旧島崎藤村邸
国道1号を進んでいると、上り線側に突然案内表示が現れるのが、島崎藤村邸だ。
表記の通り進んでいく。
完全に裏道だが、大丈夫か?
また案内板。
最初の表示から徒歩2分。すぐ着いた。
しかし向かい側には・・
完全に普通の民家なんですが。
まわりも民家だらけなので、溶け込んでしまっていて最初わからなかった。
ただ入り口に小さな看板があったので、とりあえず安心。
ちなみに駐輪場もあるよ。
門をくぐると、人感センサーに反応して、「てれれれれ~れれれ~♪」とメロディが鳴り、ずっこけそうになる。
そのメロディを聞きつけて、おそらくこの建物の奥にいた受付の人が現れる。
島崎藤村といえば「夜明け前」なので、木曽のイメージしかなかったが、
本人は大磯をえらく気に入っていたようで、最後はここで没したようだ。
かなりの収入があったと思われる文豪にしては落ち着いた住まいだなと思いきや。
受付でもらったパンフレットによると、当時のサラリーマンの30年分の年収を費やしてこの敷地を買ったとのこと。
はんぱないな、文豪。
庭は昔のままであるようだ。
しかし建物の中へはあがれないのが残念だね。
縁側に座って中を覗き込むくらいしか許されないのである。
まぁこうして邸宅跡が残っているだけでも、執筆当時の風景を知れて良いのかもしれませんね。
以上。
【交通手段】大磯駅から徒歩10分
【入場料】無料
【混雑度】★(だれもいない)
【URL】旧島崎藤村邸/大磯町ホームページ