C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

飛騨民族考古館

 

THE古民家って感じの佇まい。

古い街並みをそのまんま資料館にしましたシリーズです。

このシリーズ何軒かありますが、全部制覇しましょうね。

 

 

江戸時代に高山で御典医やってた一族の住家だそうな。

土間においてあるのは蒸し風呂。病人を中に入れて、一緒に薬草も突っ込んで病人ごと蒸せばあら体調元通りという品。

 

 

足元には仏像おいてあってお賽銭はいってますけど、これ本当に客が投げ込んだんだろうか。

入場料500円と意外にしたからね。

資料館側がパフォーマンスで置いている、と私は思っております。

 

 

見慣れぬ地蔵だなと思ったら、地蔵じゃなくて「石人像」というらしい。

中国は明の時代の物。

お医者さんわざわざ中国から取り寄せたのか?

でもこの資料館1972年にオープンしていて、そのときの創設者のコレクションを陳列してもいるらしい。そっちの持ち物だろうか。

 

 

壁に貼られているのは一角のツノ。

粉末にすると解熱剤に。

高山どころか日本周辺では手に入らないので、オランダの商館から伝わったそうです。

 

 

土間土間ど~ま~の次は、奥の土蔵内へ。

 

 

土蔵までの通路にあった、昔の井戸。

 

 

覗いてみると、まぁ深い。

スマホ落としたら一生取り戻せないので、撮影時は気を付けましょう。

意外とひやひやする。

 

 

土蔵の中は綺麗に展示室となっております。

 

 

石棒、長いですねえ。

いったい何を意味しているのでしょうか、まったく分かりません(すっとぼけ)

 

 

土偶だそうですが破片と化してしまっているので、もう破片という展示で良いと思います。

 

 

床にはまたトラップがあります。

さっきの井戸と言い、客の持ち物を没収しようといろいろ仕掛けてくる屋敷である。

覗いたら小銭が落ちていたけれど、賽銭箱じゃないのよこれ。

 

 

また石人か?と思ったら、こちらは日本の古墳時代の像であった。

石人石馬は九州では聞きますけどね、飛騨にも石で埴輪っぽいもの作る風習があったんでしょうか。

 

 

集合体恐怖症だと発狂しそうな見た目している「ハマグリ石」。

江戸時代の伝承で、「夜になるとうめき声を上げる」「背負って運ぼうとするとだんだん重くなって動かせなくなる」という怪異のおまけつき。

ちょっとそんなん飾らないでくださいよ(震え)

 

 

普通の陶器もありますので、これで心を鎮めましょう。

 

 

土蔵から戻ってきて、最後に座敷へあがります。

 

 

鎌とか手裏剣とか物騒なのばかりですが、おたくは戦う医者なのかな?

イルハンマーも使うのかしら。

 

 

なかなかマヌケなポーズですが、これも江戸時代の陶製置物ですね。

猫じゃないです、虎でした。

 

 

そんな感じの民俗道具+古民家の資料館でした。

建築的な話は分からないのでスルーしたのだが、この建物には吊り天井とか忍び窓という珍しい仕様があるそうだ。

展示品のボリュームの割に入場料高い感があるので、分かる人にはそこも注目してもらって、少しでも元を取りましょう。

 

以上

 

【交通手段】高山駅から徒歩15分

【入館料】500円

【混雑度】★★(他に2~3人)

【滞在時間】30分

【URL】

kankou.city.takayama.lg.jp