泉美術館
広島市にある泉美術館に来たのだが、なぜかデパートがあるのだった。
どういうこっちゃと当惑したが、この建物の5Fにある模様。
この美術館は、株式会社イズミの社長夫妻のコレクションをベースに展示している。
広島を本拠にするスーパーマーケットのチェーン店です。
スーパーと美術品って全く共通項ないので意外な感じがするが、関東でもヤオコーの美術館が川越にあったりするので特段奇特なわけではない。
(Wikipediaから)
イズミの社長は戦後の広島駅前で闇市の屋台を始め、それがこの会社の起源だそうな。
なんかいきなり仁義なき戦い感がでてきて怖いんですけど、半世紀前のことなので多少はね。
展開している店舗には「ゆめタウン」「ゆめモール」など、”ゆめ”が名称に付いている。
だからこのロゴ、「ゆめ」って読ませるんでしょうね。
あぁ、そうっすか(脱力)
あけましておめでとうございます。本日より企画展「広島の洋画家 迫田嘉弘・難波佳子」が始まりました。広島を拠点にご活躍中のお二人。合計20点をご出品いただきました。ぜひご覧ください。#美術館 #広島 pic.twitter.com/DKEi1lnkh4
— 泉美術館 Izumi Museum (@IzumiMuseum) 2019年1月2日
(館内の様子)
絵画のたたき売りでもしてるのかしらとか思ってたら、どうみても正当な美術館でした。
入場料は300円と安めだけれど、高級感あって清潔な展示室に、比較的大きなサイズの絵画が掛けられていたり、彫刻作品が置かれたりしていた。写真の通り。
部屋のサイズは小規模であり、展示品は20点~30点ほどだったかと思う。
これくらいが気軽に見れるので一番楽と言えば楽である。
ティールームも併設されていて、ケーキセットで500円だから、美術館にしては良心的な価格じゃないだろうか。
そのケーキはスーパーでも出しているのかな?(すっとぼけ)
\いよいよ明日開幕!!/
— 泉美術館 Izumi Museum (@IzumiMuseum) 2019年7月10日
「カープ物語」展、明日7/11(木)からはじまります。
展示内容もイベントも昨年よりグレードアップしております!
ぜひご来場ください! pic.twitter.com/VKbuw9p48E
正統派と思わせつつ、地元特有イベントもあります。
有名なのは広島カープ特集である。
カープの歴史やグッズを展示しまくる人気企画で、毎年やっている模様。
ファンはぜひご来場いただいて、読売倒しましょうね。
(熊谷守一『蟻を見る』)
展示品の中で、個人的に面白かったのは熊谷守一のこの絵。
どでかい蟻が画面を堂々と動き回っており、シンプル過ぎて小学生でも書けそうな気もするが、そのため存在感を主張しまくってくる。
こういうデカい蟻、たまに居るでしょ。
たかが蟻といえども大きいやつは気味が悪いし、潰すのが億劫になるが、この絵見てるだけでそんな嫌な蟻に面している気分になるわ(誉め言葉です)
(熊谷守一『水滴』)
『水滴』に至っては、絵心が壊滅的に無い私でも描ける気がする。
しとしとぴっちゃん、しとぴっちゃん。
シンプル過ぎるゆえにあまり気合を入れなくても見られるし、頭に入りやすいところが良いだろうか。
何も考えずにボケーっと眺める絵、としてはナンバーワンかもしれない。
(ズビネック セカール『Obydlí I』←読めない。Zbyněk Sekal – Wikipedie チェコ語版ウィキ)
展示品は絵画に限られず、彫刻もあります。
セカールの作品です、セガールではありません。
よくわからんけど、世界的な彫刻家らしいよ(こなみ)
調べて分かったことがあれば追記します。
こうした芸術作品の他、陶磁器も展示されていた。
もうなんでもありだな。
様々なジャンルの美術品を、お手軽な価格で楽しめるのでした。
以上。
【入館料】300円
【混雑度】★★(他に2~3人)
【滞在時間】40分
【URL】