深澤銭洗弁天
社があるのは箱根湯本方面のホーム。
湯本方面から来た人は、あの階段を登って上り線側のホームへ。
グーグルマップだと湯本駅から塔ノ沢まで徒歩15分ってあるんだけど、完全に山の中だから15分じゃ着かない気がする。
この銭洗弁天は、松井証券の創業者である松井房吉が建てたもの。
夢枕に白い蛇が現れたことがキッカケなんだと。
なんで蛇の夢を見て弁才天になるのかというと、蛇は弁才天の使いだったり、弁才天が蛇そのものだったりするからである。
もともとインドでは弁才天は川の神様。
一方、日本では蛇は湿地に生息してネズミなどの害虫を食べるので、水神として崇められたりしていたらしい。
それで両方の信仰が結びついて、蛇=弁才天という繋がりになったんだと。
また蛇=竜という考えもされていたため、手水は竜である。
手水は2か所あったんだけど、もう片方はずいぶんと簡素である。
伊勢原の比々多神社にもあった絵。
当時の神社界で流行った絵なのだろうか。
本堂。
なぜかカエルの石像がたくさん。
蛇を祀る神社だから、蛇にエサとして捧げる用なんだろうか(無慈悲)
沢の水を引いているので、たいへん水気のある神社である。
足を踏み外したら即死。
奥の方へ。
5mほどで、中宮。
ちなみに冒頭で話した松井房吉だが、この人は凄腕の投資家であった。
1920年に株価が大暴落した際、投資家の中でただ一人その変動を読み切って巨万の富を築き、日本橋兜町でその名を恐れられたという。
塔ノ沢駅前に福住楼という旅館があり、そこへ松井房吉は毎週のように通っていたらしい。
蛇の夢も、そこで見たのだろうか。
なおこの旅館は1泊25,000円以上する高級旅館である。
やっぱ投資家ってクソやな(貧並感)
その松井氏も、2次大戦終戦時には持っていた株券が紙くずになってしまい、所有する不動産以外には財産が無い状態になってしまったという。
仕方ないね(ゲス顔)
それで、こちらが奥宮。
玉子を捧げると、その玉子が薬に変化するらしい。
なんということでしょう。
奥宮の参道の脇には、池。
水がとても澄んでいる。
キングボンビーみたいなのが居る。
ここで銭を洗って、その銭を使うと、お金持ちになれるらしい。
さっそく、ホームの売店でお札を買いましょうね(販促)
以上。
【交通手段】塔ノ沢駅構内
【入場料】無料
【混雑度】★★(他に2~3人)
【滞在時間】20分
【URL】