横浜市三殿台考古館
三殿台考古館は、横浜市磯子区にある三殿台遺跡に関する資料館である。
地下鉄の弘明寺駅から徒歩15分。
三殿台遺跡は高台にあるため、険しい階段を登っていくことになる。
くぅ~疲れました(老並感)
敷地入って右手にある建物は、たぶん事務棟だから関係ない。
遺跡はこちら。
その左手にあるのが、考古館である。
建物内部は左半分が事務室であり、資料館部分は右半分という結構なミニチュア。
三殿台遺跡には、縄文・弥生・古墳の各時代のムラ跡が残っている。
BC25世紀~AD6世紀まで対応するという、相当な幅の広さ。
写真小さくて分かりづらいが、古代の横浜近辺は海である。
三殿台は下側の半島の付け根あたりだが、高台にあって海も近いため、防衛や食料入手が容易い位置として人が住みやすい場所だったようだ。
縄文時代の土器や石器。
自由に触れます。
黒曜石は相当鋭いので、扱いを間違えるとYOU DIEDされてしまうかもしれない。
クソの化石。
そんなの残さないでクレメンス。
狩猟時代だからか、絵がやたらダイナミックである。
市立博物館もそうだったが、横浜市は説明用漫画には気を使っているようである。
弥生時代。
磨製石器なので、すべすべしている。
カビでも培養しているのかと思ったら、炭化した米だった。
稲作の証拠である。
土器の蓋。
まれなものらしい。
古墳時代の土器。
縄文や弥生と異なり、もう紋様はほぼ付いていない。
付けるの飽きたのだろうか。
古墳時代以降は大型の土器は少なくなり、小さな器が増えていったらしい。
カマドの作り方。
ご丁寧に断面図まで。
弥生時代には漏れなく須恵器も付いてきます。
壁には貝塚を写し取ったのが飾られている。
張り付いている貝の数はさほどない。
埋蔵文化財センターのやつは気味悪いくらいビッシリだったが。
アホそうな人形。
考古館おしまい。
外の遺跡を見て回る。
イノシシがいる。
近くにあるバケツの中には弓矢。
これであのイノシシを仕留めろということだろうか。
地面に打たれている杭は、別にこの上を歩いて平衡感覚を鍛える用ではなく、古代の住居があった範囲を示している。
なおこの遺跡で、ゆずがアルバムブックレットの写真撮影をしたらしい。
彼らも遺跡好き兄貴なのだろうか(適当)
奥に見える建物の中にも住居跡がある。
なにかの実験で使っているので、ここだけ建物で保存している模様。
建物の向こう側には、復元住居が。
中に入ることもできる。
これは弥生時代の住居。
暗いなあ(当然)。
さらに奥に2棟ある。
ゲルみたいな形。
壊れかけの住居なので、入れなかった。
修復のための予算付けてくれよなー、たのむよー。
3つめ玄関に屋根があって、他よりもスタイリッシュ。
古墳時代のだからだろう、きっと。
中にはカマド。
便器ではない。
縄文~古墳時代にかけて、270もの住居跡が見つかっているのだと。
穴だらけですねえ。
以上。
【交通手段】弘明寺駅から徒歩15分
【入館料】無料
【滞在時間】40分
【混雑度】★★(他に2~3人)
【URL】