C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

鈴木酒造 酒蔵資料館

 

さいたま市の岩槻にある鈴木酒造に、日本酒の資料館があるというから行ってみた。

岩槻には岩槻城があるし、城下町には蔵元があるものだ。

 

 

しかし蔵の前に吊るされている杉玉、なんだか形が歪じゃないか?

あんまり丸っぽくない。

ぼさぼさのSUUMOって感じである。

 

まずはこれがフラグであった。

 

 

なにはともあれ入館します。

1Fは普通に販売所。

 

 

資料館は2Fとなっている。

受付に一声かけて上がります。

無料です。

 

 

階段をあがりました。

・・ん?

 

 

左手にずらっとならぶのは書画の数々。

 

 

右手にも書画と、日本画

 

あの・・酒グッズは?

 

 

どうもこの部屋はギャラリーのようで、外部に貸出しているらしい。

でも作品について特に説明が無いので、リアクションとか取れないんだよなぁ。

酒と芸術は説明不要!ということだろうか。

 

 

 

そそくさと見て、次の部屋へ。

 

 

次は民具の展示ホールだった。

酒グッズは?(再確認)

 

 

いろいろ置いてあるのだが、ここでも特に説明は無いので、やっぱりリアクションが取れない。

酒と民芸品に説明は(以下略)

 

 

少し綺麗目な調度品は、ケースに仕舞われております。

この酒造は1871年開業と言うことなので、それだけ過去の品も保管しております。

 

 

そんな中で片隅に並ぶ、芸術品っぽいもの。

 

 

裸婦がギター弾いてます。

さっきのギャラリーは和風系だったから、雰囲気あわないとして追い出されてしまったのだろうか(憐憫)

どことなく表情も暗いけれども、それは照明が暗いからというのもあるかもしれない。

 

 

ようやく酒関係の展示が来ましたね。

 

 

設備が近代化される前の、酒造りの道具ですね。

 

 

しかし照明が暗い。

当時の酒造の雰囲気を味わってもらうためか、はたまた電気代節約のためか。

公式HPに載っている展示室の写真を見ると、もっと照明が明るい部屋のイメージがありましたけども(チラッ)

 

 

そして特に説明がない or あっても暗かったり説明書が遠いところにあったりして、読みづらい。

うーむ。

 

この辺は生酛づくりの道具ですかね。

桶に蒸米・水・麹をいれて、櫂(ここでは「鬼棒」と言われている?)で長時間すりつぶして、乳酸菌を発生させると言うやつ。

 

 

酒袋。

できおわったもろみを入れて、上から押して絞るやつ。

 

 

もろみを酒袋に移し替えるときに桶を使うけれど、桶の名称が「たぬき」と「きつね」。

キツネは、見た目キツネっぽいからこういう名前になっている。

タヌキはただの丸桶ですが、キツネと対比するために命名されたのだろうか。

 

 

火入れをするときに使う「蛇管」。

これ自体は熱湯の入った釜の中に沈める。

蛇管の管の中に、出来上がった酒を通して発酵を止める。

 

 

製品となった日本酒は、こんな陶磁器に入れて店頭で販売しましたとさ。

カッチョ良い。

 

 

展示されている品は結構貴重な物なんでしょうが、飾り方がアレなんで、あまり根入れて見る気になれませんねぇ。

予習して来れば良かったんでしょうけど。

 

この絵は明治時代の有名な浮世絵師が、鈴木酒造の酒造りについて描いたものらしい。

当時の様子を伝える重要な情報なのだが、いかんせん絵の保管状態が悪くて、ボロボロで一部みえません。

 

 

こちらの絵に関しては半分以上が削れている。

もう何かいているんだか分かりませんね。

ゲルニカです」って言っても通用するんじゃない?

 

 

最後に、ぽつんとTVがあります。

このTVも明治時代のものかな?

 

ここで日本酒の作り方についてのビデオを見ることが出来る。

 

 

なおTVとビデオは電源切ってあるので、セルフサービスとなっております。

自分で電源を入れて再生し、終わったら切りましょう。

 

 

だからその通りに電源入れて再生しようと思ったのだが、ビデオの方が全く動かない。

巻き戻されてないのか?と思って、巻き戻しボタンを押すも、表示されるのは一面の砂嵐。

 

数分いろいろ試みましたが、ダメだったので諦めました。

もう私のような年寄りにはビデオの扱い方がわからんのじゃよ、DVDやPCにしてくれないと。

 

 

以上

 

 

【交通手段】岩槻駅から徒歩15分

【入館料】無料

【滞在時間】30分

【混雑度】★(だれもいない)

【URL】

www.sakekura.net