、現在残っているのはこれを含めて4つしかないそうな。というわけで国の指定重文です。

だいぶ時代が飛んで戦国になりました。

八街にも城はあって、根古谷城という・・のだが記録が殆ど無いので何の城だかよく分からんとのこと。

いちおう千葉氏が持っていたそうだが、千葉氏は北条氏に味方して秀吉に敵対していたので、小田原が落ちたときに根古谷城もマリオワールドの子クッパの城よろしく木端微塵にされた模様。

いきなり戦国時代の話になったのは、鎌倉~室町の間の記録が見つかっていないからだそうです。なので中世の八街は何があったのか誰も知りません。

だから笑顔で言う話じゃないんだよスタンプじいさん(叱責)

江戸時代になりました。八街には「御成道」という街道が整備されます。東金が将軍の鷹狩り場になったので、そこへ続く道路が必要になったのだ。

館内の展示によると「97の村から人々が動員され、3日3晩ぶっ続けで工事が突貫された」飛んでもない下請けイジメであるという伝承が紹介されています。なんというブラック。

しかしwikiをみると、その伝承はウソであるとか書いてある。 どれが正解なんだか。

家康関係の伝承も残っています。

東金に鷹狩りへ向かう途中、昼食休憩を取ることにした。その準備をしていた女中が近くの川で杓子を落としてしまい、どんぶらこっこと流れて行った杓子は下流に着くと芽を出して大樹になったという。ちょっと何言ってるのか分からない(真顔)。

 

しかも家康がすごいとかではなく、杓子が単に変身しただけの不思議話なだけである。最初にこれ言いふらした人は何を意図してたんでしょうかね。空飛ぶ杓子モンスター教だったのかもしれません。

さらに杓子が化けたその大樹、枯れてしまったので今では代わりに記念碑を置いときました(脱力) 

馬の放牧地「牧」の模型です。この地域には牧が複数ありました。

明治になると牧は農地として開墾され、それが町になっていくわけですが、八街のあたりは「8番目に開墾された場所」で八街になったそうです。たいへんシンプル。 

さてとうとう八街名産の落花生が登場です。千葉県だけで全国の8割を生産しており、八街は日本一なのだ。やっぱり八街がナンバーワン!給食のジャムは全てピーナッツバター。イチゴは非国民です。

明治になって南米から輸入されたのが始まりとのことで、歴史はそんなに古くなかったりする。

落花生の成長模様がわかりやすく展示されております。 

花が枯れたあと、茎が地面に向かって突き刺さり、地中で実をつけるのです。花が落ちて実がなるので「落花生」。なるほど。 

最後に地域行事の紹介です。「かやかや馬」という、旧暦七夕(8月7日)に行われ、農作業で頑張っている馬を労わるイベントです。 

藁で馬をつくる→これを持って草刈りに行く→刈った草を馬に負わせる→帰宅したら草を下ろしてあげて、馬は庭先や台所に飾る。

ここまでは良いのだが、そのあと馬を屋根に向かって放り投げたり川に流して終了です。馬を労わるどころかボコボコにしていて八街民の倒錯っぷりが伺える内容になっております。

 

おしまい

 

【交通手段】八街駅から徒歩20分

【入館料】無料

【滞在時間】40分

【混雑度】★★(館内に他に2~3人)

【URL】郷土資料館 - 千葉県八街市ホームページ