C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

EH酒造 酒造見学(旧 酔園)

安曇野市にあるEH酒造に来たのですが・・この建物は何だ。結婚式場かホテルか、はたまた幸福の科学か。どうみても私の知っている酒造ではない。

しかしこれこそEH酒造の酒造場なのです。中に工場すらあるのだ。

 

 

概要

アクセス

最寄り駅は大糸線梓橋駅、徒歩10分です。大糸線は1~2時間に1本のローカル路線なので時間は要確認です。

松本駅からバスでもあれば楽なんですけど、私の知る限り無さそうだ。大きい酒造では無いので観光地化はさせてないようですね。

 

見学申し込み方法

メールか電話で申し込みができます。訪問日時と人数を伝え、対応してもらえるか確認しましょう。アドレス・電話番号は下記のページから。

www.eh-shuzo.com

アポなし突撃も出来ないわけでは無さそうですが、酒造側も社員数は限られているので、事前予約したほうが確実でしょうね。

料金

無料です。やったぜ。

入館したら、受付で見学したい旨を伝えましょう。ガイドさんが案内してくれます。 

・・やはり、酒造とは思えない内装ですね。ビジネスホテルのロビーかな?

 

 内容1 酒造場を見学

ガイドさんの案内で酒造の現場に来ました。同じ建物の2Fにあるのだ。外装からは全く予想は付きませんね。

ここは米を洗ったり蒸したりする部屋だそうです。酒造りのシーズンでは無かったので誰も居ませんが、シーズン中は職人の働くさまが見られるかも。  

次に、もろみタンクのエリアに来ました。

地面に埋まっている円形のシルバー物体が、タンクの頭部分です。あれを開けると、下のタンクがあるんですね。金具をドアップで撮っているわけではありません。 

奥の方に長い棒が立てかけてあります。あれを用い、職人が手作業でタンク内のもろみをかき混ぜるそうです。おぉ、すさまじい重労働だな。

オートメーション化しないということは、それによる味での利点が大きいんでしょうね。

展示品として、江戸時代に使っていた竹製の棒もあります。3mくらい。手に持たせてもらったんですが、かなり重いし、長いので重心が取りづらいです。

皆さんも自宅で1番長い洗濯竿を握って野球のバットみたいにブンブン振り回してみると良い。きっと手がめっちゃ疲れるし、家の壁はズタズタになると思う。

麹を振りかけた蒸米を寝かせる部屋です。これも酒造りシーズン中は作業の様子が眺められるそうな。店先で蕎麦打ちやってる蕎麦店みたいである。 

出来上がった酒を貯蔵するタンク部屋です。もろみタンクから管が繋がっていて、移送されてきます。オートメーション出来るところはガンガン採用しているようです。

全体的に設備が新しく、何より足場が安定しているので安心しますね。古い酒造だと、崩落しそうな足場で作業しているところもありますからね。あれはあれで面白いですが。

 

内容2 試飲タイム

さて、お楽しみの試飲タイムです。またオシャレな部屋に来ましたな。 

ガイドさんに「どういうお酒がいいですか?」と言われたので、「とりあえず全部ください」と答えました。厚かましくてすみません。

そしたらこんなに出てきました。日本酒9種類に加えて、リンゴとブドウのリキュールが1種類ずつ。どれも美味い。いやー最高やね(恍惚)

試飲部屋はショップにもなっていますので、気に入った品をお買い上げどうぞ。

 

今でこそ「EH」なんて不思議な名前していますが、起源は江戸時代まで遡る由緒ある酒造です。2002年にEH(株)の傘下に入って改名はしましたが、それ以外は変わりなく、元からいた杜氏さんや社員さんが継続して働いているそうな。

 

おしまい

 

【滞在時間】40分

【混雑度】★(誰も居ない)

【URL】

www.eh-shuzo.com