嬬恋郷土資料館
嬬恋村の郷土資料館です。
軽井沢駅か万座鹿沢口駅から西武バス停「鎌原観音堂前」で降りることで来れます。2時間に1本くらい。
万座鹿沢口駅まで徒歩40分弱なので、意外となんとかなるものだ。
そこまで骨折ってくる人いないと思うが。 ふつうは車だと思います。
(嬬恋村公式キャラ 嬬キャベちゃん)
入場料は300円。鬼押出し園との共通割引券だと、総額200円お得になります。
そして館内撮影禁止なのだ。
資料を公に広めるべき資料館で撮影禁止にしている意味が分からん。キャベツマネーに目がくらんだと思われます(憤怒)
嬬恋村の宣伝部長はこの嬬キャベちゃんだそうなので、ここに怒りの吊るし上げである。
館内は3F建てになってまして、1Fが浅間山の噴火関係、2Fがキャベツ資料館、3Fが展望室です。
(画像はwikiから ブロッコリー - Wikipedia)
キャベツ資料館では、まんまキャベツの歴史ですね。
古代ギリシャでは野生のものが薬用として食べられていてピタゴラスイッチが絶賛したとか、6世紀頃からローマで栽培が始まったとか。
日本へは江戸時代にオランダ人が持ち込んで、しばらくは居留外国人ばかりが食べていたのを、明治になって本格的な栽培を始めましたとさ。
驚いたのはブロッコリーがキャベツと共通の祖先を持つってことですね。
ブロッコリーは茎の部分を食べているけれど、キャベツは葉っぱです。
(鎌原観音堂)
浅間山に関しては、多大な犠牲者を出した1783年の大噴火が扱われています。
周辺には土砂がドシャドシャ流れまくり、このあたりにあった鎌原村という村はほぼ全域が地中へと埋もれてしまったそうな。ポンペイじゃん。
んで資料館のすぐ隣にある鎌原観音堂。当時はここが村内で高い地点であり、石段を駆け上って避難してきた人もいるのだが、間に合わずに階段の途中で埋もれて死んでしまった人もおった。
のちに発掘されたところ、2体の遺体が埋もれているのが見つかる。
階段は上から16段目以下が全滅だが、この遺体は20~25段目くらいの位置にあった。あともう数段登っていれば助かったのだ。惜しいのう。
この鎌原観音堂、観光土産なんて店が並んでいるのだが、まぁやっている気配はなく 廃墟 昭和レトロ感がすさまじい。
というか観光で来ていた人がいたのか。鬼押出しや万座温泉を回るついでに「日本のポンペイです」って言って連れてきたのだろうか。観光バス内の宴会で泥酔した爺さんたちにはキャベツとレタスの違いもつかないだろうし、お金を使わせるには良いんでないの。
(画像は資料館HPから ポンペイ遺跡噴火犠牲者人型|嬬恋郷土資料館)
そんなポンペイ繋がり(勝手に認定)から、「ポンペイ遺跡噴火犠牲者の人型」レプリカが館内にあるのだ。日本テレビから寄贈されたらしい。番組で使ったけどいらなくなったからあげたのか。
これをみて「あらー噴火って怖いわねぇ」と観光客が思ったかどうかは知らないが、いちおう資料館イチオシの展示になっております。どうせレプリカなんだから撮影させなさいよ。
最後に3Fの展望室に行きます。何が見えるのかな?
霧が立ち込めまくってどんよりとした、良い天気ですねー。
浅間山はあの向こうにあるのかな。無いのかもしれませんが。
おしまい
【交通手段】万座鹿沢口駅か軽井沢駅からバス。または万座鹿沢口駅から徒歩40分
【入館料】300円
【混雑度】★★(他に2~3人)
【滞在時間】30分
【URL】嬬恋郷土資料館|嬬恋村役場ホームページ