東京湾フェリー久里浜港
東京湾フェリーは、横須賀市久里浜から千葉県富津市金谷を片道40分で結ぶフェリーである。
徒歩だと25分くらい。
こちらが東京湾フェリー株式会社本社。
屋上の看板が大変な昭和臭を感じさせてくれる。
湾内には漁船がいろいろ。
本社の横にはパチンコ屋。
どうみても廃墟にしか見えないのだが、店内から爆音がきこえてくるので営業している模様。
となりの中華屋は営業している感じはしない。
ターミナルはこちら。
東京湾フェリーは1960年から就航を始めており、千葉と横須賀をつなぐ貴重な足であった。
しかし1997年にアクアラインという強敵が開通。
当初のアクアラインは通行料4000円とかアホな値段でやっていたが、次第に減額をしたため東京湾フェリーの客足がそちらに取られてしまう。
フェリーも3隻で回していたが、2010年に「くりはま丸」の運行が終了。
写真の「かなや丸」と「しらはま丸」の2隻運行になっちゃった。
運行本数は1時間に1本。
ターミナルの中。
見た目にたがわずレトロな雰囲気。
お土産売り場と食事場。
搭乗口へはこの階段を登る。
徒歩で乗船する場合は、この道を直進。
車の人は待機列に並び、乗船開始になったら係員の誘導で乗ることになる。
通路を歩いて改札口で切符を見せる。
なお車は片道2,360円から、徒歩の人は720円。
アクアラインが800円なのを考えると、多少はね、では済まないクラス。
乗船。
このスペースはゴルフバッグ置き場らしい。
たしかに房総の方にはゴルフ場多いと思うが、スペースの広さからバブリーな感じを禁じ得ない。
客室入口。
こちらは前面部分。
久里浜港は前向き駐車なので、船の頭から港に突っ込んでいる。
出港するとバックしてUターンして千葉方面を目指すことになる。
上の階にも客席はあります。
売店スペース。
駅のキヨスクくらいのレベル。
バーカウンターみたいな構えだけど、繁忙時は使っていたのだろうか。
いまはTV置き場になっている。
カウンターテーブルっぽいのもあるし。
窓向きの座席。
大人数でくつろげるラウンジっぽいゾーンも。
甲板に出る。
救命ボート。
ここにもカウンターがあるので、繁忙してた頃は(以下略)
階段を上がってみると、上はビアガーデンみたくなっている。
奥の船室は操縦室である。
夏場はナイトクルージングとかイベントやっているので、そのとき使うのだろう。
操縦室の手前にグリーン車ならぬグリーン室があった。
1室3000円。
ゴルフ帰りのおっさん達が使うことを想定しているようだが、片道40分で3000円はやっぱりバブリーな気が。
階段を下りて船室へ。
そして40分すると、金谷港に到着である。
反対を見渡すと、かすかに神奈川が見える。
下船。
このとき切符を回収されるので、乗船中は保管必須である。
金谷港ターミナルのお土産売り場。
久里浜よりも本気出している感じ。
ターミナルの外から見た風景。
これから船に乗る車が待機している。
港の周りには、新しめな商業施設が。
やはり久里浜よりよほど頑張っている感がある。
まぁ千葉県知事はアクアラインを相当推してたからね。
その反動で金谷港周辺有権者から叩かれちゃまずいからね(すっとぼけ)。
恋人の聖地とかいう、ありがちな鐘。
恋人の聖地は、恋人じゃない人たちにとっての死地でもあると思うの。
まぁしかしフェリーでの移動は良いものですな。
金谷港の最寄りの浜金谷駅は1時間半に1本しか電車ないけど(白目)。
以上。
金谷港:浜金谷駅から徒歩10分
【乗船時間】40分
【混雑度】★★★(船内にちらほら)
【URL】