C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

旧伊藤博文金沢別邸

 

伊藤博文横浜市金沢区に持っていた別荘が、この金沢別邸である。

 

 

 

別荘は野島という島にある。

シーサイドライン野島公園駅が最寄りであるが、京急金沢八景駅からも徒歩20分ほど。

 

 

 

島は住宅街の他、公園として整備されている。

 

 

 

公園にはキャンプ場や野球場、さらに横浜市唯一の自然砂浜海岸があったりする。

 

 

 

 

 

公園を抜けていく。

 

 

ご到着。

伊藤博文の別荘に入る前に、まずは隣接の牡丹園から。

 

 

 

 

この横浜市金沢区は、東京に近い海沿いの別荘地として明治時代に一時もてはやされたらしい。

だがその後、葉山や大磯など湘南地区が流行りだして、金沢区は(察し)。

 

 

 

 

 

いっぱい生えてるけど、どれが牡丹なんだろう(知識不足)

 

 

 

対岸に見えるのは、八景島シーパラダイスのジェットコースターである。

たまに叫び声が聞こえてくる。

 

 

 

牡丹園から眺める伊藤博文邸。

こっちからは入れないので、反対側に回る必要がある。

 

 

 

 

牡丹園おしまい。

 

続いて、伊藤博文邸へ。

 

 

 

思った以上に藁ぶき屋根である。

田舎風に建築されたらしい。

 

 

この建物はあくまで復元されたものである。

本物はボロボロだったので2007年に解体され、2009年に現在のものが建てられた。

 

 

 

建物は厨房・客間・居間という3セクターにより形成。

受付を経て、まずは厨房へ。

 

 

厨房。

写真ぼやけてるなあ。

 

 

 

おそらく釜とか煮炊きするところ。

便所かと最初思い間違えたのは内緒である。

 

 

 

伊藤博文君は梅干しと茶漬けが好きだったようだ。

 

 

 

厨房の隣にあるのは、おそらく女中部屋。

奥の机になんか載ってる。

 

 

 

なにかのヒント。

クイズらしきものはどこにもなかったが。

 

 

 

 

 

トイレは当然のように和式である。

男性用の小便器って昔もあったんだな。

 

 

この別荘のトイレはぜんぶボットン式とのこと。

 

 

 

ちなみに現代人向けのトイレもちゃんとあるので、安心されたい。

 

 

 

 

客間の方へ。

 

 

 

 

金箔の屏風に伊藤博文がいろいろ書いている。

 

 

 

お茶もできます。

 

 

 

庭の風景。

 

 

さっきの牡丹園が奥に。

 

 

 

居間部分がみえる。

 

 

 

また廊下を渡っていく。

 

 

 

途中にあった中庭。

 

 

 

居間。

 

 

 

またいろいろ書いてある。

 

 

 

 

 

 

 

お風呂もあるが、なかはスカスカ。

 

 

 

一番奥まで行くとまたトイレで、終了。

 

 

 

ちなみに伊藤博文は夏島にも別荘を持っており、そこで大日本帝国憲法の草案が書かれたが、金沢別荘とは別物である。

なので金沢別荘と、憲法は直接関係してはいない。

夏島別荘があったとされる場所には記念碑が建てられている。

 

 

 

夏島は軍の基地があったので、戦前にその別荘は小田原方面へ移築されたようだが、関東大震災で焼失したとのこと。

 

 

この記念碑は金沢別荘とはまったく違うところに建てられており、追浜駅からバス(1時間に1本程度)で行くことになる。

周辺には何も無いので、日産の工場かJAMSTECの見学のついでに行く、というのでないと大変だと思う。

 

 

以上。

 

 

【交通手段】シーサイドライン野島公園駅から徒歩5分

【入館料】無料

【滞在時間】30分

【混雑度】★★(ほかに2~3人)

【URL】

www.hama-midorinokyokai.or.jp