C級スポット探索日記

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各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

南部美人(酒造見学)

岩手県の日本酒代表銘柄の1つ、南部美人では酒造見学を受け付けているのでやってきました。

この酒造は海外輸出にも力を入れていて、エティハド航空エミレーツ航空の機内で提供されているそうです。アラブの富豪がグビグビ飲んでいるのかな?

 

 

概要(アクセス・申し込み方法・料金)

www.nanbubijin.co.jp

東北新幹線が停車する二戸駅から徒歩20分の距離です。

申し込みは上のリンクから出来ますが、実施期間は酒造り期間中の11月~3月、平日の午後のみとだいぶ絞られています。

見学費用は1,000円です。

(画像は公式HPより)

現地に着いたらまずはショップに入り、酒造見学の予約をしていることを店員さんに伝えましょう。ここで料金を支払います。

お土産として手ぬぐいが2種類のうちから1つ選べます。普通に購入もできます。1,000円(税抜)で。あれ、見学料と値段いっしょだな。

 

酒造り工程を見学します

さてツアーの始まりですが、酒造り真っただ中なので至る所に道具やモノが積まれております。気を付けて歩こう。

最初に見たのは地下に貯められている仕込み水です。近くの峡谷から流れ出る伏流水だそうな。

スマホなんて落としたら戻ってこないばかりか、仕込み水を汚した賠償金を要求されるかもしれない。ひえ~撮影には細心の注意が必要です。

最新型の釜で米を蒸しているところです。見た目的には最新には見えないですけどね。スマートウォッチみたいに外見は普通だけれど、実は体温や心拍数が測れるのかもしれない。蒸気で溢れています。

レトロな釜も使っていて、1時間ほど米を蒸します。蒸した後は冷ますのですが、麹用なら40度、もろみ1段階目用なら20度~30度にまで下げるなど、用途で様々なんだそうな。

酒米も見せてもらいました。南部美人特製、二戸産「ぎんおとめ」です。独自開発の酒米って良いですね。

岩手県は全体としてオリジナル酒米に注力しており、ほかにも「芳梅」「結の香」などあるようです。

酒母です。オールみたいな櫂でぐるぐるかき回すのが一般的だが、南部美人ではなんと手で直接混ぜ合わせるのだ。すさまじい労力である。櫂でやるよりも、米が潰れなくて良いそうな。

もろみの製造場に来ました。足場をのぼって2F部分におります。通路が相当狭い上に機材も飛び出しているので結構な障害物コースである。

あと足場が板なんですけどギシギシ言ってて割とスリルある。 ガイドさんは慣れているのでスイスイ進んでしまいますが、こちらはアウアウである。

もろみタンクの中では発酵の真っ最中で、泡がぶくぶくしております。足場が危ないので、すべって中へダイブしないよう気を付けよう。気を付けるポイント多いな、この酒造。

出来上がったもろみはこの管を通って圧搾機に掛けられます。しかし管ほっそ!

大量のもろみを押し出すわけだから、相当パワーの強い機器と管なんでしょうね。

圧搾機です。ぎゅうぎゅう絞って原酒を出し、濾過して火入れしておしまい。ちゃんちゃん。

 

お待ちかねの試飲タイム・・だが・・

さて酒造見学と言えば最後に恒例の試飲タイムです。楽しみですねぇ。

出てきたのはこちらの大吟醸・・・1種類だけ。これだけ。これまで行ったよその酒造見学では5種類以上出してくれたんですけどね。

これが無料の酒造見学なら納得なんですけど、1,000円はらってるからそれなりに期待しませんか?しませんか、そうですか。

 

見学料=手ぬぐい料?

ここで冒頭に戻るんですけど、お土産として手ぬぐいもらってるんですよね。あれ1,000円なんです。酒造見学も1,000円です。

見学料の1,000円って、手ぬぐい買わせているだけではないのか。手ぬぐい要らんので、そのぶん試飲を充実させてほしい(飲みたいだけ)

 

いうわけで非常にガッカリしたので、私は南部美人をもう飲みません。赤武酒造のファンになります。

ちなみに酒造場を案内してくれたガイドさんは丁寧で、こちらの質問にも快く答えていただきました。

 

おしまい

  

【交通手段】二戸駅から徒歩20分

【参加料】1000円

【滞在時間】30分(見学時間は20分ほど)

【混雑度】★★(他に2~3人)

【URL】

www.nanbubijin.co.jp