神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

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穂高郷土資料館

 

 

安曇野市穂高にある郷土資料館です。

穂高といっても駅前ではなくて穂高温泉郷のほう、駅からだと5km以上とだいぶ離れております。

 

私は自転車で行きました。穂高駅前にレンタサイクルできるところがあります。

穂高駅からの「あづみ野周遊バス」でも来れそうです。松尾寺というバス停で降りるとすぐだと思います。ただこのバスは1日5本くらいなのと、運行期間が限られているので要注意。

 

www.azumikanko-taxi.co.jp

 

 

入館料は100円です。

夏休みの土日なんですけどね、誰もいませんね。

私が入館した時は電気が点いてなかったし。いつもこんな感じなのかな。なかなか経営が心配ですねぇ。

 

まぁ空いてると思ったから来たんですけどね(確信犯)

 

 

面白かった展示は、NHKラジオドラマ『鐘の鳴る丘』関係。

1947年~1950年まで3年間も放送されていたロングラン作品で、この作中に穂高が関わってくるそうな。

ストーリー内容は「戦争で孤児になり生活に苦しむ子供たちのため、衣食住できる施設を作ろうと復員兵の青年が奮闘する」もの。

 

 

放送当時はまだ戦後真っただ中で、戦災孤児が全国で30,000人を超えて社会問題になっていたそうな。ドラマの題材としては相当リアルなものだったんですね。

 

孤児の社会復帰とそれを支える大人たち。重苦しい題材ながら、奮闘する登場人物の健気さに勇気をもらうリスナーが多くいた。

当初は週2回の放送だったが「いいぞもっとやれ」というおハガキが多かったので、平日毎日の放送と増発されました。スタッフが激務すぎて死んでしまいます。

 

(松本少年学院の後継施設である「有明高原寮」。建物は同一と思われる)

 

んで穂高はどこに出てくるの?ということですが、ドラマには出てきません。

え、関係あるからこれ展示してるんじゃないの?「穂高が出ると思ったけど、出たのは丸山穂高議員だった」みたいな詐欺は止めてくださいね。

 

一応この土地に「松本少年学院」という戦災孤児救護施設はあったそうです。ドラマ開始の1年前に創設されました。

ドラマ脚本家が穂高での在住歴があり、ストーリーが「信州の山中に救護施設を作る」というものなので、これ穂高を題材にしたんじゃね?ってことで嫡出推定したそうです。おめでとうございます。

 

なお脚本家本人はどこをモデルにしたとか言ってないそうなので、穂高民たちの完全な勘違いである可能性も0ではありませんが、今となっては真相は北アルプスの中である。

 

 

とにもかくにも、ここはドラマゆかりの地なのです(推定)

ドラマに出てくる建物と同じ外装の集会所まで建ててしまったからね。資料館のすぐ裏手にあります。

その名も「鐘の鳴る丘 集会所」。まんまドラマのタイトル引用です。

 

 

建物自体は、そのドラマのモデルになったとかなってないとかいう救護施設「松本少年学院」のものを改修して使っております。

 

正確には、松本少年学院は1949年で法務省に買い取られ「有明高原寮」という施設名で稼働していた。1980年に施設が老朽化して要らなくなったところ、穂高町(現 安曇野市)が譲り受けたそうです。

 

以前は中に入れたそうなのだけれど、現在は青少年の研修施設として使用されており、そのためか内部見学はできませぬ。

・・まぁ外観から既に老いを感じるので、内部がどういう環境なのか、ある程度予測は付くのですが。本当に研修で使っているのだろうか。サバイバル学習かな?

 

 

ちなみに松本少年学院になる以前は、なんと温泉旅館の建物として使われていたそうです。寿命ながいなーあんた。

有明温泉として売り出す計画だったのだが、あろうことか温泉がぬるかったので人気が出ずに潰れた。計画ガバガバすぎやしませんか。温度くらい最初に調べておけ!

 

温泉旅館として使われていたのは1919年~1926年。

松本少年学院として改修されて出直したのが1946年。その間20年も放置されていたんかいな。さぞ廃墟マニア垂涎のスポットだったでしょうね。

 

 

というのがドラマ関係ネタでした。

あとは普通に民具とか縄文土器だから、流していきますね(雑)

 

しかし民具を並べているのか放置しているだけなのか分からない資料館が多い中、ここはちゃんとジオラマセットされていて、えらいえらい。

 

 

この籠は小さな赤ちゃんを入れるベッド代わりの道具ですが、中にいるのは何故か静岡県の某さくらももこですね。

 

 

これは弁当を中に入れて保温する道具・・とかだと思うのだが、謎のキャラクターに占拠されております。

彼らが誰なのか、分かる方おられましたらご連絡ください。穂高名物 生わさび1年分を差し上げます。

 

 

展示用の机として段ボールを利用するDIY

「予算が無いなら頭を使え」を実践していて、ホームメイドでよいと思います。

あまり隠そうとせず開き直りを決め込んでいるところもポイントが高いです。

 

 

そんな民具の中にいきなりレコードの山が登場するのだけれど、特に説明なし。

たぶん『鐘の鳴る丘』関係の音楽レコードと思われる。 

にしても、裸でレコード置きますかね普通。

 

しかもレコードの右隣にメンコが置いてあって笑ってしまった。まさか円盤つながりで置いてる?安直すぎて新しいアイデアですね。たぶんレコードファンはブチ切れるであろう。

 

 

2Fにあがってきました。

オルガンが出てきましたが、いったいどういう保管をしたらこれほど変色するんですかね。長年倉庫に放っておかれたか、持主の異常な愛情によるものであろう。

というか、展示して良いという判断をよくぞしたな。私なら躊躇すると思う。

 

 

土偶さん。すごい弱そう。

祈り事なんてしたら耐え切れずに、土偶自身が辞職してしまいそうだ。

 

 

穂高神社の祭祀で使われる人形なのだが、首だけで置かれている。やめなさい!ビビるから。

夜には館内点検をしたくない資料館である。

 

 

最後にひな祭り。

松本地方で見られる「押絵びな」というもの。

 

 

紙で作っているので、横から見るとペラッペラ。

これなら片づける時も重ねて束にできるので、スペースを占領しなくて済みそうですね。現代のミニマリストにも通用する、時代を超えて需要を満たす逸品です。

 

でも他の地方の子供から「なんで○○ちゃん家のひな、そんなに薄っぺらいの?」と言われてトラウマになる恐れもあるので、カウンセラーの予約を忘れずに。

 

おしまい

 

【交通手段】穂高駅からコミュニティバスか、自転車20分

【入館料】100円

【混雑度】★(誰もいない)

【滞在時間】30分

【URL】

www.city.azumino.nagano.jp