猿ヶ京関所資料館
猿ヶ京温泉のあたりにある資料館です。
群馬県高崎~新潟県長岡を結ぶ三国街道が通っていたことから関所もあったので、その資料を展示しています。
入口にどでかいイノシシ?君がいますが、一体なんなんですかね。
特に説明は無かった。
駐車場のほうにも藁で作られた巨大な像がやたらあるんですが、とりあえずスルーで行きましょう。
今年は暖冬だというのに、ここでは雪がちらついていて寒いのである。
敷地のなか。
奥にある建物の中に入ります。
入館料は200円。
・・普通に人んちですね。
館員さんが「まずはコタツに入って説明を聞け」と言うので、そうすることに。
というわけでコタツに入ったわけだが、これがトラップだ。
暖かいからついウトウトしてしまって、説明を全く覚えていない。
まったく何してるんですかね。
覚えていることと言えば、関所全体を描いた図。
今いる建物は、関所の係員の住居だったそうな。
説明が終わったので起き上がって、館内を見回ります。
関所と言うことで、江戸時代の旅人グッズです。
携帯用のそろばん。
ミニ硯が2つも付いている、1つあれば十分な気がするが。
朱肉もあるのでハンコも押せるよ。
首から下げる用の財布。
道中は物騒なので、銭は分散して色んなところにしまっていた。
足に括り付ける用。
一方でこちらの形は現代っぽい。
行灯です。煎餅ではありません。
畳んでいるだけです。
「馬上杯」というもの。
馬に乗っているときに飲む用の盃、ではなくて足の長い盃を指す。
騎乗のときに飲んだら飲酒運転である。
そもそもこの盃、足ながいのか?
こちらは関所を通る時に必要な、通行手形。
この資料館は「江戸時代のパスポート館」を自称しているのだが、珍しい通行手形を置いてまっせということらしい。
これは飛脚用のもの。
郵便配達人は毎日街道を通るから、いちいち手形発行してもらってたんじゃ商売にならないので、特別にこの札を許可証としていた。
これは女性の通行手形。
「入り鉄砲に出女」なので、女性に対しては監視の目が厳しい。
女性に見紛うような美男子の場合は、関所の規定によると「乳」か「前」を改めるらしい。
要するに服を脱げ、ということ。
ちょっと直球すぎやしませんかね。
(宿場町のご飯)
三国街道は北国大名により参勤交代時に使われ、また金山のある佐渡島への往来のために頻繁に使われた。
宿場町は儲かって良いですねえ、というわけではなく、大名が通るたびに人員や金銭を拠出しなければならんので、むしろ負担が大きかったそうな。
縁側みたいな部屋。
江戸時代の僧 良寛が三国街道を通ったというので、それで像を置いている。
通っただけで、特に何をしたわけでもないようです。
凧。良寛が書いたのかな?
達筆ですねえ(すっとぼけ)
奥に僅か1畳程度の間があるのだが、用途はよくわからん。
書斎か?
一人になりたいときに引きこもるのに適してそう(適当)
こちらは納屋。
板に文字と絵が描かれている。
「鎌」「椀」「はゐれ」=かまわん入れ、という意味です。
縄のゴミみたいなのが置いてあるが、ゴミでは無くて「けづり花」と言います。
正月の松を下げた後に飾るもので、削った木で作るそうな。
これを飾れば田んぼは豊作・・ほんとかなぁ。
最後の部屋は、また三国街道ネタです。
旅装の絵なんて描かれている。
女性verも。
かわいい(こなみ)
「おがんしょ巡り」のポスター。
猿ヶ京には地蔵や神社などの祈りスポットが幾らかあるので、ぜんぶ回ってパワーを得よう的なもの。
所要3時間30分だそうです、健脚の方はどうぞ。
車で回るのは反則です。
館内おしまい。
庭園があるというから見る。
いやぁ、広々として立派な庭園ですね!
あぁ、寒いから温泉入ろう。
以上。
【入館料】200円
【滞在時間】30分
【混雑度】★(だれもいない)
【URL】