福泉寺 首大仏
福泉寺は、首大仏でおなじみである。
湯河原駅から奥湯河原に向かうメインストリートを左に曲がり、川を渡るとこの盛大なネタバレ看板が出てくる。
これは迷いようがないね(ニッコリ)
ちなみに川を渡ると熱海市なので、もはや神奈川じゃないが、まあ多少はね?
真摯にお願いする看板の下に、いきなり「みてござる」
この花を見ろということなのか。
花を持ってこうとするお前を見てるぞ、ということなのか。
どうみてもゴミ捨て場だが、扉が付いている。
だれか住んでいるのだろうか。
突然階段が現れる。
これが福泉寺。
奥に何かいるが。
ネットで調べると「首大仏」はヒットするが、縁起などがなかなか出てこない寺である。
藁ぶき屋根とは古風っすねえ
ひときわ主張していた木。
がらんとしているが、何か置いてあったのだろうか。
奥にあった建物は現代的である。
で、メインデッシュがこれ。
思った以上に目とかが立体的で、妙に威圧感がある。
この大仏の由来についてもいまいち情報が無いのでわからない。
もとは尾張藩2代目藩主 徳川光友(1625~1700)が、母を弔うために名古屋城内に作ったという。
ちなみにこの人は、母の菩提寺として大森寺という寺も建てている。
父ェとなりそうだが、父のためにも建中寺を建てているので安心。
これらに加えて熱田神社の造営やら御殿の新設やらやってたもんだから、尾張藩は財政難になってしまったらしい。
まぁ藩邸が焼けて再築する羽目になるなど不運もあったようだが。
横から見たお顔。
耳が劉備玄徳なみにデカいな。
横におわす人。
首大仏の体部分は存在していたらしいが、消失したようだ。
これについて湯河原温泉観光協会は「胴体の方はどこへいってしまったのでしょうか?」と、ずいぶん気楽なコメントを残している。
奥の方はお墓。
その下にやたら白いものが目立つ。
白い。
徳川光友くんは父よりも母の方がお気に入りだったようだが、
とあるブログによると、
光友は、光友の父が下女に手を付けて生まれた子だそうだが、
その下女が出産する際に「股から生んだのでは失礼千万だから、腹を切って生み申す」として切腹して出産したらしい。
あのさぁ(呆れ)
以上
【交通手段】湯河原駅からバス5分「泉入口」下車、徒歩5分
【入場料】無料
【混雑度】★★(他に2~3人)
【滞在時間】15分
【URL】http://www.yugawara.or.jp/sightseeing/details.php?log=1364796410