つる舞の里歴史資料館
ここは大和市にある歴史資料館である。
入口。
しかし屋根の材質が、下鶴間ふるさと館の古民家と同じ気がする。
あちらは江戸時代の建築で、こちらは平成になってからの開館なのだが。
中は古民家っぽい。
なぜかキンチョールの看板。
事務室側。
ご自由にご覧下さいの資料ゾーン。
TVのうしろにヤマトン@スライムverが潜んでいる。
すごろく。
資料ゾーンの横には、なんだか盛大な建物が。
トイレだった。
その盛大なトイレの前には、蔵っぽいものがある。
こちらは資料保存室となっており、中には入れない。
写真は公式HPから。
しかし平成年代につくられたせいか、やたら内装は凝っており、こちらが予算状況について不安になってしまう。
盛大なトイレの前には、展示が色々。
まずは鶴間の変遷。
現在でこそ鶴間は町田市・相模原市・大和市の3市に分かれているが、15世紀までは1つの郷だった。
それがこんな感じで、3分割されてしまったらしい。
つまり鶴間民は、欧米によって国境を線引きされてバラバラになってしまった中東の民族と同じだということだろう(論理飛躍)。
次は鶴間の名の由来について、2説書いてある。
その②説では、「鶴間地域を通る境川が大きく蛇行している形が弓の弦(つる)を思わせる」ため弦間→鶴間という。
室町幕府の目録に「弦間郷」という名で記載されているらしいので、この説が有力な気はする。
地名に関しては伝説が書いてあるが、いずれも「鶴が飛んだから」みたいなノリになっている。
そしてここから本格的な展示コーナー。
動物たちとの大きさ比べ。
鹿も象もでけえなあ(当然)。
木の冷蔵庫。
上の段に氷を入れて、下の段に冷やすものを入れるらしい。
隣に三菱の箱があるが、特に説明は無し。
明かりシリーズ。
こちらは電話シリーズと、余ったスペースにタイプライター。
おなじみ、石器の皆さん。
ただ貸し出し中の道具が結構あるので、イメージでお楽しみください。
林間都市計画について。
戦前、中央林間のあたりは雑木林であったが、小田急が江の島線を開業することに伴い、その一帯を都市開発しようとした。
分譲住宅の購入者には3年間小田急の乗車券が与えられ、また都市内に松竹撮影所のほか、力士育成所(強そう)なども作ろうとしたという。
しかし当時はまだ都心までの通勤時間が長すぎたり、住宅分譲価格が高すぎて、計画はポシャッてしまった。
開発が進むのは、1984年に東急の田園都市線が乗り入れてからで、中央林間の開発は東急によって進められることになる。
なお小田急は自社路線が通る中央林間一帯の開発を計画しており、鶴間はその中に入っていなかった模様。
模型。
大和市にあった深見城である。
まあ城といっても山城だし、築城時期も廃城時期も城主すらも不明であるという。
現在はその近くに下水処理場が建てられている。
以上。
【交通手段】つきみ野駅から徒歩10分
【入館料】無料
【滞在時間】30分
【混雑度】★(誰もいない)
【URL】大和市/つる舞の里歴史資料館