C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

高山昭和館

 

昭和館って名前きくだけでキワモノ系施設を思い浮かべるようになってしまったのだが、ここも案の定であった。

飛騨高山の昭和館です。

 

 

古い町並みが立ち並んでいる中にこれが登場するわけだ。

そりゃ確かに古いんだけれど、古さの方角が違うんだよな。

映画館の前にはウルトラマンが待機中。

 

 

このウルトラマン、腕がぐいんぐいん機械仕掛けで動くようになっている。

つなぎ目を見ると、だいぶ使い古されていますね。

体がボロボロなのは多分バルタン星人か中国人にやられたんだと思う。

 

 

館内はまず無料ゾーンのショップになっております。

昔のオモチャから駄菓子までなんでもござれ。

 

 

それだけじゃなくレトロゲームまで置いてある。

一回50円で遊べるよ。

ただ店内は至る所に物が敷き詰められているので、ここで座ってプレイすると通行人の邪魔になることだけは気にしておこう。

 

 

昭和館の展示ゾーン自体は、ショップの奥からです。

入場料は800円となかなか良い値段するので、半分くらいの人は退却していた気がする。

まぁ構わず入りましょうね。

 

 

内部は照明が暗めなのでカメラが若干ボケてますが許してくださいませ。

路地裏みたいな通りだけど、奥の方まで道が長く続いているな。

規模はわりと大きそうである。

 

 

映画館の窓口。

大人200円って安すすぎるなと思ったら、昭和10年代と言う設定だった。

せめて戦後かと思ったけど、意外と古くまで遡るね。

 

 

こういう食堂はいまだに生き残っていそうだし、こういう店ばかりに行くマニアも居そうである。

 

 

 

やたらめったら皆タバコ吸ってた時代ですからねえ。

「タバコは動くアクセサリー」だってよ。

煌めくヤニはジュエリー代わり、君の瞳にセブンスター。

 

 

こういう旅館も各地方の下町に生き残っていると思いますが、果たして収益を上げているんだろうか。

 

 

旅館の前にバケツが吊るしてあるよ。

 

 

バケツの下部には、トイレの手洗い石鹸みたいなのが付いている。

上に押すと中身が出てくるやつ。

バケツの中には川の水が入っていて、これで手を洗っていたそうな。

上水道が普及する前の風景だね。

 

 

 

場末のスナック。

高山にもそういう通りがあります。

 

 

「貼り紙おことわり」とあるそのすぐ横に張り紙。

勇者だなぁ。

 

 

路地裏を抜けて、お店のある通りにやってきました。

 

 

食堂。

2Fに浮かんでいるシルエットにばかり夢中になっていると足元の展示品に引っかかるので気を付けましょう。

 

 

こちらは店の内部に入ることが出来ます。

コーラの古い自販機とか壁の汚れ方とか、演出に全力すぎて感動します。

 

 

自販機。

ナショナルはレトロの代名詞にされてる感がありますね。

 

 

しかしカセットテープの自販機は初めて見たな。

パッと見「明るい家族計画」かと思った。

 

 

おもちゃ屋さん。

 

 

え、マリオブラザーズって映画になってたの?

なんと1986年に松竹がアニメ映画にしたらしい。

クッパ大王の声優は和田アキ子である。すごい!適役!

 

 

おもちゃ屋には子供向けお菓子も置いてたんですかね。

冷やしバナナは釘でも打てるのかな?

 

 

 

交番は赤いランプが灯されていやらしい感じに映ってるよ。

これだから警官は・・

 

 

でも指名手配犯はだいぶ新しい人ですね。

キリン川島。

 

 

なんと昭和館ではパチンコが打てるのだ。

これで君も立派なパチンカs!

景品ゲットだぜ。

 

 

当たり前ですがガチなギャンブルでは無くて、玉は無料で貰えます。

景品も特にないですが、やったこと無い人には面白い機会なんじゃないかな。

私もパチンコ初体験です

 

 

パチンコ台はレトロで貴重なものなので、勝てなくても怒ったり機械叩いたりしないでね。

恐いお兄さんに連行されて、さっきの交番に行方不明の張り紙が出されることになります。

 

 

こちらはアイドルのグッズショップ。

 

 

相撲レスラーが混じってますけどなんなんでしょうね。

 

 

光って見えないですが、上のボードには「上映中」と書いてあります。

ここは映画館なのかな?

外のウルトラマン居たところも、映画館の入り口になっていたしな。

 

 

入ってみたら本当に映画館だった。

作品名わからんけれど普通に上映してるよ。

 

 

座席はこちら。

カフカの椅子に慣れた現代人は、映画の終盤を待たずに背中と尻が崩壊して退席することになるでしょう。

 

 

そして片隅にパチンコ台置かれてますけど、ここは倉庫を兼ねているのかな?

あれ、貴重なレトロパチンコだったのでは・・?

 

 

床屋さん。

 

 

こちらもすごいカチンコチンな椅子である。

前髪切り終わった時点で尻が壊れそう。

 

 

腕掛には灰皿が完備。

髪切っている間にもタバコ吸うんかいな。

さすが動くアクセサリー。

うっかり落として燃えるアクセサリーにならないといいですね。

 

 

2Fにあがってきました。

そう、2Fがあるんですね、この建物。

けっこうなボリュームである。

 

 

ここはファミコンルームなのだ。

過去の名作を遊ぶことが出来る。すごいな。

部屋の外にいる二宮金次郎も本を投げ出してプレイしたいんじゃないかな。

 

 

学校です。

 

 

室内にあるオルガン、弾いたら普通に音が出てびっくりした。

腕に自信のある方はソロ演奏できるのでどうぞ。

いい日旅立ち」とか丁度いいと思う。

 

 

最後に民家的な部屋でおしまいです。

ここのテレビでもアトムのアニメが放映されてる。

細かいところも気を抜かずに徹底して装飾していて、全国に数ある昭和館の中でも指折りの規模と本気度ではなかろうか。

表のウルトラマンはいつまで生きているか不安なので、彼の存命中に来よう。

 

 

以上。

 

 

【交通手段】高山駅から徒歩15分

【入館料】800円

【滞在時間】90分

【混雑度】★★★★(すぐ横に人)

【URL】

www.takayama-showakan.com