C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

寒川神社

 

寒川神社は、相模国一宮という、神奈川県内でも大変偉い神社である(ボキャ貧)。

 

 

 

最寄りの宮山駅から徒歩10分程度。

寒川駅からは結構な距離があるので要注意。

 

 

 

なお相模線は以前も書いたが、神奈川唯一のど田舎路線(失礼)であり、宮山駅は当然のように無人駅。

駅から神社までの道中の川べりにヤギが放牧されていた。

 

 

 

さて神社の方は、公の記録である『続日本後紀』では9世紀半ばには存在していたとあるが、社殿が建てられたのは8世紀とも伝えられている。

朝廷から位を授かるなど、昔から別格扱いの神社であったらしい。

そのような神社は神社本庁により今でも特別扱いになっており(「別表神社」)、神官も位の高い人間でないと任命されないという。

 

 

別表神社以外の神社は、規模の大きさに関係なくみんな対等らしい。

でもアメリカとサントメプリンシペ民主共和国が対等の立場ですって言われても、お前の中ではな?ってなると思うの。

 

 

 

手洗い場(こなみ)。

 

 

 

竜の口から水が出る的なのが多い中、ここは下から水が湧き出る方式である。

まさかの循環ろ過式である可能性が微レ存。

 

 

 

神門。

 

 

歴史ある神社にかかわらず結構あたらしめな建造物があるのだが、平成になってから幾つか建て直している。

この門は平成5年の竣工。

 

 

正月三が日で40万人もの参拝者が来るらしい。

いやーあんさん儲かってまんな(似非関西人)。

それに別表神社であることの条件に、経営状況も含まれているそうな。

 

 

 

 

狛犬も、狛犬を越えた顔つきである。

 

 

 

 

門の左手前は神馬舎。

ガラス張りの奥には、猿が馬を引き連れる人形が飾ってある。

絵馬はここで書けます。

 

 

 

神門をくぐって反対から見た図。

 

 

 

そして門の中。

 

 

 

 

本殿の手前に白い布が一帯敷いてあるが、あの向こう側に向かって賽銭を投げ入れる。

 

いつもはこの布は無くて、普通の賽銭箱が置いてあるようだ。

年末年始で参拝客が多くて通常の賽銭箱では間に合わずに賽銭を貰いそびれる投げ入れられない人が出るかもなので、どこからでも賽銭を投げ込めるようにしてある。

 

 

 

本殿の右手前には、天体儀・方位盤のモニュメント。

 

この神社は、八方除けの神社である。

鬼門の方角など、良い方位・悪い方位というのがあってそれに気を付けて行動するのが通常の方位除け。

八方除けとは、すべての方位からの災難を防いでしまうものらしい。

 

 

 

「これバリアーだから、なんも効かないから」っていう小学生に通じるものがある。

そして天体儀は竜が頑張って支えている。

 

 

 

 

社務所も別格で豪華である。

 

 

 

使い終わったお札を戻す場所。

 

 

南門から入り口方面へ戻る。

写真両側に写っている門が、その南門なのだが、これは昭和4年の竣工であり、旧神門の一部だそうだ。

屋台に目が行って、気がつかなかったでござる。

 

 

 

 

駐車場は屋台村と化していた。

正月限定な模様で、年末は準備期間。

 

 

 

一番最初の門のところに戻ると、大き目の建物が見える。

 

 

 

この大層な館は儀式を行う参集殿であった。

縦も横もでけえな(ほめて伸ばす)

 

 

 

中はこんな感じ。

まるで旅館のロビーである。

 

 

注連縄が売っている。

サイズは何種類かあったが完売が多く、由緒ある神社は檀家が違うのだよ檀家が、を思わせる。

 

 

 

レストランもありますが、神前での食事のためお高くつくかもしれません(貧並感)。

 

 

なお神社本殿の奥には神獄山神苑なるところがあり、日本庭園や茶室・資料室が備えられている。

ただし御祈祷をやらないと入れないし、御祈祷をやっても季節次第で入れないので、裏ダンジョンの扱いである。

 

 

以上。

 

 

【交通手段】宮山駅から徒歩10分

【入場料】無料

【混雑度】★★★(写真撮ると他人が映り込む)

【滞在時間】40分

【URL】

samukawajinjya.jp