神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

C級スポットを主に巡るブログです。C級スポットとは、「メジャーな観光地(A級スポット)・ちょっと変わった観光地(B級・珍スポ)ですらない、楽しめるかはその人次第の場所」という意味です。と言いつつ、普通の観光地にも行きます。地域別カテゴリは最下段から。

水戸城二の丸展示館

 

水戸城は跡形なくなってしまったが、その跡地にこんな資料館があります。

この一帯は水戸城の二の丸にあたり、藩主の御殿が築かれていたが、明治維新後には徳川的な施設を追い出して跡地に学校・図書館などを建てて文教地域となった。

 

 

近年整備がされたようで、水戸駅前の雑然とした様子とは打って変わった落ち着きを見せている。

「水戸学の道」という名前で散策ルートになっている模様。

道中で尊王攘夷でもしつつ歩けば良いのだろうか。

 

 

資料館の対面、白壁の向こうには茨城大学付属の幼稚園があり、お子様方のけたたましい騒ぎ声が聞こえてくる。

 

 

資料館の西隣は水戸市立第二中学校。

江戸期には彰考館という施設があり、水戸藩2代目である徳川光圀が全国から学者を集めて『大日本史』製作という歴史編纂事業をしていたところ。

 

ずいぶんご立派な校門ですが、中学のDQN達に壊されないといいですね(ほのぼの)

 

 

入館料は無料です。

まぁミニチュアな資料室である。

 

 

水戸城の模型。

なお左上にある三の丸に弘道館が存している。

 

 

だいたいの展示品は、水戸城跡からの発掘物。

それと並んで大日本史が置かれている。

 

徳川光圀が始めた『大日本史』編纂事業だが、完成したのは1906年のこと。

250年ほど掛かってるんですけど、ちょっとこれはどういう計画だったんですかね黄門様。

 

 

ところで弘道館の資料室にも大日本史は置いてあったのだが、あちらは撮影禁止だった。

でもこっちは撮影可能である。

まったく分裂している、幕末の水戸藩のようだ(どや顔)

 

 

見るからに発掘されたものたち。

 

水戸城の歴史は意外と古く、12世紀には地方の豪族である馬場さんが館を構えていた。

15世紀に江戸氏が馬場氏を倒してチャンピオンになるが、16世紀には佐竹氏に分捕られる。

そして江戸時代を迎えると、関ケ原の際に佐竹氏は東西どっちにつくか曖昧な態度で終わったため、終戦後に家康によって秋田に怒りの左遷。

 

 

佐竹の後釜として結果的にやってきたのは、家康の11男である頼房。

9男が継いだ尾張・10男の紀州とともに、徳川姓を許された御三家として名高いが、どうも官位や石高では前2者よりかなり劣っており、すでにこの時点で「魅力ない県 怒涛の最下位」フラグを立てていたのかもしれない(適当)

 

 

発掘品もろくな状態でみつかってないですね(追い打ち)

 

いろいろすっとばして明治になった1873年、廃城令が出されて全国の城はお取り壊しになる。

しかし水戸城は、その前年に何者かによる放火があり、建造物は幾らか既に無い状態だった模様。

うーん(卒倒)

 

(二の丸跡に出来た茨城県立図書館)

 

廃城した跡には学校や図書館が入ってきて、文教地区として整備された。

しかし『大日本史』の編纂作業が未だに終わっていないので、これは水戸徳川家の宿題に。

作業拠点であった彰考館はこの地区から出されて偕楽園の方へ移され、そのあと何度か引っ越して1906年に完成を迎える。

 

(戦後の第二中学校)

 

そのまま終わりでは勿体ないと思ったのか、1909年に彰考館文庫なる施設を開館。

これも大戦中に焼けてしまって保管文書の大半を失ってしまったようだが、生き残ったものは現在の徳川ミュージアム内に眠っております。

 

しかし岡山藩主とかは維新後にすごい勢いで貧乏になって後楽園を手放したのに、先祖が先延ばしにしまくっていた事業をちゃんと片付けるとは、さすが徳川家。

 

 

 

館内では映像も流れている。

水戸の弘道館とか偕楽園が日本遺産に指定されているので、その解説ビデオなのだが、なんと進行役がペリー提督であり、流暢な日本語でお話しされている。

 

ペリーって水戸に一度も来てないと思うんですけど、どうして彼を抜擢したんですかね。

それにペリーさん、日本遺産なんてマイナーな制度、よく知ってますね。

 

 

 

あとは近所のお子様が書いた習字とか絵とかが飾られているよ。

水戸城の歴史について、ほんとにちょろっと説明する施設でしたとさ。

 

以上

 

 

【交通手段】水戸駅から徒歩15分

【入館料】無料

【滞在時間】20分

【混雑度】★(だれもいない)

【URL】

www.mitokoumon.com