C級スポット探索日記

C級スポット探索日記

各地の資料館・博物館・珍スポを回り倒すのが趣味です。転勤族(神奈川→埼玉→長野)

久慈レトロ館

 

道の駅くじ の中に、久慈レトロ館なる施設があると聞いてやってきた。

久慈駅から徒歩15分程度で来れる。

 

 

建物2Fに、そのレトロ館はあります。

道の駅内にあるということで多少薄まってはいるが、それでも若干の禍々しさを感じる入り口である。

 

 

チケットは、レトロ館の対面にある事務室に声掛けをして購入する必要がある。

300円。

 

 

入り口を入ったところ。

 

 

いきなり大量の水が置かれている。

これがレトロ要素ですか(すっとぼけ)

 

 

ここまでは通路であり、本番はここから。

 

 

最初の部屋。

館内は撮影可能だと、事務室の人が言っていた。

 

 

展示は主に昭和期のグッズ。

もともとレトロ館のオーナーが、久慈市内で「おもちゃ博物館」「戦後のくらし博物館」など5つの資料館をやっていたが、ここに一本化した模様。

 

 

5つも資料館やるって、どれだけコレクション持ってるんだか・・

「戦中の防空壕跡」という大変キニナル施設も運営していたそうだが、そこは休止されている。

残念。

 

 

銭湯の入り口。

男性は女性の入り口から、女性は男性の入り口からはいれる、貴重な機会である(迫真)

 

 

コーラの自販機。

1962年から登場したもので、現在の自販機に繋がる画期的な技術をもたらしたもの。

というわけで「未来技術遺産」という指定を国立科学博物館から受けている。

なにげにすごい。

 

 

銭湯の中に入りました。

番頭はプーさん。

 

 

銭湯っぽい背景が書かれていますが、海女さんとか潜水ヘルメットなどのご当地グッズが自由に埋め込まれています。

 

 

柔道の神様こと三船久蔵は久慈出身なので、この人も描かれている。

「空気投げ」という、相手にほとんど触れずにぶん投げる技を編み出したらしい。

最強か?

 

 

こっちは、より銭湯ぽいですね。

 

 

太い蛇口もあって、それらしさを感じる。

 

 

しかし貼られているのは、久慈と別に関係ない芸能人の写真。

たぶん館長が好きなんだろう。

銭湯要素は上がったが、久慈要素は下がったので結果相殺なのであった。

 

 

銭湯の次は、おもちゃ横丁。

 

 

通路の両側にショーケースがあり、これでもかとオモチャが詰め込まれている。

 

 

戦後のパチンコ。

触れるの禁止なので、残念ながらプレイは出来ません。

 

 

現代のように暴走する前の、元祖おそ松。

 

 

懐かしい絵柄。

私は最近CM見てないが、まだ放送しているのだろうか。

 

 

 

カールおじさん(生前)

なにげに志村けんが広告塔になっている。

 

 

ペコちゃんグッズ。

 

 

ほんわかとした気分の最中、ところどころに「触ると防犯ブザー鳴ります」というパワーワードがあり、こういう系の資料館に共通する強烈な個性を感じ取ることができる。

 

 

ソフトクリームを首から下げてますが、その位置はまずくないですかね。

 

 

タバコ屋さんはサザエさんが店番をしている。

 

 

微妙にずれている首。

そして「防犯ブザー作動します」の張り紙。

つよい(確信)

 

 

鉄人28号

右の宇宙人は、福島のUFOふれあい館でも会った子かな。

 

 

まだまだ展示は続きます。

 

 

リカちゃん人形ずらずら。

 

 

ここで貼り紙があり、リカちゃんには姉「リエちゃん」という存在がいたことが語られている。

 

リカちゃん母は、フランスでリカちゃん父と出会い、そこで「リエちゃん」が生まれたそうな。

リエちゃんは成人してリカちゃん母のブティックを手伝うようになるが、リカちゃん母に新たな子供が生まれると、リエちゃんは姿を消してしまったという・・

 

 

なお現在リカちゃんのプロフィールを公式HPで見ると、姉の存在などどこにも書かれていない。

実際、リエちゃん人形が存在したのは1972-1974のみ。

 

恐らく当初はテキトーなキャラ設定でやっていたのが、リカちゃんファミリーの設定を精緻化するにあたって辻褄が合わなくなったので、リエちゃんの存在自体を抹消することにしたと思われる。

リカちゃん母は33歳の設定で、23歳くらいでリカちゃんを生んだことになっているので、既に成人している姉の存在はどうみてもおかしいのである。

 

こわいなータカラトミー。盗んだトミカで走り出す。

 

 

近代的なオモチャばかりですが、東北伝統のこけしも一応おいています。

 

 

ユンケル。

初代の人形なので、26万円する貴重なユンケル。

 

 

チョコボールさん。

 

 

銀の缶詰?

こんな原爆みたいな形してたっけ(不謹慎)

 

 

君たちは倉敷の貯金箱博物館で見たぞ。

ビクターの犬だな(キャラクターという意味です)

 

 

赤電話。

過去に繋がっていて、あなたの大事な人に電話を掛けられるらしい。

さすが東北、ここでイタコ要素まぜてきますか。

 

 

オモチャゾーンを抜けると、商店街っぽくなる。

 

 

コレクション集めた人のアピールポスター。

演歌歌手でもやってるのだろうか。

「“一人で”コレクションした」と主張したいあたりが、やはりパワフルですね。

 

 

ところで、さっきの張り紙では金田さんという人がコレクターとなっているが、レトロ館のHPを見ると館長は中野さんという人になっていて、この人もコレクションが自らのものであることを述べている。

 

コレクター達が各々の所有物を持ち合って、ここを開設したと言うことだろうか。

となるとさっきの金田氏の「一人でコレクションしました」宣言はなんなんだ・・

 

 

棚の隙間から、レトロ神社なるところへ行けるそうです。

地味な参道だなー。

 

 

レトロ神社。

とにかくスペースが無くて狭い。

オモチャの棚に追いやられてしまったのだろう。

 

 

祀られているのは、草履。

上向きの草履は運勢が増すんだそうな、初耳だ。

 

 

傍らにはビリケンさん。

君は大阪では?と思ったが、もとはアメリカで幸運の神として評判になり、明治時代に日本に輸入されて、特に通天閣に飾られている像が有名になったもの。

 

足をさすればなんだかご利益があるんだと。

 

 

一方で、その反対側に居るケロヨンは足を負傷している。

ビリケンさんと一緒に足なでられすぎた為だろうか。

 

 

最後に、いくつか並んでいる店舗をみる。

 

 

電気屋さん。

オーディオやレコードが大量に押し込まれている。

ラクタ置き場のようだ(侮辱)

 

 

こっちは床屋。

 

 

居酒屋。

名前がリカちゃんになっている。

あんたも好きねぇ。

 

 

酒のポスターの手前に酒瓶がいっぱい並んでいるので、なんだか仏前のようである。

 

 

 

終点の壁にはちゃんとお決まりの装飾が。

 

 

以上。

 

【交通手段】久慈駅から徒歩15分

【入場料】300円

【滞在時間】30分

【混雑度】★★(他に2~3人)

【URL】道の駅くじ 久慈レトロ館 レトロコレクション伊助