京王フローラルガーデンANGE
ここは京王多摩川駅おりてすぐのところにある、植物園。
この一帯は戦前には「京王閣」なる巨大レジャー施設があったところ。
戦後になると敷地をじゃんじゃん売り飛ばしており、その直接の跡地かどうかは知らんが、1956年に「東京菖蒲園」なる施設を開園している。
入場料は500円。
京王の運賃の安さと比べると、わりと高いね。
その東京菖蒲園、のちに「京王百花苑」と改名したが、入場客激減のため1993年休止→1997年廃園というコンボを決めている。
それが2002年に大幅リニューアルをして復活したのが、この施設。
なお戦前は楽しいレジャー施設だった京王閣は戦後に「京王閣競輪場」として転生した。
よって周辺は、ギャンブルな紳士淑女方が集まる“お察しください”な環境であることが想像されるので、少しでも彩を添えようという趣旨から開園されたと思われる(適当)
クリスマス期間と言うことで、イルミネーションが施されている。
通常は日中しか開園していないのだが、この期間は夜間も営業しております。
イベントホール。
1日6,500円で貸してもらえるらしい。
来年は、あなたがここでクリスマスライブをどうぞ。
この日は、ハンドベルとかバイオリンの演奏会をやっていた。
傍らにあるミニガーデン。
この辺もクリスマス仕様。
サンタの皆さん。
小屋の中では、こちらもクリスマスライブを開催中。
さて奥の方に進むと、急に殺伐としてくる景色。
園内を流れているドブ川。
クリスマス向けではなさそう。
反対側。
この川沿いにある花壇は「カナルサイドガーデン」と命名されているので、園内では運河認定されているようなのだが。
コンクリートの岸壁といい都市水路感が全力で出ているので、ちょっとどうにかなりませんかね(請願)
ゾンビに襲われた町の廃墟みたいになってきたが、季節的に仕方ないものと思われます。
そういえば前身の京王百花苑時代は、園内での流しそうめんが有名だったらしい。
時代を感じるなぁ。
洋風ガーデンの片隅に、ぽつんと石碑が建っている。
近くに説明書きもあったのだが、文字が薄れて読めなかった。
「井上篤太郎」という字があったが、この人は京王電鉄の創業者にあたるので、功績を讃えているものと思われる。
讃えるにしても、どうしてこの場所にしたんでしょうね。
スペースあるから?
だだっ広い芝生。
ポツポツと置いてあるのは、キャンドルナイト用の鉢です。
夜になると点火するってさ。
奥の方へ進んでいく。
この木、「サヨナラ」というらしい。
さよなら、さよなら(小田和正並感)
枯れ散っているローズガーデンなどを横目に進むと、明かりが見えてきた。
ここはBBQゾーンになっている。
こんな寒い時期にやる人いるのかと思ったら、普通にテント内でやっていた。
夏みたいに暑さや人でゴチャゴチャしてないから、逆に良いかもしれない。
寒くなければ。
夜になりました。
イルミネーションのはじまり。
うーむ、さっきの殺風景と変わってクリスマス感が出ているな。
暗くなったので、余計なものが見えなくなったということも、一因であろう。
キャンドルも付き始めた。
ただキャンドルは園内に大量にあるのだが、従業員の人がチャッカマンで一つ一つ点火しており、キャンドルの量に対して作業スピードが全然間に合ってない感じであった。
ちょっと企画部門、あとで来てもらって良いかな?
奥の廃墟ゾーン(直球)でもキャンドル点火されたのだが、写真を撮ったらこうなった。
なんだこれは(たぶん手ブレ)
以上
【交通手段】京王多摩川駅からすぐ
【入場料】500円
【混雑度】★★★★(すぐ横に人)
【滞在時間】40分
【URL】