神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

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印傳博物館

 

印傳と聞いてカレーか何かを思い浮かべて現地に着いたわけだが、私の予想は1mmも当たってなさそうである。

印の字でインドを想像する方に無理があった。

 

 

館内は、裕福なマダムが買い求めそうなバッグ・小物類がお上品に並んでおり、高級ショップ感を満面に漂わせている。

もう日本語の怪しいネパール人の兄ちゃんが出てくる気配はなくなったな。

 

話を真面目にすると、「印伝」とは鹿の革に漆で装飾した生地・もしくはそれを用いて作った加工品らしい。

巾着・財布・かばんなど日用品から、かつては馬具やら甲冑やらマスターソードまで何でもござれという素材。

17世紀にオランダ経由でインドから輸入されたので、これら装飾革製品が印伝と呼ばれるようになった。でんでん。

 

それを16世紀から甲府で商っているのがこの印傳屋で、2Fに博物館があるのだ。

 

 

博物館は入場料200円で、レジで入館したい旨を言えばよい。

残念ながら撮影禁止のようなので、代わりに置いてあったスタンプを撮りました。

 

 

youtu.be

 

16世紀創業という長い歴史を持つ印傳屋さん。

独自の技術開発で高品質な製品を販売し、甲府の金持ち町人からジャンジャン注文を受けたとか。

その技法は一子口伝・門外不出で受け継がれてきたが、まぁ今日ではネットで盛大に放送しております。秘術もyoutubeで伝える時代になったのです。

 

(信玄袋。画像は甲府市HPから 「印傳屋上原勇七 本店」で印伝の歴史を学ぶ

 

展示品としては、過去の印伝製品が多様に並べられてましたね。

気になったのは「信玄袋」。明治時代にカバン代わりとして流行したそうな。

紐がついているし。結ばにゃならん風呂敷よりもeasyモードといえよう。

 

しかし上の写真で青と赤の信玄袋が登場しているが、信玄餅にしか見えないな。

信玄餅のあの袋は信玄袋なのだろうか、信玄だらけ。風風林林火火山山。

 

ところで信玄袋、べつに信玄が使ったわけではないらしい。

なんにせよ信玄の名前使おうとしますね、甲州民。

この分だと「株式会社信玄」とかどうせあるんじゃないかと思って、国税庁の法人検索ページで調べてみたら、「(株)信玄」で5社、「有限会社 信玄」で9社あった。

これだから山梨は・・と思ったら、大阪や鹿児島の会社であった、どういうことだ。

 

(画像は公式HPより。以下2枚同じ 模様 | 印伝の世界 | 印傳屋 | INDEN-YA

 

あと見ていて面白かったのは、鹿革に施す模様。

印傳屋では多種多様な模様の型を持っていて、その数は数百種になるという。

青海波(せいがいは)は武家関係グッズでよく登場するが、果てしなく続く大海原を表し、永久の平和や安全を祈ったりする。

じっと見てるとゲシュタルト崩壊おこりそうで、気味が悪くて大変良い。

 

(ペイズリーの模様。引用元は上掲に同じ)

 

これは渦巻や勾玉の模様を表しているそうだが、博物館に展示してあった物はこれより遥かにグネングネンに蠢いていて、顕微鏡で覗いたアメーバみたいな感じであった。

あれも気味が悪くてとてもよかった。

 

そういえば鹿革は1頭につき1m四方程度しか取れないらしい。相当貴重。

肉も革も使えるなんて鹿は有能だな。もっとローソンとかに置けばいいと思う(コナミ

その鹿革も館内で触れますので、せっかくだからベタベタ触ってクレメンス。

 

紗綾形の模様。引用元は上掲に同じ)

 

あとは紗綾形(さやがた)。

卍の形を崩したのが原型だそうだが、私にはパックマンのステージがバグって崩れたように見える。

 

とまぁ、これら様々な模様を用いた財布やバッグが売られているわけだ。

アナタの個性にあった模様をコーディネート・・出来るかは知らないし、出来てもかなり高そうだが。

夏のボーナスの使い道に困っている方は全額つぎ込んで、表はアメーバ・裏はミドリムシみたいな夢のあるオリジナルバッグを作られては如何だろうか。

 

 

以上

 

【交通手段】甲府駅から徒歩15分

【入館料】200円

【混雑度】★★(博物館自体は他に2~3人。店内はもっといた)

【滞在時間】30分

【URL】

www.inden-museum.jp